ベトナムリゾート「ニャチャン」のビーチ事情を解説

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ベトナムのビーチリゾート「ニャチャン」は、近年日本人旅行者の間でも人気上昇中の観光地です。ここではニャチャンで南国バカンスを体験したい人に向けて、マリンスポーツの内容やおすすめシーズンなど、現地のビーチ(海)事情を詳しく解説します。

目次

    おすすめの海水浴場は観光エリア中心部に広がる「ニャチャンビーチ」

    おすすめの海水浴場は観光エリア中心部に広がる「ニャチャンビーチ」

    ベトナム・ニャチャンが人気の理由の1つに「市街地に海が広がる」ことが挙げられます。ニャチャンのカムラン国際空港から観光エリアの中心まではタクシーで約15分~20分。

    ニャチャン観光の中心は「チャンフー通り(Tran Phu)」周辺となりますが、同通り沿いに広がるニャチャンビーチはニャチャン観光最大のビーチエリアとなります。ニャチャンビーチはチャンフー通り沿い7kmにわたり、どこでも泳げるのが特徴です。チャンフー通り北部のニャチャンビーチはローカルな香り漂う素朴な風景。現地のベトナム人海水浴客を多く見かけますが、岩場が多いためあまりおすすめではありません。

    一方で同通り南部のニャチャンビーチは人影が少なくなるのでプライベート感覚で海を満喫できるのが特徴です。ただし、あまりに人の気配がないと少し寂しいのと、周辺に立ち寄りたい飲食店などは一切ありません。基本はチャンフー通り中央エリアのビーチを楽しむのがおすすめです。

    ニャチャンでビーチ(海)を楽しむおすすめベストシーズンとは?

    ニャチャンでビーチ(海)を楽しむベストシーズンとは?

    ニャチャン旅行でビーチ(海)で海水浴をしたい場合のベストシーズンは4月から8月頃です。ニャチャンは熱帯気候となり、年間を通じて雨がほとんど降らない「乾季」と雨が降りやすい「雨季」に分かれています。

    ビーチ(海)を楽しみたいなら、当然乾季の時期に行きたいところです。乾季は3月から8月となりますが、2月~3月はまだ雨が残っていたり、肌寒い時間があります。また、海水浴自体は9月も問題なく可能ですが、強い雨が降りやすい時期に差し掛かるので、「泳ぐことはできるがベストシーズンではない」と言えます。

    ニャチャンでビーチを楽しめるのは乾季だけ?雨季でも海水浴できる!

    ニャチャンでビーチを楽しめるのは乾季だけ?雨季でも海水浴できる!

    よく誤解されることが多いのですが、ニャチャンでビーチ(海)を楽しめるのは乾季だけではありません。確かに乾季は晴れる日が多いので、晴天の青空の下で海水浴を思う存分楽しめます。

    しかし、雨季であっても毎日雨が降るわけではありませんし、1日降り続くこともありません。雨季の時期は1か月13~15日前後雨降りの日があり、1日複数回小一時間のスコール(集中豪雨)が降ります。

    そのため、雨が止んだあとや雨が降らない時間は乾季と同様にビーチを楽しむことができます。なお、ニャチャンは熱帯気候となるので、乾季も雨季も日中の気温は30度を超えます。

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    8月・9月はニャチャン旅行はおすすめできる?

    8月・9月はニャチャン旅行はおすすめできる?

    日本では8月はお盆、9月は3連休があるため、東南アジア旅行を計画している人も多いのではないでしょうか。

    上述したように8月は乾季の最後の月となり、海水浴のベストシーズンとなります。滞在中ほとんどの時間が晴れることになりますので、ビーチ以外のアウトドア観光、現地ツアー、市内散策も思う存分楽しめます。

    一方で9月は気温は高いですが、中旬から下旬にかけて雨降りの日が増えてきます。上旬であればそれほど雨の心配もなさそうです。

    9月にニャチャン旅行を検討している人は、雨が降ったときに立ち寄るお洒落カフェやレストラン、スパなどをピックアップしておくといいでしょう。また高級ホテルに予約して、ホテルライフを楽しむのもおすすめです。

    ニャチャンビーチ以外におすすめの海はある?

