【最新】ベトナムの郵便事情

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ベトナムの郵便局「buu dien(ブーディエン)」では、郵便・小包を出したり受け取ったりすることができます。街中にはポストがないので、基本手紙であっても直接郵便局に行くことになります。ハノイの「ハノイ中央郵便局」、ホーチミンの「サイゴン中央郵便局」は共に歴史ある都市最大の中央郵便局で、観光名称としても人気のある建物です。観光のついでに立ち寄って、手紙を日本宛に出してみるのもいいかもしれません。

郵便局では公共料金の支払い、生命保険、マネーオーダーや送金、銀行機能が行われており、現地の人には馴染みのある場所です。

目次

    ハガキ、封書

    ハガキ、封書

    旅の思い出として家族や友達に気軽に出せるのがポストカードです。郵便局ではベトナムらしい可愛いカードを販売しているので気に入った絵柄のカードを送ると喜ばれることでしょう。ハガキに貼る切手を買うには切手(stamp)と書いてある窓口に行きましょう。係の人にTo JAPANと言えば国際用の切手を貰えます。ハガキの下の方に赤で「AIR MAIL JAPAN」と記入して下さい。

    • ハガキ(ベトナム国内) 1500VND(約7.5円)
    • 封書(ベトナム国内)〜20gまで 2000VND(約10円〜)
    • ハガキ(日本あて)11000VND(約55円)
    • 封書(日本あて) 〜20gまで 15,000VND(約75円〜)

    小包郵便・宅配

    小包郵便・宅配

    日本に住んでいる家族や友達、またはお土産等で荷物が増えた際に自分宛てに送ったりできます。送り方法は船便、航空便、EMSがあります。金額と所要日数が変わって来ますので目的に合わせて選んで下さい。手順をご紹介します。

    1.書類・荷物の確認

    まず梱包窓口(parcels and items packing)に行き書類をもらい記入します。記入が終わると書類と中身を確認され、局員の方が梱包してくれます。(関税の関係で事細かに中身を確認されるのでパッキングは確認が終わってからの方がいいでしょう)係の方にはその時に(船便/航空便/EMS)何で送るかを伝えておきましょう。段ボールはサイズに関わらず一律10,000VND(50円)で売っています。割れ物など送る場合は緩衝材は自分で用意して下さい。

    記入する内容は
    1,郵送物の名前(英語)、数量、重さ、金額
    2,送り先の住所、宛名、連絡先(日本語と英語)  

    インボイスには全ての内容、容量、値段を記入し、漏れのないようにして下さい。

    2.支払い

    確認を済ませた小包と書類を持って別のカウンターで支払いを行います。支払いはVND(現金)のみなので、あらかじめ用意しておきましょう。

    国際小包郵便(VAT 10%税別)

    船便  所要日数:約2〜3ヵ月

    2、3か月掛かりますがトラッキング機能が付いているので荷物の位置情報の確認ができます。重い荷物を運ぶ場合は船便が1番安く済ますことができます。
    約292,000VND(1,500円)〜1kgまで、+1kgごとに 30,000VND(150円)加算

    航空便 所要日数:約2〜4週間

    値段は船便より掛かりますが、その分早く着きます。トラッキング機能が付いています。
    約293,000VND(1,500円) 〜500gまで。+500gごとに 47,000VND(240円)加算

    EMS 所要日数:約2~5日 

    金額が1番高いですが、その分すぐに到着します。トラッキング機能も付きます。

    封書 377,400VND(約1,800円) ~500gまで。+500gごとに 61,800VND(約300円)加算
    小包 533,400VND(約2,700円) ~500gまで。+500gごとに 79,400VND(約400円)加算

    http://www.vnpost.vn/en-us/

    荷物を送付する際の注意

    荷物を送付する際の注意

    社会主義のベトナムでは、荷物を送る際も受け取る際にも中身を調べられます。ワシントン条約で禁止されている銃火器やベトナムで定めている禁止物がないかチェックされます。

    薬物、銃刀、100年以上経過した貴重価値のある骨董品、海賊版DVD・CD、乾電池、ポルノ関係などは禁止されています。送る前に禁止事項を事前にチェックしておきましょう。また高価な物、電子機器や現金などは盗まれることが多く、送るのは控えましょう。

    もし郵便局からではなく、民間の業者に頼みたい方は佐川急便、DHL、FedEXなどの業者もホーチミンに支店を構えています。小包郵便と比べると宅急便は少し割高になりますが、郵便局より早く日本に荷物を届けられる利点があります。ベトナムのみならず海外の郵便局では遅延、紛失は良くあるので貴重品は送らない方が無難です。またテト(旧正月)の期間には営業が止まってしまうことも気を付けましょう。

    Writer/この記事を書いた人

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    古川 悠紀
    トラベルライター

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    大学卒業後、日本で販売店営業、外資(米国)メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとして東南アジア各国を周遊・居住し旅行生活経済の記事を請け負う。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム(アルク出版)」、「複住スタイル(英和出版)」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。