ホーチミンから行くムイネーの旅!ツアーの選び方と注意点をご案内!

ベトナムのホーチミン旅行で滞在中「南国リゾートも満喫したい!」という欲張りの旅行者は、1泊2日から行けるムイネー行きの現地ツアーに参加してみてはいかがでしょうか。今回はホーチミン発ムイネーツアーの内容や注意点、より満足度の高い時間を送れるポイントをご案内します。

目次

    せっかくのベトナム旅行。ホーチミンの都市観光だけじゃ物足りない!

    せっかくのベトナム旅行。ホーチミンの都市観光だけじゃ物足りない!

    ホーチミンはベトナム最大の都市であり、東南アジアで近年急成長を遂げた有数の街でもあります。ホーチミン観光ではスパやグルメ、ショッピングといったアジアの街ならではの楽しみ方がある一方で、「せっかく海外旅行に来たのだから、南国リゾートを体験したい!」という旅行者の期待にはいささか応えられてはいない様子も見受けられます。

    そこでおすすめしたいのが、今回ご紹介する南国リゾート地「ムイネー」です。ホーチミン在住日本人の中でも「ベトナム国内でムイネーが一番好きな観光地」と絶賛される大人気のリゾート地です。

    ムイネーはホーチミンからツアーに参加しよう!自力で行くのは困難

    ムイネーはホーチミンからツアーに参加しよう!自力で行くのは困難

    ムイネーはホーチミンから車でおよそ5時間強北東に走ったところに位置する、南シナ海に面する観光地です。ヌクマム(魚醬)の特産地でもあるファンティエットにある一部エリアがリゾート地として開発されています。

    しかし、2021年末時点では、ムイネー及びファンティエットには国内空港がありませんので、ホーチミンからの交通手段は列車か長距離バス(ツアーバス)となります。列車はファンティエット内を通っていますが、駅からムイネーまでは遠いので、基本は現地人であってもツアーバスを利用します。

    そして、もちろんのことツアーバスはベトナム語のみとなりますので、ホーチミンのどこから出発するのか、またムイネーのどこで降りるのかを乗務員や運転手に伝えなければなりません。そのため、ホーチミン旅行者がムイネーに行く場合は、原則現地ツアーに参加することとなります。

    ホーチミン発ムイネー1泊2日現地オプショナルツアーの中身とは

    ホーチミン発ムイネー行きの具体的なツアー内容は各旅行会社によって異なりますが、おおよそのムイネー現地の流れは共通しているので、下記にてご紹介します。

    ホーチミン発ムイネー行きツアーの始発と帰路の時間

    ホーチミン発ムイネー行きツアーの始発と帰路の時間
    ムイネーにはバンガローの宿泊施設がたくさんある

    旅行会社が催行しているホーチミン発のムイネー行き現地ツアーは、その多くが1泊2日プランとなっています。朝の7時から8時にツアーバスにて出発して、午後の2時前後に到着します。その後観光を開始し、翌日のお昼過ぎに再びツアーバスでホーチミンへと戻り、ホテル解散時間はおよそ夜の7時から9時頃を想定しています。

    ただし、1泊2日ではムイネーの定番観光スポットを巡るので精一杯となり、リゾートホテルを十分満喫するのが正直難しいです。せっかくリゾート地に来たのだから、ホテル内の屋外プールやレストラン、スパ、カフェバーなども利用して、ムイネーの南国バカンスを満喫したいところですよね。

    ムイネーの現地ツアーは基本は1泊2日。延泊はできる?

    ムイネーの現地ツアーは基本は1泊2日。延泊はできる?
    バンガローでも室内は清潔。屋外風呂もあり!

    そこで考えたいのが「延泊して2泊3日にしてもらいたい」というものですが、実はほとんどの旅行会社は請け負っていません。なぜなら、旅行会社が手配するツアーガイドとツアーバスはホーチミン発となるので、自分たちだけ延泊の希望をすると、他の参加者が困ってしまいます。

    ただし、もしムイネー行きのツアーの参加者が自分たちだけであれば、延泊も可能かもしれません。しかし、その場合はツアーガイドと運転手、そしてバスを延べ3日間貸し切ることになるので、当然ツアー代金は相応にかかってしまいます。それでも良ければ、旅行会社に相談してみるといいでしょう。

    ホーチミン発のムイネーツアーで訪れる観光地をご案内!

