ベトナムコーヒーの種類は?現地で人気のコーヒーを紹介

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ベトナム旅行では、街中のカフェでローカルの人たちがゆっくりコーヒーを楽しむ光景をよく見かけます。実はベトナムは世界有数のコーヒー生産国として知られ、日本とは少し違う独特のコーヒー文化があります。

この記事では、ベトナムコーヒーの種類や特徴、現地で人気のブランド、ベトナムならではのカフェ文化まで旅行者向けに分かりやすく解説します。
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目次

    ベトナムコーヒーにはどんな種類がある?

    ベトナムコーヒーにはどんな種類がある?

    ベトナムは世界有数のコーヒー輸出国としても知られており、ローカルカフェから高級カフェまで、街中にはさまざまなコーヒースタイルが存在します。ベトナムのカフェ文化はフランス統治時代に培われたもので、当初は貴族階級の嗜みでしたが、その後すぐに庶民の間にも浸透するようになりました。

    ベトナムはロブスタ種の生産大国

    ベトナムコーヒーの最大の特徴は、「ロブスタ種」の生産量が非常に多いことです。世界で流通しているロブスタコーヒーの4割以上がベトナムで占めます。

    日本や欧米では香り重視のアラビカ種が主流ですが、ベトナムでは苦味が強くカフェイン量も多いロブスタ種が広く飲まれています。しっかりした苦味と濃厚な味わいが特徴で、コンデンスミルクとの相性も抜群です。

    特に中部高原地帯のダラット周辺はコーヒー栽培地として有名で、ベトナムはブラジルに次ぐ世界有数のコーヒー輸出国として知られています。

    最近では、ダラット産アラビカを使用したスペシャルティコーヒー文化も広がっており、La Viet Coffeeのようなブランドも旅行者から注目されています。

    ベトナムコーヒーが甘い理由

    ベトナムコーヒーを飲んでみると、「かなり甘い」と感じる旅行者が少なくありません。これは、コンデンスミルク(練乳)を使用する文化が根付いているためです。ベトナムでは昔から生乳の保存が難しかった背景があり、常温保存しやすいコンデンスミルクが広く使われるようになりました。

    また、ベトナムは暑い気候のため、氷をたっぷり入れたアイスコーヒー文化が一般的です。ローカルカフェでは、小さな椅子に座りながら冷たいコーヒーをゆっくり飲む光景をよく見かけます。

    xベトナム式フィルター「フィン」の特徴

    ベトナム式フィルター「フィン」の特徴

    ベトナムコーヒーを語る上で欠かせないのが、「フィン」と呼ばれる金属製フィルターです。アルミやステンレス、陶器が素材で、カップの上に小さなフィルターを置き、ゆっくり時間をかけてコーヒーを抽出するのが特徴です。

    ローカルカフェでは、フィンから一滴ずつコーヒーが落ちる時間を楽しみながら会話をする文化もあります。観光客向けカフェだけでなく、ローカル店でも広く使われているため、ベトナムらしいコーヒー体験をしたい方はぜひ一度試してみてください。

    ベトナムで人気のコーヒーの種類

    ベトナムのカフェでは、日本ではあまり見かけない独特なコーヒーメニューを数多く楽しめます。ローカルの定番から観光客に人気のアレンジ系まで種類が豊富で、旅行中に飲み比べるのも楽しみの1つです。

    カフェスアダー|定番の練乳アイスコーヒー

    カフェスアダー|定番の練乳アイスコーヒー

    ベトナムコーヒーの代表格として有名なのが「カフェスアダー/Caphe Sua Da」です。濃く抽出したロブスタコーヒーにコンデンスミルクを加え、氷入りで飲むスタイルが特徴です。カップに注がれたコンデンスミルクとコーヒー液がきれいな二層になっている見た目にも注目してください。

    甘さはかなり強めですが、コンデンスミルクの量が少ないと、ロブスタの苦みが強いので、こういうものだと思って試しのみしてみてください。

    ココナッツコーヒー|観光客にも人気のデザート系

    ココナッツコーヒー|観光客にも人気のデザート系

    近年観光客から特に人気を集めているのが「ココナッツコーヒー」です。ベトナムの伝統コーヒーというわけではありませんが、このメニューを取り扱うカフェは最近ぐっと増えてきました。

