【ベトナム旅行】安い時期はいつ?おすすめシーズンを解説
「ベトナム旅行に行きたいけど、いつが一番安く行けるの?」
「雨季って本当に観光に向かないの?」
「航空券とホテル代をどうすれば節約できるの?」と悩んでいませんか?
東南アジア諸国の中でも人気の高いベトナムですが、円安&物価高の昨今、ベトナムでも旅行費用は時期によって大きく変わるようになりました。
そこで、今回はベトナム旅行を計画する上での安い時期や、お得に予約するための具体的なポイントや節約術を詳しく解説します。
ベトナム旅行の安い時期はいつ?
ベトナム旅行で費用を抑えたい場合、雨季とオフシーズンを狙うのが最も効果的です。一般的にオフシーズンは「日本人が旅行をしない時期」と「ベトナム人の祝祭日以外の時期」を指します。
国内外の観光客の少ない時期は、主に航空券とホテル宿泊料金が低くなります。
結論:10月と11月はベトナム旅行が最も安く行ける時期
ベトナム旅行を最も安く行ける時期は、「10月から11月」、そして「年末年始を避けた1月後半から2月の前半」となります。この時期は比較的航空券やホテル代が安くなります。
これらの時期は観光のピークが過ぎ、旅行者が少ないため費用を抑えやすくなります。特に、航空会社がセールを行うことが多く、このタイミングを狙って予約することで大きく節約できます。
10月と11月はベトナム全国の都市で雨季となるほか、1月~2月は外国人観光客が少ない時期となります。ただし、1月2月のいずれかでベトナム旧正月を迎えることになるため、国内旅行が盛んとなり、航空券とホテルは一時的に取りづらくなることには注意してください。
オフシーズンにお得に旅行するポイント
オフシーズンに旅行する場合は、事前に天候情報を確認し、雨の多い時間帯を避ける計画を立てることが重要です。また、フレキシブルな日程で航空券を探すと、料金が安い便を見つけやすくなります。さらに、雨季のスコールの時間帯には室内アクティビティを取り入れるなど、天候に応じた計画を立てると良いでしょう。
ベトナム旅行の安い時期と費用の比較
ベトナム旅行の費用は、季節や観光地、旅行時期に大きく左右されます。一般的に、乾季の時期は天候が良く観光に恵まれた最適なシーズンであるため、航空券やホテルの料金が高くなりがちです。一方、雨季にあたる5月から10月は観光客が少なく、費用を抑えやすいタイミングです。
ベトナムは縦に長い国土を持つため、観光地によって乾季と雨季の時期が違います。
ホーチミンとハノイは5月ないし6月から11月ころまで雨季となり、12月から5月までが乾季となります。
中部ダナンは9月から11月まで雨季となり、12月から2月までは豪雨よりは日本の雨のように断続的に雨がぱらつく日が続きます。2月から8月は乾季となり絶好の観光日和となります。
乾季に訪れるメリットは、安定した天候と快適な気温により、多くの観光地でアクティビティを楽しめることです。特に、ホーチミンやダナンのビーチアクティビティは乾季がベストシーズンです。
一方、雨季にはスコールが多く発生しますが、観光地の混雑が少ない点や、航空券や宿泊費の割引率が高い点でお得です。
乾季と雨季の費用差について
乾季は世界中の旅行者がベトナムの観光地に集まるため、4つ星、5つ星ホテルの予約は早々に埋まってしまいます。また、予約がたくさん来る時期は、ホテル側が意図的に費用を吊り上げ、通常時の1.5倍以上料金を値上げすることも普通です。
一方で雨季の場合、料金は通常時の2割ほど安くなることが多く、それだけでなく集客のために「1泊につき30万ドンのバウチャーをプレゼント」、「宿泊者限定ホテルレストランのディナー20%割引」といったセールを実施しているところも多いです。
ベトナム旅行を安い時期に行く場合の格安航空券を狙うタイミング
ベトナム旅行の安い時期を狙う場合、格安航空券を狙うタイミングをしっかりと把握することが重要です。周知の通り航空券はコロナ以降値上がりしており、以前と比べると2~3割ほど割高感があります。
そのため、安い時期を狙っても体感的にそれほど安くは感じないかもしれません。一方で、LCC(格安航空会社)のセールは、時期によって通常の半額程度で航空券を購入するチャンスです。特にエアアジアやベトジェットエアなどの格安航空会社は、定期的にセールを行っており、これらを利用することで大幅に費用を抑えることが可能です。
さらに、旅行代理店のセール時期を活用するのも有効です。特に6月や10月は多くの旅行代理店がセールを行うため、この時期を狙って航空券を購入するのがベストです。また、出発日を柔軟に調整できる場合は、平日の早朝便や深夜便を選ぶことで、さらにお得に航空券を手に入れることができます。
LCCのセール時期と活用方法
LCCのセールは、旅行サイトや各航空会社の公式ウェブサイトで告知されることが多いです。メルマガに登録しておくと、セール情報を見逃さずにチェックできるため非常に便利です。また、セール中は座席数が限られていることが多いため、早めの予約が推奨されます。
予約のベストタイミングはいつ?