    ムイネー行きの現地ツアーに参加したら、どのような観光スポットに行くことができるのでしょうか。旅行会社が催行するムイネーツアーの中で、共通している観光地をご紹介します。

    美しいマーブル模様の石灰岩が見どころ!「妖精の渓流(フェアリーストリーム)」

    美しいマーブル模様の石灰岩が見どころ!「妖精の渓流(フェアリーストーム)」

    地球の歩き方といったガイドブックでも必ず紹介されているこちらの観光地は、「妖精の渓流(フェアリーストリーム)」と呼ばれる小川です。足のくるぶしが浸かるほどの水位の小さな川が500mほど一本道で続いています。

    両脇に絶壁のように聳える岩石は石灰岩となります。潮風に浸食され、さらに海風が運んできた黄砂や白砂が混じりあって、美しいマーブル模様ができあがっています。

    インスタ映えすること間違いなしの自然景勝地となりますので楽しみにしてください。

    チャンパ王国の遺跡探索!「チャム塔(ポーハイ遺跡)」

    チャンパ王国の遺跡探索!「チャム塔(ポーハイ遺跡)」

    かつて中部から中南部沿岸地域に勢力を築いたチャンパ王国の遺跡です。ダナン郊外にあるミーソン遺跡はユネスコ世界遺産に登録されていますね。ムイネーにあるチャム塔は規模は小さいですが、祠堂は世界遺産で見ることができるそれと全く同じものとなります。赤レンガ造りの独特な建築様式は日本では決してみることができない貴重な遺産となります。

    ムイネー市街中心に広がる砂丘で砂滑り!「イエローサデューン」

    ムイネー市街中心に広がる砂丘で砂滑り!「イエローサデューン」

    ムイネー観光のメインストリートは海に沿って続いていて、そのすぐ先に広がるのがご覧のイエローサデューンと呼ばれる砂丘です。海風が運んできた黄砂を長い年月かけて積み重ねて山となった砂丘で、観光客は小高い頂上からソリ滑りをして楽しむことができます。

    もしツアーに組み込まれていたら、ツアーガイドがソリ滑りのスポットに案内してくれますし、ソリも行商のおばちゃんから借りてくれるので安心してください。

    ムイネーツアーのハイライト!「ホワイトサデューン」

    ムイネーツアーのハイライト!「ホワイトサデューン」

    おそらくムイネーツアーのハイライトとなるのが、こちらの「ホワイトサデューン」です。イエローサデューンと異なり、こちらは美しい白砂が遠く向こうまで広がっています。

    イエローサデューンはムイネー市街中心部にあるため、常に多くの観光客で賑わっていますが、ホワイトサデューンは郊外に位置しているので、それほど人の気配はありません。

    バギーに乗って砂丘を走ることができる
    バギーに乗って砂丘を走ることができる

    ホワイトサデューンは自由に砂丘に立ち入ることができるわけではありません。入口の受付でジープに乗るか、バギーに乗るかを選択することができます。

    ただし、ホワイトサデューンはムイネー外れに複数のスポットがあり、行く場所によってはバギーやジープはなく、徒歩で砂丘を散歩することになります。これは旅行会社の催行するツアーによって異なります

    ムイネーのツアーでビーチには行かないの?

    ムイネーのツアーでビーチには行かないの?

    ムイネーは一応はビーチリゾートですし、ご覧のようにムイネービーチと呼ばれる海水浴場があります。実はカイトサーフィンのメッカで、国際大会も開催されるほどメジャーなビーチなんです。

    しかし、ムイネー市街のメインストリートから外れているため、ツアーではなかなか立ち寄る機会がありません。

    ツアーバスの車窓から望めるムイネーの美しい漁村風景

    ツアーバスの車窓から望めるムイネーの美しい漁村風景

    こちらはムイネのメインストリートを直進し、イエローサデューンに向かう道中に見ることができる風景です。多いときには100を超える漁村が停泊していて、砂浜では市場に並ぶ前の獲れたての魚介を売る行商が多くいます。夕日どきも美しいですので、ツアーの行程が終了したあとに、自分たちで訪れるのもいいでしょう。

    ムイネーツアーではホテルも楽しみ!ホーチミンとはまるで違う環境

    ムイネーツアーではホテルも楽しみ!ホーチミンとはまるで違う環境

    ホーチミンは都市部となるため、市内のほとんどのホテルは高層ビル型となります。しかし、旅行者の中には「南国のホテルといったらこれでしょ」といった自分なりのイメージを描いている人もいるはずです。南国のリゾートホテルと言えば、
    1.海が目の前にあり、夜はさざ波をBGMに就寝できる。
    2.オープンカフェや屋外レストランがあり、名物を堪能できる。
    3.屋外プールやスパを楽しめる。
    といったホテルに憧れている人ならば、ムイネーはドンピシャです。

    南国らしいハンモック

    ムイネーのホテルは砂浜に沿って建つオンザビーチとなりますので、オーシャンビューの部屋であれば、窓から美しいインドシナ海を見ることもできますし、歩いて20秒で砂浜にたどり着く、といった立地も普通です。

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    これからホーチミン旅行を計画している方は、是非現地でムイネーツアーへの参加を検討してみてください。日本とはまるで違う風景と環境を目の当たりにすると、「海外旅行ってやっぱりいいな」と心から実感します。

    上記でご紹介したように、基本は各旅行会社の催行しているムイネーツアーは1泊2日となるので、少しだけ滞在日数を増やして、ホーチミンと2都市周遊を満喫していってください。

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