    コーヒーにココナッツミルクや冷たいココナッツクリームを合わせたスタイルで、スムージーのようなデザート感覚で楽しめます。

    インスタントコーヒーのお土産としても売っていますが、味は「??」とちょっと違和感があるので、やはり現地で押さえておきたいコーヒーの種類の1つと言えるでしょう。

    エッグコーヒー|ハノイ名物の濃厚コーヒー

    エッグコーヒー|ハノイ名物の濃厚コーヒー

    ハノイ名物として有名なのが「エッグコーヒー」です。卵黄や練乳を泡立ててクリーム状にし、濃いコーヒーの上に乗せる独特なスタイルが特徴です。見た目は少し驚きますが、実際はティラミスやカスタードのような濃厚な甘さを楽しめます。

    発祥はハノイの「ザンカフェ」と言われていますが、現在では旧市街周辺の多くのカフェでエッグコーヒーを飲むことができます。ちなみに、もとは温かいタイプが一般的ですが、最近はアイス版を提供するカフェも増えています。

    カフェデン|甘くないブラックコーヒー

    カフェデン|甘くないブラックコーヒー

    「カフェデン」は、砂糖や練乳を入れないブラックコーヒーです。ベトナムコーヒーは甘いイメージが強いですが、ローカルの人たちの中にはブラック派も多く、特に朝の時間帯には街角カフェでカフェデンを飲む人をよく見かけます。

    ロブスタ種特有の強い苦味と濃厚な香りをダイレクトに味わえるため、コーヒー好きの旅行者からも人気があります。日本人の中でもエスプレッソを飲み慣れている人は、一度体験してみてください。

    ベトナムコーヒーの種類:ジャコウネココーヒーとは?

    ベトナムコーヒーの種類:ジャコウネココーヒーとは?

    ジャコウネココーヒーと言えばインドネシア(バリ島)のお土産として有名ですよね。昨今はベトナムでも一部で生産が開始され、コーヒー愛好家の旅行者の間で注目されています。世界的にも希少価値が高く、ベトナムの高品質のジャコウネココーヒー豆は欧米にも積極的に輸出されています。

    また、ベトナムでは観光客向けに多く販売されている一方で、品質差が非常に大きいジャンルでもあります。ここでは、ジャコウネココーヒーの特徴や味、購入時の注意点について解説します。

    ジャコウネココーヒーの特徴と味

    ジャコウネココーヒーは、ジャコウネコが食べたコーヒーチェリーの豆を利用して作られる特殊なコーヒーです。消化過程で発酵が進むことで、通常のコーヒーよりも苦味がやわらぎ、独特の香りやまろやかな味わいになると言われています。

    一般的なロブスタコーヒーよりも雑味が少なく、チョコレートのような甘い香りを感じる商品もあります。ただし、実際の味はブランドや純度によってかなり差があり、「高級=すべて美味しい」とは限りません。

    ベトナムでは偽物も多いので注意

    ベトナムでは、ジャコウネココーヒー風の商品も多く流通しています。特に観光地や市場では、香料を強く付けたものや、通常コーヒーに少量だけ混ぜた商品が「ジャコウネココーヒー」として販売されているケースもあります。

    極端に安い商品には注意が必要で、本当に高純度のジャコウネココーヒーは100g4000~7000円と高価格帯です。また、パッケージだけでは純度が分かりにくいことも多いため、専門店で説明を受けながら選ぶ旅行者も増えています。

    高純度ジャコウネココーヒーを扱うアンヌメゾン

    高純度ジャコウネココーヒーを扱うアンヌメゾン

    ハノイ旧市街には、高純度のジャコウネココーヒーを扱う専門店として知られる「Anne’s maison(アンヌメゾン)」があります。

    ベトナムでは低純度の商品も多い中、品質重視で選びたい旅行者から注目されています。ハノイ旧市街エリアにあるため観光途中に立ち寄りやすく、コーヒーやベトナムの伝統・名産品を求める旅行者がお土産探しで訪れます。