    ニャチャンビーチ以外に海はある?

    ニャチャンは上述したように、ニャチャンビーチが南北に長く広がっているのが特徴です。一般の旅行者はニャチャンビーチのみを楽しむことになりますが、実はもう少し南方へ下るとカムラン(Cam Ranh)という場所に行くことができ、こちらのカムランビーチは知る人ぞ知る美しいビーチエリアとしてベトナム人の間で注目されています。

    カムランビーチはニャチャン市街地から車で1時間ほど南下したところにあり、最近はモーベンピックなど幾つか高級リゾートホテルもオープンしました。もし旅行日数に余裕があるなら、カムランビーチ周辺で1日ほど滞在してみるのもいいかもしれません。

    ニャチャンで南国リゾートを満喫!マリンスポーツは何がある?

    ニャチャンで南国リゾートを満喫!マリンスポーツは何がある?

    ニャチャンで南国リゾートにどっぷりと浸かりたいならば、やはりマリンスポーツは王道の楽しみ方ではないでしょうか。では、ニャチャン旅行ではどのようなマリンスポーツが可能なのでしょうか。

    ニャチャンで参加できるマリンスポーツ
    ・スキューバダイビング
    ・シュノーケリング
    ・パラセーリング
    ・ジェットスキー
    ・バナナボート
    ・船上釣り
    ・シーウォーキング
    ・サーフィン

    特に2020年頃から話題となったシーウォーキングは、水中ヘルメットをかぶって海底を歩くことができる非現実的な時間を体験できます。

    ニャチャンビーチで「サーフィン」と「シュノーケリング」が一押しマリンスポーツ

    ニャチャンビーチで「サーフィン」と「シュノーケリング」が一押しマリンスポーツ

    ニャチャン観光客にとりわけおすすめしたいマリンスポーツは「サーフィン」と「シュノーケリング」です。いずれも未経験でも楽しめますし、経験者は異国の海を満喫できます。ダイビングはベトナムでも資格が必要なので、未経験者は有資格者と一緒に泳がなければなりませんが、シュノーケリングは誰でも気軽に楽しめます。

    ニャチャンビーチ沿いには幾つものマリンショップがあるので、シュノーケリングやサーフボードの購入・レンタルも可能です。

    ちなみにニャチャンの海は南シナ海となり、年間を通じて波は低いのが特徴です。ただし、9月から11月の雨季の時期は天気が悪い時に限り波が非常に高くなります。サーファーにとってはベストシーズンと言えるかもしれません。ただし台風が迫ってくると砂浜に赤旗が立ちますので遊泳禁止となります。

    ニャチャンはベトナム最大級のリゾート地。多種多様な観光ができる!

    ニャチャンはベトナム最大級のリゾート地。多種多様な観光ができる!

    今回はニャチャン旅行におけるビーチ(海)事情を紹介しました。日本人旅行者にとってのベトナムのビーチリゾート地といえばダナンが最も有名ですが、実は世界からみると、ここニャチャンが最大級のリゾート地として知られています。

    ビーチ以外にも教会・寺院巡りや市場散策、泥温泉に遊園地など多種多様な観光スポットがあるので、ニャチャン旅行を検討している人は、現地の過ごし方を日本にいるうちから考えておくのがおすすめです。

    日本/ホーチミンから行くニャチャン行きツアーを徹底紹介!注意点も解説
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    Writer/この記事を書いた人

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    古川 悠紀
    トラベルライター

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    大学卒業後、日本で販売店営業、外資(米国)メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとして東南アジア各国を周遊・居住し旅行生活経済の記事を請け負う。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム(アルク出版)」、「複住スタイル(英和出版)」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。