1週間のベトナム旅行費用を大公開！予算を抑えるコツ
東南アジアの中でも比較的治安が良好なベトナムは、女性や男性の一人旅や1週間程度の中期旅行の旅先としても人気があります。
しかし、1週間のベトナム滞在となると、どれくらいの費用が必要なのか迷ってしまいがちです。航空券から宿泊費、現地での食事や交通費まで、具体的に知りたいですよね。
この記事では1週間のベトナム旅行でかかる費用の相場や、予算を抑えるためのコツを詳しく解説します。リーズナブルに楽しむ方法も含め、現地での予算をしっかり立てられるようにサポートします。
当サイト「タビスパ」はベトナム主要観光都市のハノイ、ダナン＆ホイアン、ホーチミンを中心にスパ、現地ツアー、レストラン各種の予約手配を承っています。是非ご利用ください。
ベトナム旅行1週間の費用相場は5万円～10万円
ベトナム旅行で1週間滞在する際、かかる費用は旅行のスタイルや時期によって大きく異なります。基本的な費用項目として、「航空券、宿泊費、食費、交通費」が挙げられます。現地で遊ぶ娯楽費用としては、「スパ・現地ツアー・お土産・施設入場料」が挙げられます。
ベトナムは東南アジア諸国の中でも物価が比較的安いため、予算をしっかり立てれば円安の今でも低予算で十分楽しめる旅行が可能です。一般的な費用相場は、一人あたり5万円から10万円程度（基本項目を除く）が目安とされています。次に、費用の内訳や予算立てのコツを見ていきましょう。
1週間の旅行予算をどのくらい見積もるべきか
1週間のベトナム旅行では、宿泊費と食費のバランスが重要です。予算としては、10万円を見込むことで余裕のある旅行が可能です。観光や移動を考慮し、都市間移動が多い場合はプラス2～3万円を見積もるとよいでしょう。
1週間のベトナム旅行の航空券代はどれくらい？時期による価格の変動
航空券はベトナム旅行の中でも大きな費用の一つです。一一般的に、日本からベトナムへの往復航空券は時期や航空会社によって大きく異なり、LCC（格安航空会社）を利用することで5万円程度に抑えることができます。
一方でANAやJAL、ベトナム航空といったレガシー航空は8万～11万円が相場となります。繁忙期（ゴールデンウィークや年末年始）には価格が倍近くになることもあるため、旅行時期の選択が予算を左右します。
早期に予約することで安価な航空券を確保することができ、特にLCCは価格が変動しやすいため、数ヶ月前からの予約が理想的です。
また、1週間のベトナム旅行の場合、時期によっては1日違うだけで料金が大きく異なることもあるので、日取りはよく確認すると良いでしょう。
LCCとフルサービス航空会社の違い
LCCは基本的にサービスを最小限に抑えることでコストを削減しています。一方、フルサービス航空会社では、荷物の預け入れや機内食などが料金に含まれるため、安心して快適に旅行したい方には向いています。
1週間のベトナムのホテル宿泊費用：予算に合わせた選択肢
ベトナムにはさまざまな宿泊施設があり、予算に応じて高級ホテルからリーズナブルなゲストハウスまで幅広い選択肢があります。ホテル費用も1泊あたり数千円から数万円まで幅広く、旅行者のニーズに合わせたプランが選べます。
1週間のベトナム旅行であれば、ホテルの予算もしっかりと決めないといけません。1週間ずっと同じホテルに宿泊する必要はなく、前半の3日間は安ホテルで、後半の3日間は4つ星ないし5つ星の高級ホテルに宿泊する、といった旅程もおすすめできます。
ベトナムのハノイやホーチミン、ダナンなどの宿泊費の相場
ハノイやホーチミン、ダナンといった観光都市のホテル宿泊費は高いイメージがありますが、実はベトナム主要都市のホテルは供給過多の状態が続いているため、都市部でも比較的リーズナブルで泊まることができます。
市街地の観光の中心エリアであっても、安ホテル～3つ星であれば1泊あたり2,000円から6,000円程度で宿泊可能です。高級ホテルでも日本に比べると安価に宿泊でき、1万～3万円で泊まることができます。
ベトナム旅行1週間の食事の費用。現地の食費とレストランの選び方
ベトナムの食費は日本に比べて非常に安く、食事に関してはいくらでも予算を抑えることが可能です。屋台やローカル食堂での食事は一食あたり200円から300円ほどで済み、現地人向けレストランでも500円以内で食べることができます。
ベトナムの名物料理「フォー」や「バインミー」は必ず試したい料理です。さらに、高級レストランでの食事も日本より安価で楽しめるため、イタリアンやフレンチ、ステーキ料理など贅沢な食事をする機会を作るのもおすすめです。
1週間のベトナム旅行は食費もかさむが過度な節約は禁止！
ベトナムでは屋台や食堂を活用すればどこまでも食費を抑えることができます。しかし、1週間毎日ローカル食だと飽きてしまいますし、何よりもお腹を壊す確率が上がってしまいます。
また、同じベトナム料理でも当然のことながらレストランで食べるベトナム料理の方が美味しいです。旅費を抑える=食費を節約と考えがちですが、節約はほどほどにしておきましょう。
ベトナム旅行の1週間の交通・移動費用：タクシーとバスを使いこなそう
1週間のベトナム旅行では移動手段とそれぞれの交通費もしっかりと考えておきましょう。ベトナムではタクシーや路線バス、配車アプリ「Grab」、バイクタクシーを利用することで、効率的に移動ができます。
ベトナムの市内の移動では通常タクシーとGrabの利用がおすすめです。バイクタクシーは交渉時にぼったくられる可能性があるほか、いまでは多くのバイクタクシードライバーがGrabに移行しています。