    高品質のジャコウネココーヒーを売るお店として人気
    高品質のジャコウネココーヒーを売るお店として人気
    それ以外にもあらゆるコーヒーの種類が置いてある
    それ以外にもあらゆるコーヒーの種類が置いてある
    コーヒー&お土産店「Anne’s Maison/アンヌメゾン」
    ハノイ旧市街のお土産店「Anne’s Maison」。コーヒーを中心にベトナム伝統の食品・雑貨が充実。コピルアクやバター焙煎、オリジナル配合コーヒーもおすすめです。
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    ベトナムで人気のコーヒーチェーン・ブランド

    ベトナムで人気のコーヒーチェーン・ブランド

    ベトナム旅行中は、街中でさまざまなコーヒーチェーンやブランドを見かけます。ローカル向けの大型チェーンから、観光客にも人気のスペシャルティ系ブランドまで種類はさまざまです。ここでは、旅行中によく目にする代表的なベトナムコーヒーブランドを紹介します。

    Trung Nguyen「G7」

    「Trung Nguyen(チュングエン)」は、ベトナムを代表するコーヒーブランドのひとつです。特に有名なのがインスタントコーヒーシリーズの「G7」で、スーパーやコンビニでも非常によく見かけます。

    ベトナムらしい濃厚な甘さが特徴で、砂糖とミルク入りの3in1が旅行者にも人気があります。日本に帰国後もベトナムコーヒーの雰囲気を楽しめます。

    ハイランズコーヒー

    ハイランズコーヒー

    「Highlands Coffee(ハイランズコーヒー)」は、ベトナム国内で圧倒的な店舗数を誇る大型カフェチェーンです。ホーチミンやハノイ、ダナンなどの都市部では、ショッピングモールや観光エリアでも頻繁に見かけます。

    店内は冷房&無料Wi-Fiが整っているので、旅行中の休憩スポットとして利用できます。お土産用にインスタントコーヒーやコーヒー豆も店内で販売しているので、こちらも見ておきましょう。

    La Viet Coffee

    La Viet Coffee

    「La Viet Coffee(ラヴィエットコーヒー)」は、ダラット発のスペシャルティコーヒーブランドです。ベトナムではロブスタ種のイメージが強い一方、La Viet Coffeeはダラット産アラビカを活用した高品質路線で知られています。

    現地では若いコーヒー好きのベトナム人に支持されています。ベトナムの新しいコーヒーカルチャーを感じられるブランドとして注目されています。

    まとめ|ベトナムコーヒーは種類ごとの違いを知ると旅行がもっと楽しくなる

    今回はベトナムコーヒーの種類について詳しくご案内しました。ベトナム旅行では、観光だけでなく現地のカフェに立ち寄りながら、ベトナムならではのコーヒー文化をぜひ体験してみてください。

    ベトナムコーヒーに関するよくある質問

    ベトナムコーヒーについて、旅行前によく検索される疑問をまとめました。現地での注文方法や味の特徴、ジャコウネココーヒーに関する疑問まで、旅行者向けに分かりやすく解説します。

    ベトナムコーヒーはなぜ甘いのですか?

    ベトナムでは昔からコンデンスミルク(練乳)を使う文化が広く定着しているためです。濃いロブスタコーヒーと甘い練乳を合わせるのが定番スタイルとなっています。

    ベトナムで一番有名なコーヒーは何ですか?

    旅行者向けでは「カフェスアダー」が最も有名です。濃いコーヒーに練乳を加えたベトナム定番のアイスコーヒーです。

    ココナッツコーヒーはどんな味ですか?

    ココナッツミルクやクリームを合わせた甘いデザート系コーヒーです。スムージーのような口当たりで、観光客からも人気があります。

    ジャコウネココーヒーは本物を見分けられますか?

    市場や観光地では低純度の商品も多いため、信頼できる専門店で説明を受けながら選ぶ方が安心です。極端に安い商品には注意が必要です。

    ベトナムコーヒーは日本でも買えますか?

    G7など一部ブランドは日本の通販サイトやアジア食品店でも購入できます。ただし、現地限定商品やカフェ限定豆はベトナム旅行中でないと入手できないものも多くあります。

    Writer/この記事を書いた人

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    古川 悠紀
    トラベルライター

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    大学卒業後、日本で販売店営業、外資(米国)メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとして東南アジア各国を周遊・居住し旅行生活経済の記事を請け負う。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム(アルク出版)」、「複住スタイル(英和出版)」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。