タイに一人旅。男女別モデルコースや予算・何泊すべきか解説!
タイへの一人旅を計画している人の中には、
「タイ一人旅でおすすめの観光エリアは?」
「一人旅だと何泊必要?」
「費用はいくらかかる?」といった疑問を持っている人も多いでしょう。
タイは日本人旅行者に人気の国ですが、初めての海外一人旅の方にも安心して訪れることができる国です。円安の今でもまだまだ物価が安く、現地の人もフレンドリーで、一人旅でも比較的安心して旅を楽しむことができます。
ここではタイ一人旅で人気の旅先であるバンコク、チェンマイ、プーケットそれぞれの魅力を押さえたモデルコースや一人旅の費用、持ち物、ポイントを紹介します。
当サイト「タビスパ」はバンコクを中心としたタイのスパ・レストラン・現地ツアーの総合予約サイトです。最新の観光情報もお届けしているので、ぜひ旅の道中にご活用ください。
一人旅でタイを強くおすすめする理由:東南アジア初心者に優しい国
タイは、東南アジア一人旅デビューに最適な国とも言えます。日本の地方空港からも直行便が出ているほか、値段も他のアジア諸国と比較すると安く、LCC(格安航空)も選ぶことができます。
近年はタイも物価があがり、日本の円安の影響も見受けられますが、それでもまだまだ現地の物価は安く感じるため、若い男性女性の一人旅でも少ない予算で充実した滞在が可能です。
また、バンコクは交通インフラも整備されており、BTS(スカイトレイン)やMRT(地下鉄)といった鉄道が市内を網羅しているので、上手く乗りこなすことで移動費用も大幅に節約できます。
タイは治安も良好だから女性一人旅にもおすすめ
タイの観光エリアはバンコクやチェンマイ問わず治安は良好です。女性の一人歩きも問題ありません。ただし、人込みで混雑した場所ではスリも多発するほか、タクシーによるぼったくりなどは注意が必要です。その一方で一般の旅行者が重大事件に巻き込まれることは滅多にありません。
男性にも女性にもおすすめ!タイ一人旅におすすめの都市ランキング
以下では日本人男性・女性の一人旅に人気の高いタイ国内の都市をランキング形式で紹介します。
1位 バンコク|都会とローカルが融合したエキゾチックな都市
タイの首都であり、日本人旅行者に一番人気の都市バンコク。東南アジアを象徴する南国名物や屋外市場&夜市、スパ&マッサージなど、グルメ・癒し・ショッピングを同時に楽しめる都市です。
バンコク市内のカオサンは世界中の一人旅の男性女性が訪れる巨大バックパッカーエリア。ここにしばらく滞在するのも良いでしょうし、ホテルも中級ホテルは5000円前後で泊まれるので、快適な一人旅が待っています。
2位 プーケット|一人旅でも南国ビーチバカンスを満喫したい
タイで南国リゾート気分を味わいたいなら、ビーチリゾート・プーケットがぴったりです。中心市街のパトンビーチ周辺は観光客も多く、ナイトマーケットやカフェが充実しており、海水浴だけでなく町散策も楽しむことができ、一人旅でも飽きることはありません。
ビーチでのんびり過ごすのもよし、アイランドホッピングツアーに一人参加して、ピピ島やジェームズボンド島など有名スポットを巡るのもおすすめです。ツアーは一人でも申し込めるものが多く、現地で友達ができるチャンスもあります。
3位 チェンマイ|タイ北部。東南アジアの田舎でリラックス
「もっと静かに一人の時間を楽しみたい」という方にはタイ北部チェンマイがおすすめです。旧市街エリアには歴史ある寺院が点在し、のんびりと歩きながら寺院巡りを楽しめます。
ナイトバザールではローカル雑貨や手作りアクセサリーを探したり、屋台グルメに挑戦したりと、夜も退屈しません。