また、ベトナム国内を移動する際の交通手段としては長距離バスが高い利用価値を誇りますが、市内における路線バスはベトナム語ができないと乗りこなすのは難しいと言えます。
ベトナム旅行者向けの主要都市間の移動方法と費用
ベトナム国内を移動する際には長距離バスや飛行機が一般的です。都市間を結ぶ長距離バスは片道1,000円から2,000円程度で利用でき、飛行機の場合は国内便が1万円前後で手配できます。
タクシーとGrabを比べると、Grab の方が3割ほど安くなることがほとんどです。例えばホーチミン市内中心部の移動であれば200～300円で行けますし、ドンコイエリアからタンソンニャット空港までも600～1000円で行けます。
1週間のベトナム旅行は「Grab」を活用しよう！ポケットWiFiはタビスパで
ベトナム滞在中は「Grab」アプリを活用することで、現地での移動がスムーズになります。事前に料金を確認できるのでぼったくられる心配もなく、地元民も利用するため都市部での観光に非常に役立つツールです。
ただし屋外でネット接続が必要となるので、現地でポケットWiFiをレンタルすると良いでしょう。
ベトナム旅行1週間のお土産の費用はいくら用意すればいい？買い物の注意点も
ベトナムでのお土産は「しっかりとしたお土産とチープ雑貨」、「お土産ショップと市場」を上手く使い分けましょう。しっかりとしたお土産や食品類はお土産ショップで買うようにして、チープ雑貨類は市場やナイトマーケットなどを利用して安く買うのが良いでしょう。
1週間のベトナム旅行を計画する場合は、なるべく旅行の後半にお土産を買うようにしましょう。旅行者によっては滞在ホテルや都市を変えたりと移動が伴う場面も考えられるため、なるべく身軽さを維持するようにするのがコツです。
お土産購入時の注意点と値段交渉のコツ
ベトナムでは市場や小さな店舗での値段交渉が一般的です。特に観光客が集まる場所では価格が高めに設定されていることが多いため、交渉を試みると良いでしょう。ただし、大勢の人が集まる市場では値段交渉中にスリをする輩もいるので注意してください。
また、市場でお土産に食品を購入するのはおすすめできません。市場は高温多湿の環境で野ざらしで商品が放置されているので、パッケージされていても確実に食品は劣化しています。
1週間のベトナム旅行で旅費・費用を抑えるための3つの方法
1週間を想定するベトナム旅行で費用を抑えるためには、航空券の早期予約と割引セールの利用、宿泊費の節約、そして現地での食費と交通費を賢く管理することが重要です。
これらのポイントを押さえることで、よりリーズナブルな旅行が実現できます。
1週間のベトナム旅行で一番節約できる費用は航空券！フラッシュセールを利用しよう
航空券を安く購入する方法として真っ先に思いつくのはLCCを利用することではないでしょうか。実はそれ以上に大幅に費用を節約できる方法が、「航空会社が不定期に実施するフラッシュセールを利用する」ことです。
フラッシュセールは不定期かつ数時間から数日間しか開催しないため見逃しがちですが、この期間中は大幅な割引があり、ANAやベトナム航空でもLCCレベルまで航空券を値下げすることがあります。フラッシュセール期間を把握するためにも、できれば航空会社のプロモーション情報の受取通知をONにしておくと良いでしょう。
ベトナム旅行1週間は長い！ホテルや現地ツアー費用をお得にする方法
ホテル宿泊費を抑えるには、上述したように1週間すべて同じホテルに宿泊するよりも、旅程を前半と後半に分けてホテルのグレードを変えてみるのがおすすめです。また、現地ツアーを安価に予約するには、英語ガイドのツアーに参加するのも手です。
ベトナム旅行の1週間の食費や移動費用を抑えるための具体的な対策
1週間のベトナム旅行では最低でも21食あり、それ以外にも屋台や市場で間食することもあるでしょう。食事の費用はローカルな屋台や市場で食べることで抑えることができますが、メリハリが大切です。1日1食は少し奮発して高級レストランやガイドブックに掲載されているようなお店に行くのが良いでしょう。
また、交通費はGrabを利用することで安く移動できます。都市間の移動には長距離バスと飛行機をうまく活用することで、さらにコスト削減が可能です。長距離バスは安いですが、移動時間がかかるため、例えばホーチミンからダナン、ハノイなどに行く場合はためらいなく国内線（飛行機）を利用するのがおすすめです。
まとめ：ベトナム旅行1週間の費用は工夫次第でいくらでも節約可能
今回の記事では、ベトナム旅行1週間にかかる費用の相場や、旅費を抑えるコツについて紹介しました。予算を立てる際のポイントをおさらいしましょう。
この記事のポイント
- 航空券や宿泊費、食費、移動費などの予算と大まかな1週間の旅費
- LCCやフラッシュセール、屋台を活用することで費用を抑える節約術
1週間のベトナム旅行では費用をしっかり把握することで、大幅な節約が可能です。ただし、より充実した旅行にするためにも、あまり過度な節約はおすすめしません。ぜひ今回の記事を参考にして、思い出に残るベトナム旅行を実現してください！
Writer／この記事を書いた人
古川 悠紀トラベルライター
大学卒業後、日本で販売店営業、外資（米国）メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとして東南アジア各国を周遊・居住し旅行生活経済の記事を請け負う。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム（アルク出版）」、「複住スタイル（英和出版）」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。