一般的に、航空券は出発の2〜3ヶ月前が最も安いとされています。ただし、ゴールデンウィークや年末年始などの繁忙期を除けば、これよりも早めに予約することでさらに安い価格を確保できることがあります。特に、フラッシュセールのタイミングでは非常に安く購入できるため、定期的にサイトをチェックすることが重要です。
ベトナム旅行の安い時期はANAやベトナム航空などレガシーもセールを実施する!
年間を通じてみると、格安航空会社(LCC)がセールの回数は多いものの、ベトナム旅行を安く行けるオフシーズンの時期は、ANAやベトナム航空といったレガシーキャリアの航空会社でもセールを実施しています(体感的にはJALよりANAの方がセールを実施している印象です)。
ただし、割引幅の大きいフラッシュセールは開催期間が数日と短いため、航空会社のメルマガやSNSを活用して情報を逃さないようにすることが大切です。
ベトナム旅行でホテルが安い時期と節約するコツ
ベトナム旅行が安い時期にホテルを予約する際、適切な予約時期といくつかのコツを活用することが重要です。ベトナムは観光シーズンやイベント時期によりホテル代が大きく変動し、しばしばベトナム政府自治体も適正価格を維持するようホテルに通達するほどです。
ベトナム旅行が安い時期であっても、シェラトンやインターコンチのような国際ホテルは出張者が多いため、通常時よりそれほど寝下がることはありません。
一方で3つ星4つ星で旅行会社と提携して日本人やアジア旅行者が主な客層のホテルでは、雨季やオフシーズンでは、かなり割安となるケースがあります。
ベトナム旅行のホテル予約は「事前予約」と「直前予約」を間違うな!
ベトナム旅行でホテル代を抑えるためには、事前予約と直前予約のどちらを利用するかも重要です。乾季の繁忙期は人気ホテルの予約が埋まりやすく、事前に予約することで料金を安定させることが可能です。
一方、雨季や観光客が少ない安い時期には、直前割引(通常は24時間~3日以内を指す)を狙うことでお得に宿泊できることがあります。旅行サイトやアプリを利用して価格の推移を見ながら予約することがコスト削減のポイントです。
ベトナム観光地で適用される「ロケーションコスト」とは?
