【最新版】ホーチミン市内の移動手段!旅行者必見

初めてホーチミンを旅行する上で大切な現地情報が「ホーチミン市内の移動手段」です。ホーチミン市内の観光名所やレストラン、スパなどに行く場合は、どのような交通機関を用いればいいのでしょうか。

そこで、今回はホーチミン旅行者は必ず押さえておきたいホーチミン市内の移動手段をすべてご案内するとともに、費用や安全面などを含めて、おすすめの移動手段もご紹介します。

【ホーチミン】タンソンニャット空港から市内までの移動手段
ホーチミンの空の玄関口であるタンソンニャット空港。同国際空港からホーチミン市内中心(市民劇場、ベンタイン市場)まで行く移動方法、移動手段をご案内します。
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目次

    2023年以降の新しい移動手段か!「ホーチミンメトロ1号線(地下鉄)」

    ⒸHCMCMETRO
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    ハノイでは2022年より試運転が始まった、ベトナム初となる市内循環型の市営地下鉄ですが、ホーチミンでは2023年より運行開始予定となっています。最初の開通となる1号線はホーチミン市内中心のベンタイン市場から隣町のスイティエン公園までを繋ぐ路線図となっていて、市民だけではなく旅行者の足としても期待されています。

    ちなみに現在ベトナムには長距離列車はあるものの、ディーゼルのため速度が出ず、地方へ行く際も、バスを利用するのと比較して、所要時間はほぼ変わりません。

    ホーチミン市内観光の移動手段の主軸は「タクシー」

    電車が開通したとしても、各観光名所を結ぶわけではありませんので、ホーチミン旅行者にとっての市内観光におけるメインの移動手段は、変わらず「タクシー」となります。旅慣れた方もビギナー旅行者も、基本は何処へ行くにもタクシーが基本となるでしょう。

    ホーチミン市内には複数のタクシー会社が走っていますが、大手は「MAILINH(マイリン)」と「VINASAN(ビナサン)」。とは言え、悪質なドライバーも多いので、乗車時はメーターを確認することも忘れないようにしてください。ホーチミン市内であれば流しのタクシーがたくさん走っているので、手を挙げて呼び止めてください。

    流しのタクシーを捕まえるのに困ることはない

    東南アジアを渡り歩くバックパッカーの強者(つわもの)旅行者もみんなが口をそろえて言うのが、「ベトナムではタクシーを捕まえるのに困らない」ということ。

    ホーチミンの観光エリア及び近隣地区であれば、どこを歩いても流しのタクシーを捕まえることができます。また、もし周りをみわたしてタクシーがいない場合は、利用したお店の人に電話でタクシーを呼んでもらうことも簡単です。

    ホーチミン市内にたくさん見かける白タクに気を付けて

    白タクとは、タクシー会社に属さず、個人で勝手にタクシー業務を行っている違法車です。乗客を騙すため、上記で挙げた有名なタクシー会社のロゴのマグネットをつけていたりします。乗ってしまうと料金メーターが高速で上がったり、わざと遠回りされたりするため、絶対に乗らないようにしてください。

    ホーチミン市内郊外に多いバイクタクシーも馴れれば便利な移動手段

    東南アジアではタイやインドネシアなど、どこでも見かけることができる「バイクタクシー」。バイク天国のベトナムでもそこかしこで見つけることができます。最近は市内中心部をGrabといった配車タクシーが流行り始めているので、おじさんのバイクタクシーは追いやられていますが、それでも外国人が多いエリアやちょっと郊外に行ったところでは、まだまだ現役です。

    ガイドブックではぼったくりに遭うこともあるので、なるべく避けるようにと記載されることが多いですが、最初に交渉さえできれば、むしろおすすめできる移動手段でもあります。

    ただし、ガイドブックにもあるように、ベトナムのバイクタクシーは企業が経営しているのではなく、全員が個人で勝手に無許可営業をしているので、トラブルがあったら当人同士で解決しなければなりません。

