ベトナム旅行!観光ビザの取得は必要?
日本からベトナムに旅行に行く人は年間70万人以上にのぼります。おいしい食べ物がたくさんあり、物価も安くショッピングだって思う存分に楽しめます。そんなベトナム旅行ですが、初めて行く人の場合は、ちょっと複雑なベトナムの観光ビザ事情について事前に把握しておくのをおすすめします。
自分がどれに該当するのか、ベトナム旅行で観光ビザの取得が必要になるのはどんな時なのかをご案内します。
ベトナム旅行で観光ビザが必要ないのはどんな時?
まずこれからご紹介するのは、日本に国籍がある方がベトナムに行く場合に観光ビザが必要になるのかどうかになりますので、国籍が日本籍ではない方は対象とはなりません。
また、ここでご案内しているビザ情報は2019年12月時点のものとなります。ベトナムは法律が頻繁に変わるので、都度最新情報を確認することをおすすめします。
ベトナム旅行でビザが必要ない条件
・ベトナムへの滞在が15日以内の場合
・日本からの往復航空券か、もしくはベトナム以外の第三国への渡航航空券がある場合
・以前ベトナムを訪れた場合は出国日の翌日から起算した時に31日以上が経過している
・ベトナムに入国する時にパスポートの残存期間が6か月以上ある場合
・観光目的でのベトナムの入国
上記条件でベトナム旅行をする場合に限り、観光ビザは必要ありません。ベトナムに行く前にパスポートの有効期限は必ず確認しておきましょう。
ベトナム旅行で観光ビザの取得が必要な場合は?
では、どんな時に観光ビザの取得が必要になるのでしょうか。例えば15日を超えて滞在する長期滞在の場合だったり、以前ベトナムを出国してから30日以内にベトナムに再入国する場合は、観光ビザを取得する必要があります。観光ビザを取得した場合は“最長3か月”までベトナムに滞在することができるようになります。
ただし、こちらも滞在理由が“観光”であることが条件となります。観光ビザの申請からベトナムに入国するまでは最低でも2日以上空けるのが条件となっていますので、ベトナム旅行が決まり、観光ビザを取得しなければならない場合は、早めに観光ビザの取得手続きをすることをおすすめします。
基本的にはオンラインで入力したビザの申請書と一緒にパスポートを領事館あてに郵送するだけです。1週間程度で手続きが完了したビザが届きます。
もし即日発行手続きを行いたい場合は、大使館や領事館などに直接行って手続きを行う必要があります。(東京・大阪・福岡にあります。)ビザを発行してもらった場合は、その場で内容に不備がないかどうか確認するようにしましょう。
ベトナムの観光ビザにはどんな種類があるの?
ベトナムの観光ビザが必要になったとき、どんな観光ビザを申請すべきなのか迷いますよね。
ベトナムにどの程度滞在するのか?他国に行く予定があるかどうかでも取得するビザの種類が変わります。もしベトナムに行く日程がどの程度になるのか決まっていない人は3か月までの滞在ができ、他国に何度でも行き来できる「3か月マルチ」をおすすめします。
他国に行く予定がなく、ベトナムへの滞在を最長3か月まで伸ばすのであれば、「3か月シングル」で十分です。1か月以内の滞在であれば「1か月シングル」もしくは他国への行き来ができる「1か月マルチ」のビザを取得します。この4種類の中から希望にあった観光ビザを探すようにしましょう。それぞれ観光ビザによって申請料でかかる金額が変わります。
他にもベトナムに行く理由によっては「ビジネスビザ」だったり、イミグレーションの手間で取得できる「アライバルビザ」などもあります。
ベトナム旅行ではビザ事情をしっかりと把握しよう
ベトナム旅行は滞在日数によっては観光ビザが必要になります。ほとんどの方は15日以下の滞在だと思うので、観光ビザは免除されるので大きな心配はいりませんが、個人旅行で予定していたよりも滞在が長くなってしまう可能性がある場合は、日本にいるうちからビザを取得しておくと安心することができます。