【一時休止】ハノイ発「市内観光+バッチャン村」(ベトナム・ハノイ)のサービス

店舗詳細サービスページでは、ツアー及びエンタメスポットの詳細情報を紹介。アクセス方法からプログラム内容、雰囲気、サービスなどを詳しく解説します。日本語対応の可否、送迎サービスやチップの有無など、旅行者が気になる店の特徴も網羅。ベトナム全国を歩きまわる経験豊富のプロライターが取材・執筆しています。

ベトナムのハノイ旅行者にとっての王道の現地オプショナルツアー「ハノイ市内観光+バッチャン村観光」バッチャン村はハノイから最も近く気軽に行け郊外エリアですが、自力でタクシーで行くとツアーよりも高くついてしまいますので、バッチャン村志望の方も、是非こちらの現地ツアーを利用してみてください。

ここでは当現地ツアー内容をご紹介!実際の写真とともにイメージを膨らませて、自分にマッチしていると思ったら是非ご予約下さい(予約ページよりご予約ください)。

目次

    当現地ツアーの見どころ

    当現地ツアーの見どころ

    今回のハノイ市内観光+バッチャン村観光の見どころは2つ。1つは「ハノイ観光の要所となる観光スポットの見学」です。ガイドブックに掲載されているハノイ旅行の要所となる観光スポットを午前中にかけて回ります。

    もう1つは「バッチャン村の散策」です。現地ではバッチャン焼きを作る工房の見学をすることもできますが、それ以外の自由時間も楽しみです。のどかな陶器の町を歩くだけでもいいですし、お土産探しをするのもおすすめ。ハノイ旅行らしい時間を満喫することができます。

    8:30 ホテル出発

    サザンブリーズのワゴン

    ホテルを出発するのは朝の8時30分。ちょっと早めなので、ホテルの朝食ビュッフェを取る方は早起きが必須。他の参加者のピックアップもあるので、多少時間は前後しますが、なるべく5分前にはホテルロビーで待っておくといいでしょう。

    午前中はハノイの要所を回る市内観光

    午前中はハノイ市内で旅行者に人気のある観光スポットを車で回ります。基本的に距離はそれほどありませんので、車で過ごす時間は短め。

    革命家ホーチミン氏の遺体が眠る「ホーチミン廟」

    革命家ホーチミン氏の遺体が眠る「ホーチミン廟」

    こちらは「ホーチミン廟」。革命家ホーチミン氏の遺体が安置されています。建築及び遺体の冷凍保存に力を貸してくれたのは、ホーチミン氏が愛したソ連。ホーチミン氏が当時の指導者のスターリンに会ったときには、ついサインを求めたほど尊敬していたと言われています

    ちなみにホーチミン廟は月曜と金曜は休館で、午前中のみ内部の見学が可能。ただしカメラの持ち込みは不可で、厳重な警備が敷かれているので、悪ふざけはしないように。

    ベトナム人の心の拠り所となるホーチミン氏

    ホーチミン氏はベトナムで発行されているすべての紙幣の肖像画に採用されているほか、ほとんどの家庭にホーチミン氏の肖像画が飾られています。名実ともに現在のベトナム社会主義共和国を作った英雄であり象徴となります。ちなみに余談ですが、ホーチミン氏が活躍したのは実はベトナム戦争時ではなくフランスから独立を勝ち取ったインドシナ戦争まで。なお、ベトナム戦争(1960~1975年)の最中に死去(1969年)しています。

    ベトナムの英雄が眠る。ハノイの「ホーチミン廟」
    ベトナムをフランスから独立に導き、南北の統一を果たした革命家「ホーチミン氏」。その英雄の遺体が眠るの政治スポットが、ハノイの「ホーチミン廟」です。周辺にはホーチミン氏所縁の名所もあるので、併せて歩きましょう。
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    池の真ん中に突き出た一柱の仏堂「一柱寺」

    池の真ん中に突き出た一柱の仏堂「一柱寺」

    ホーチミン廟から歩いてすぐの同じ敷地内にあるのが、こちらの「一柱寺」。溜池の真ん中に1つの柱が建ち、そこに支えられて仏堂が設置されているユニークな建築物。それほど目立つ存在感ではないので、言われなければ通り過ぎてしまうような観光スポットですが、実はベトナムの中では非常に重要な仏堂。

    こちらを建築したのは2代皇帝リー・タイ・トン。1049年に建造。柱を茎、仏堂を蓮の花に見立てているのが特徴で、リー・タイ・トンが蓮の上で子供を抱いている菩薩の夢を見たあと、すぐに子供に恵まれたという伝説が残されています。ちなみにこのリー・タイ・トンはベトナムで最初に法整備を行った人物として、ベトナムにおける裁判のシンボルともなっています。