    ホーチミン市内のバイクタクシーからぼったくりを避けるために

    ホーチミン市内を観光中、バイクタクシーからぼったくりに遭うとしたら、

    1.前払いをしてしまい、目的地に到着後に再度請求される
    2.交渉で決めた料金以外にチップを要求される

    この2つが挙げられます。バイクタクシーやタクシーも、ベトナムでは原則前払いはありえません。もしドライバーが「先に払え」といってきたら、ぼったくられる可能性が高いので、別のドライバーを探しましょう。

    ホーチミン市内から郊外(隣町)へ行くならバスもおすすめの移動手段

    ホーチミン市内から郊外(隣町)へ行くならバスもおすすめの移動手段

    例えばホーチミン市内や近郊のレストランや博物館、スパなどに行くためにバスに乗ることはありません。バスを利用するときは、隣町の中華街チョロンやダムセン公園、スイティエン公園、町離れにあるバスターミナルなどに行くときとなります。

    ローカルバスでは車掌からチケットを買うのですが、ベトナム語のみのやりとりとなりますし、途中下車の場合はどこで降りていいかも分かりません。初めてのホーチミン旅行者にとっては、なかなか乗りこなすのが難しい乗り物となります。

    とはいえバスは乗り物では一番安い。移動手段ではなく観光の乗り物として楽しんでみては

    タクシー、バイクタクシー、そしてバスの中では最安値を誇るバス。片道は約25円から30円程度で行くことができます。また、メコンデルタ地方やムイネー、ダラットといった他の観光エリアに行く際も長距離タクシーが利用できます。やはり片道は1000円程度と非常に安いのが魅力です。

    バスをホーチミン市内観光における移動手段として利用するのではなく、観光の乗り物として1~2駅程度乗って、雰囲気だけでも楽しんでみてはいかがですか。

    ホーチミン市内を走るGrabタクシーは近年で最も人気の移動手段

    日本ではウーバーイーツが知られていますが、ベトナムではウーバーを買収したGrab(グラブ)が大きな市場シェアを握っていて、ホーチミン市内であれば通常のタクシーよりも料金は安く、市民のメインの移動手段となっています。

    Grabのドライバーはご覧のように緑色のジャンパーを着ているので、すぐわかります。またGrabはスマホで呼び出すことができますが、バイクと車の双方を選ぶことができます。

    Grabは配車アプリとなるので、利用するためにはスマホでアプリをダウンロードしなければなりません。ただし、Grabは東南アジアを中心にどこでも利用することができますので、アジア旅行好きであればアプリをダウンロードしておくのがいいでしょう。

    Grabは現金払いとカード払いを選ぶことができますし、テキストチャットでやりとりする際は、自動翻訳機能も付いています。料金も通常のタクシーよりも半値程度で利用することも可能です(雨のときは一時的に高くなります)。最初は操作に戸惑うかもしれませんが、慣れれば非常に便利ですので、通常のタクシーと併せて使ってみてください。

    タビスパのおすすめの移動手段は「Grab」

    タビスパのおすすめの移動手段は「Grab」

    ホーチミン市内で利用できる配車アプリはGrab以外にも何社かありますが、料金はほぼ変わらないのと、Grabは別の国でも使えるので、使い方を覚えておく意味でも、まだ使ったことがない人には強くおすすめしたい移動手段となります。

    Grabを利用する際の注意点としては、「近場だと断られる」、「雨の日は突然料金が2倍になったりする」などですが、通常のタクシーと異なり、事前に料金が決まっているのはぼったくりが多いベトナムでは大きな魅力に映ります。

    ホーチミン市内の移動を徒歩でする場合の注意点

    ホーチミン市内の移動を徒歩でする場合の注意点

    ホーチミンはハノイと違い、ホーチミン市内の中心部に観光スポットが集まっています。ドンコイエリア、ベンタイン市場、聖母マリア教会、統一会堂、戦争証跡博物館などは、すべて歩いて行くことができるので、ホーチミン市内観光では徒歩も立派な移動手段に数えられます。ただし、それは道に迷わなければの話。

    日中は炎天下ですので、地図を片手に旅行バッグを背負って町をさまようのは体力的に精神的にも大変です。そんなときは、迷わず流しのタクシーやGrabを捕まえるようにしましょう。