ベトナムとタイはどっちがいい?観光・物価・食事で比較!
次の海外旅行にベトナムとタイのどちらの国を選ぶべきか迷っている人は多いようです。ベトナムもタイも同じ東南アジア諸国に位置し、距離もそれほど変わりません。旅行会社の提供するパッケージ費用や、航空券代金もベトナムとタイでは大差ないので、どっちがいいか迷う人がたくさんいるようです。
この記事では、ベトナムとタイのどっちがいいのか?という質問にお答えするため、それぞれの観光地や物価、食事、旅行費用などをまとめて徹底比較します。
今回の記事をご覧いただければ、ベトナムとタイのどっちを旅先に選ぶか、自信を持って旅行プランを立てられるようになります。是非参考にしてください。
ベトナムとタイはどっちが過ごしやすい?気候情報を比較
ベトナムとタイはどちらも東南アジアに属している国で、2か国間の距離は約800km。東京ー大分間とほぼ同じです。日本からベトナムは4~6時間、日本からタイは6~7時間の空の旅となります。
ベトナムとタイの地理と気候の違い。どっちがいい?
ベトナムは縦に細長い地形で、北部のハノイから南部のホーチミンまで気候が異なります。常夏・南国と呼ばれる熱帯気候は中部以南で、代表的な観光地はダナン、ニャチャン、ホーチミン、フーコック島が挙げられます。
一方、タイは中央部の平野部を中心に国土が広がり、気候は熱帯性で一年を通じて暖かいのが特徴です。少しでも季節を感じたいならベトナムの北部ハノイ、そうでないなら、ベトナム中部と南部、及びタイを選ぶのが良さそうです。
時期で考えるベトナムとタイの選択方法
ベトナムは地域ごとに観光のベストシーズンが異なり、北部では10月から3月、南部では12月から4月が最適です。タイでは、11月から2月の乾季が観光に最適とされています。
旅行費用はどっちが安い?ベトナムとタイの物価比較
ベトナムとタイはどっちがいい?と考えている人の中には、旅行費用や現地の物価、予算を鑑みて安く済む方を選びたいという人も多いでしょう。特にパンデミック以降は世界の物価上昇及び円安のあおりを受けて、以前より東南アジアの物価安の恩恵を感じにくくなっています。
現地の物価&旅行費用はベトナムが優勢
タイのバンコクは昔から日本人に人気の観光地のため、ベトナムよりも航空券代は安く済む傾向にあります。しかし、パンデミック以降は物価上昇率が高く、以前より3~4割ほど物価高となっています。
一方でベトナムは米ドルに対して固定相場制をとっているため、物価のインフレを政府が押さえており、日本人からすると2割程度の割高感に留まっています。ベトナムはもともとタイよりも物価が安かったので、日本人旅行者にとっては今も物価安の恩恵を実感できる数少ない国がベトナムと言えます。
ホテル料金もベトナムが勝ち!高級ホテルも5000円から
ベトナムは世界的にみてもホテル宿泊料金が安い国で知られています。4つ星ホテルはハノイやダナン、ホーチミンといった都市部でも5000円前後で泊まることができます。タイでは1万円前後で受けられるホテルサービスは、ベトナムでは5000~7000円前後と見ることができ、滞在日数が増えればそれだけコストメリットが大きくなります。
観光地の魅力で決めるベトナムとタイはどっちがいい?
観光地の魅力でベトナムとタイのどちらを選ぶかを決めることもできます。タイはバンコクやアユタヤをはじめ古くから観光大国であったため、1つひとつの観光スポットがしっかりしている印象です。
一方でベトナムではまだまだ観光地化されているところは少なく、観光スポットのクオリティも低いのが現状です。しかし、ハノイやダナン、ホーチミンにしろ、市街地から車で1時間も郊外に走れば大自然を堪能できたり、ダナンでは市内中心地にビーチが広がっていたりと、都市観光とネイチャーリゾートの双方を満喫できるのが魅力です。
ベトナムのホーチミンとハノイの観光地
ホーチミンでは歴史的な建物とモダンな都市風景を楽しめます。一方、ハノイでは旧市街や伝統的な文化を体感できます。特にハロン湾やフエの遺跡群は、世界遺産として訪れる価値があります。
タイのバンコクとチェンマイの魅力
バンコクはワット・ポーやグランドパレスなどの寺院が有名です。また、チェンマイは自然豊かで、象との触れ合いや山岳部の景色が楽しめます。
ビーチの比較:ベトナムのダナンとタイのパタヤ&プーケットはどっちがいい?
南国ビーチを求めるならベトナムのダナン、もしくはタイのパタヤやプーケットがおすすめできますが、両者はどっちがいいのでしょうか?
ベトナムのダナンのビーチはハイシーズンでもそれほど観光客で込み合いませんが、タイのパタヤやプーケットは大勢の観光客が年間を通じて押し寄せています。
ベトナムとタイの食事・名物はどっちがいい?
東南アジア旅行では食事も楽しみの一つです。では、ベトナムとタイの料理を比べると、どちらが日本人の舌に合うのでしょうか。
ベトナム料理の代表的なメニューと味付け
ベトナム料理は、フォーやバインミーが代表的です。新鮮な野菜やハーブを多く使用し、米粉麺を使うのが特徴。比較的さっぱりとした味わいの料理が多く、スパイスは控えめのため日本人の舌によく合います。特に外国の独特の味付けに慣れていない子どもやお年寄り同伴の旅行者はベトナムが適しています。
タイ料理のスパイスと独特な味わい
タイ料理は日本でもお馴染みのトムヤムクンやグリーンカレーが有名です。辛味・甘味・酸味のバランスが絶妙で、多くの日本人にも親しまれています。一方で「酸っぱいのが苦手」、「辛いのは無理」という人にはなかなか美味しく食べられる料理を見つけるのが難しく、「結局マクドナルドとピザを滞在中食べてた」と言う人も少なくありません。
ベトナムとタイは初心者向けはどっちがいい?旅行の便利さと移動手段
初めて東南アジアを訪れる旅行者にとって、現地の移動手段の便利さは大切な要素です。ベトナムではハノイとホーチミンの電車はここ数年で開通したばかりなので、旅行者が使い勝手のいい移動手段として利用するのは難しいのが現状です。
一方でタイのバンコクは電車が市内を網羅しており、旅行者も観光では欠かせない移動手段の1つとなります。運賃も安いため、単純に移動手段を節約したいならタイが良いかもしれません。
両国の主要空港とアクセスの便利さ
ベトナムではハノイのノイバイ空港やホーチミンのタンソンニャット空港が主要な玄関口です。ハノイの空港から市街地までは高速道路を使ってタクシーで30分~40分、ホーチミンとダナンは下道で20分で行けます。
一方、タイはバンコクのスワンナプーム空港やドンムアン空港が中心で、国際線が豊富です。電車が直結しているため、費用・アクセスの面ではタイがやや優勢です。
ベトナムとタイは旅先にどっちがいい?旅行比較まとめ
今回の記事ではベトナムとタイの観光地、物価、食事などを比較し、それぞれの魅力を解説しました。ベトナムとタイのうち、旅先としてどっちがいいか迷っている人は非常に多くいますが、同じ東南アジアでも両者はあらゆる文化で違いが見られます。
どちらを選ぶにしても、しっかりと計画を立てることで、より満足度の高い旅行を楽しめるでしょう。