    市内観光のハイライト。世界遺産「タンロン遺跡」

    市内観光のハイライト。世界遺産「タンロン遺跡」

    中国から独立して最初に遷都したのは、ニンビン省にある古都ホアルー。ただし、968年からおよそ40年という短い期間のみで、その後はここタンロン(現在のハノイ)に首都を移しました。やはりホアルーでは地理的に中国の監視と勢力の拡大が難しかったのでしょう。タンロン城は1010年から1804年の長い間王城がここに築かれました。そして2010年にユネスコ世界遺産に登録。

    敷地内には端門、正北門、後楼、敬天殿、軍事作戦会議室などを見学することができます。なお、現在も発掘調査中で、数年に一度くらいのペースで新しい発見も報告されています。

    タンロン遺跡の観光は市内観光ツアーの参加が非常に効率的

    タンロン遺跡は非常に広い敷地面積を有していますので、個人で観光するとなると、2~3時間ほどかかってしまい、くたくたです。ツアーに参加すれば、ツアーガイドが要所だけを回ってくれますし、建築物の説明も分かりやすくしてくれるので、非常に効率的かつ楽しむことができます。

    ハノイの市内観光のハイライト!世界遺産「タンロン遺跡」
    ベトナムの首都ハノイは、19世紀初頭までタンロンと呼ばれていました。当時の王朝がここタンロン城。2010年にはユネスコ世界遺産に登録され、現在は多くの観光客が訪れるハノイ市内最大の名所となっています。今回はタンロン遺跡をお届けします。
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    学生が合格祈願に訪れる。「文廟」

    学生が合格祈願に訪れる。「文廟」

    文廟は東アジアで最後まで実施されていた科挙の場所。科挙とは官僚になるための筆記試験で、階級に関係なく受験することができることから、農民平民問わず、小さな子供のときから勉強させて、子供を官僚とさせるのが親の勤めとされていた時期もありました。

    現在では学生の合格祈願・学業成就の祈願に訪れる場所として、また卒業式後の記念撮影の場所として現地人にとっても親しみのある場所。日本でいう太宰府天満宮でしょうか。

    学問の神様を祀るハノイの観光スポット「文廟」
    ハノイで学問の神様を祀る「文廟」は、アジアで最後の科挙が実施された場所でもあります。現在でもハノイの学生にとっては卒業写真の撮影場所として知られています。ガイドブックでも必ずと言っていいほど掲載されている定番の観光スポットです。
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    ハノイ滞在の中心に広がる「ホアンキエム湖」

    ハノイ滞在の中心に広がる「ホアンキエム湖」

    ホーチミン廟、一柱寺、タンロン遺跡、文廟はハノイ市西方に固まっていて、それらを見学したあとは市内中心のホアンキエム湖に戻ってきます。ホアンキエム湖は名実ともにハノイ旅行者のシンボルであり滞在の拠点となる場所。北側には旧市街が広がり東には水上人形劇場、南は博物館、西はハノイ大教会といった観光スポットが散らばっています。

    湖の真ん中に見える塔は「亀の塔」。かつてレロイ王が中国の明の進行を、亀から授かった「神の剣」で追い払ったという伝説があり、その剣を亀に返還した場所とされています。夜にはライトアップもされて美観。

    湖に架かる橋の先には「玉山祠」

    湖に架かる橋の先には「玉山祠」

    ホアンキエム湖の北部には湖に架かる橋があり、その先を歩くと「玉山祠」という小さな祠堂を見学することができます。ベトナムにおける文・武・医の神様の仏像と大亀のはく製が展示されています。こちらは通常のツアーには組み込まれていませんが、上記で行く予定だったホーチミン廟の見学ができない場合は、変更して玉山祠に行きます。

    11:45 ハノイ旧市街の散策

    11:45 ハノイ旧市街の散策

    午前中最後の観光はハノイ旧市街で締めくくります。ハノイ旧市街はハノイがタンロンと呼ばれていた時代の一大商業区。先ほど見学したタンロン遺跡ですが、繁栄していた当時は、城の城下町はここ旧市街まで広がっていたと言われています。