また、ベトナム旅行ではロケーションコストも検討する必要があります。ホーチミンやハノイといった大都市の中心市街地は、日本の都心と比較しても遜色ないほど地価が高騰しています。
そのため、これらの場所にあるホテルはやはり宿泊料金が高く、一般的にベトナム旅行が安い時期であっても、割引幅は大きくありません。
一方で主要観光地から少し離れたエリアのホテルを選ぶことで、より安価に宿泊できます。例えば、ホーチミンの中心部から少し離れた中華街(チョロン)エリアやタンソンニャット空港周辺、ハノイではホアンキエム湖からタクシーで10分程度南方か西方に離れたエリア。ダナンではミーケビーチの繁華街から外れた南方、もしくはダナン大聖堂より西方は住宅街となるのでホテル料金が安くなります。
また、ホテルの公式ホームページから予約する場合、宿泊日数が長いと割引プランを提供しているホテルも最近増えてきました。agodaやエクスペディアのような予約サイトと比較すると良いでしょう。
事前予約と直前割引の違い
乾季の繁忙期は事前予約が推奨されます。人気のホテルは早期に予約で埋まるため、事前予約をすることで、料金が高騰するのを防ぐことができます。
一方、雨季は観光客が少なく、直前に予約することで、通常料金より安く宿泊できるケースが多いです。
ベトナム旅行を安い時期に行きたい!9月の連休の予約のコツ
日本では9月に3連休以上が2回程度あるので、ベトナム旅行に最適な時期の一つです。ベトナム現地では観光シーズンのピークを少し外れているため、比較的費用を抑えながら旅行を楽しむことができます。
また、ダナンやホイアンなど中部ベトナムのエリアは、乾季の終わりにあたり、雨季に入る直前となるため、最後の観光日和となります。
ただし、9月は中国人の中秋節があるため、9月の連休を利用してベトナムを訪れる際は、中国人にそれほど人気のないホテルや観光地を目指すことで、安くベトナム旅行を計画できます。
また、9月の連休は直前になると料金が上がる傾向のため、少しでも費用を抑えるには早めの準備が鍵となります。また、LCCのセールを活用することで、航空券の費用を大幅に節約できます。
ダナン&ホイアン旅行を9月に計画する人は「ランタン祭り」の期間を外す
世界遺産ホイアンでは、毎月旧暦14日にランタン祭りが開催されます。1日間しか開催されないため、この祭りを狙ってダナン旅行を計画する欧米人が多くいます。
そのため、ランタン祭りの日を外してダナン旅行を計画するのがおすすめです。ランタン祭りは旧暦で数えるため、毎月日にちが変わるので注意してください。
ベトナム旅行を安い時期に利用すべきお得セール情報と活用方法
ベトナム旅行のオフシーズンとなる安い時期は、旅行代理店が提供するパッケージツアーのセールも見逃してはいけません。航空券と宿泊がセットになったパッケージは、個別に予約するよりも割安で、特に初めてのベトナム旅行者にとっては安心して利用できる選択肢となります。
旅行代理店が飛行機の座席とホテルの部屋を早期に確保したいため、セールを狙うためには、旅行日の2~3か月前の申し込みが必要です。うまくいけば通常よりも数万円安く旅行を手配することが可能です。
さらに、各航空会社の公式サイトだけでなく、比較サイトや旅行予約サイトも利用することで、最もお得なオプションを見つけやすくなります。例えば、エクスペディアやトリップドットコムなどの予約サイトでは、ホテル代や航空券の割引クーポンが配布されることもあり、これらを活用することで費用を抑えることができます。
agodaではagoda経由で航空券を予約すると、ホテル代金が大幅に値引きされるサービスも実施しています。
現地オプショナルツアーの割引タイミング
現地の旅行会社やツアー会社が提供する現地オプショナルツアーの割引は、年末年始を避けたタイミングや雨季の期間に多く見られます。現地ツアーは最少催行人員が決められているため、数週間前に予約することで大幅な割引を受けられることもあります。
特に10月や2月後半など、観光客が減少する時期には割安なプランが増えるため、この時期を狙って計画すると良いでしょう。
ベトナム旅行を安く楽しむためのポイントまとめ
今回はベトナム旅行の安い時期について詳しく紹介しました。雨季やオフシーズンを活用し、航空券やホテルの費用を抑えるのがポイントです。ベトナム旅行のオフシーズンは往々に雨季となりますが、雨季でも毎日雨が降るわけではありませんし、雨は小一時間で止みますので、ベトナム全国どこでも十分楽しむことができます。
ぜひ今回の情報を参考にして、よりお得にベトナム旅行を楽しんでください。