    通り名に特徴が。別名ハノイ旧市街36通りの由来

    通り名に特徴が。別名ハノイ旧市街36通りの由来

    ここ旧市街は別名「36通り」という呼び名もあります。近代に入っての呼び名ですが、旧市街が栄えていた当時は36の商業組合があり、通りごとに取り扱う商品が決まっていました。いまでも金物を売る道、漢方を売る道、といった風にブロック分けされているので、ツアー以外の時間も使って是非歩いてみてください。

    12:30 昼食

    写真のフォーはイメージ
    写真のフォーはイメージ

    旧市街の散策を1時間弱ほど終えたら、やっと一息入れて昼食タイムとなります。食事はハノイ名物のフォー。ベトナム料理の名物ともなりますが、実はハノイ含む北部が発祥とされています。フォーはレストランや食堂、屋台などいたるところで食べることができますが、お店によって味わいや具、麺のコシなどもさまざま。滞在中一度とは言わず、二度三度と食べ比べしてみてください。

    13:15 陶器の村を散策「バッチャン村」

    13:15 陶器の村を散策「バッチャン村」

    昼食を終えたあとは、早速午後の部のはじまり。午後は当初の予定通りバッチャン村へ向かいます。バッチャン村はハノイ中心地から車で30分程度南東に走ったところ。

    バッチャン村へ行く道中の風景
    バッチャン村へ行く道中の風景

    車で15分も走れば、辺りの町並みは田園風景へと代わり、水牛が道を闊歩する、のどかな町並みを車窓から見ることができます。

    バッチャン村の簡単な概要

    バッチャン村の概要

    バッチャン村がいつからできたのかは定かではありませんが、歴史では14世紀ころから登場しています。繫栄は15~16世紀。一時は中国への献上の品としても重宝されたほか、日本にも輸出され、日本人茶人の間でも評判が高かったとされています。いまでもバッチャン村に暮らす人の8割以上は陶器関連の仕事を生業としています。

    バッチャン村で陶器作りの工房を見学

    バッチャン村で陶器作りの工房を見学

    バッチャン村では自由に行動できる時間の前に工房に足を運んで、実際バッチャン焼きを作っているところを見学します。バッチャン焼きはバッチャン村で作られた陶器のみを指します。お土産店にあるバッチャン焼きは、最近は偽物も多くで回っていて、素人には本物と見分けがつかないので、もしバッチャン焼きをお土産に買いたい場合は、ここで買うのがおすすめです。ただし壊れやすいので持ち帰る際は注意が必要です。

    バッチャン焼きの下絵
    バッチャン焼きの下絵
    これから一つずつ根気のいる作業が
    これから一つずつ根気のいる作業が

    バッチャン村を散策しよう!自由行動の過ごし方

    バッチャン村を散策しよう!自由行動の過ごし方

    工房を見学したあとは、バッチャン村内で自由行動の時間となります。基本的にそれほど広くはありませんが、大通り沿いや小道の奥にはカフェや陶器の雑貨店などがありますので、お土産ショッピングやコーヒーを飲んでまったりするといった過ごし方となります。

    バッチャン村でしか見ないものも!お土産にいかが

    バッチャン焼きでできた風鈴
    バッチャン焼きでできた風鈴

    バッチャン焼きといえば、雑貨店で見かけるような茶碗やお皿をイメージしますが、実はちょっと誤解があります。バッチャン村ではあらゆる焼き物を作っていて、ご覧の風鈴や置物、キーホルダーなどもあります。いずれもハノイ市内のお土産店では滅多に見ることがありませんので、ご希望の方はここで手に入れるのがいいでしょう。

    ハノイで伝統と歴史の半日体験「バッチャン村」観光
    ハノイ郊外にあるバッチャン村は、ホアンキエム湖から車で30分ほどの場所にある小さな村。ベトナムで有名な陶磁器である「バッチャン焼き」はここですべて製作されています。バッチャン村散策やお土産の買い物など半日から楽しむことができます。
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    14:15 バッチャン村発、15:00ハノイ着

    14:15 バッチャン村発、ハノイ

    バッチャン村を見学したあとは、再び集合してハノイへ戻ります。ハノイに戻ってくるのはおよそ15時。バッチャン村はハノイの隣町となるので、戻ってくるのも早いのがいいですね。一度ホテルに戻って一休みして、その後は再び夜のハノイを観光することができます。

    夜の玉山祠の外観
    夜の玉山祠の外観

    今回参加した「ハノイ市内観光+バッチャン村」の現地オプショナルツアーは、ハノイ旅行における王道をひた走る内容となっているため、どの旅行者層にもおすすめできます。ただし、小さな子供は少し飽きてしまうかも。

    【一時休止】ハノイ発「市内観光+バッチャン村」の店舗メニュー