チェンマイ市内のゲストハウスやミニホテルはリーズナブルで、バックパッカーにも人気。カフェ文化が発展しているので、街角カフェで読書を楽しむのもおすすめです。ただし、チェンマイも近年はリゾートチックになっているので、物価はバンコクなど都心と比べてもそこまで安いとは感じないかもしれません。
タイ一人旅のモデルコース|何泊でどこを巡る?バンコク・プーケット・チェンマイをご案内
タイに一人旅を計画する上で、「何泊の旅程で組むべき?」と旅行日数は迷ってしまいがちです。一人旅の場合は、無理のないスケジュールで、リラックスしながら現地を満喫するのがポイントですが、有休など休みが取れない場合は、どうしても弾丸になりがちです。
ここでは、人気のバンコク・プーケット・チェンマイを中心に、具体的な旅行日数とモデルコースをご案内します。
バンコク一人旅3泊5日コース|初めてのタイにピッタリのプラン
旅の初心者ならバンコクが一番おすすめ。バンコク市内観光ではグルメ・スパ・買い物には困りません。バンコク情報もネットやガイドブックにたくさん載っているので、人気店から穴場のお店まで梯子することができます。
【1日目】
・スワンナプーム国際空港到着後、エアポートリンクで市内へ移動。
・スクンビットエリアのホテルにチェックイン。
・BTSでチャトゥチャック・ウィークエンドマーケット散策(※土日なら必須)。
・夕方からサイアム周辺のショッピングモール(サイアムパラゴン、MBK)巡り。
・夜はカオサン通りで屋台グルメを堪能。※カオサンで宿探しをするのもOK
【2日目】
・朝食後、BTSと船を乗り継ぎ、ワット・ポー、ワット・アルンなどの三大寺院巡り。
・ランチはローカルレストランで本場のタイ料理(例:カオマンガイ)。
・午後はチャオプラヤー川クルーズ体験(現地ツアー参加)。
・夜はバンコク市内のナイトマーケット「ザ・ワン・ラチャダー」で夜市散策
【3日目】
・朝7:00発のアユタヤ遺跡日帰りツアーに参加。
・ワット・マハタート、ワット・ヤイチャイモンコンなど歴史遺産を見学。
・夕方バンコク帰着後、ホテル近くで高級スパのパッケージコースを堪能
※ディナーはガイドブック掲載のタイ料理レストランや、ホテルレストランに行こう!
【4日目】
・午前中はホテルでゆっくり朝食ビュッフェを堪能。その後は屋外プールでバカンスを満喫。
・昼からICONSIAMで最後のショッピング。昼食はモール内のフードコートが安上がり!
・午後にホテルチェックアウト、空港へ向かい夜便で帰国。
上記スケジュールは市内の移動はほぼ鉄道が可能。タクシー代を節約した分は、スパやお土産に費やせます。
プーケット一人旅3泊4日コース|ビーチとアクティビティを満喫
南国リゾート気分を満喫できるプーケットは、ひとりでものんびり過ごせるおすすめの都市。ビーチで癒され、アクティビティでリフレッシュできる贅沢な一人旅が叶います。
【1日目】
・プーケット国際空港到着後、ホテル送迎(もしくはGrab)でパトンビーチ周辺のホテルへ。
・チェックイン後、ホテル近辺のパトンビーチをゆったり散策。
・夕方、ジャンクセイロンモールを見て回り、ローカルレストランで夕食。
・夜は「バングラ通り」を軽く歩いてナイトスポットの雰囲気を体験(女性は深夜の一人歩きは極力避ける)。
【2日目】
・朝食後、アイランドホッピング(ピピ島・マイトン島など)日帰りツアーに参加。
・透明度の高い海でスノーケリングや写真撮影を楽しむ。
・16時頃ホテル帰着、夕方はスパで本格的なオイルマッサージ。
・夜はルーフトップレストラン「KEE Sky Lounge」などでゆったり夕食。
【3日目】
・午前はオールドタウンへタクシーまたはGrabで移動し、カラフルな街並みを撮影&カフェ巡り。
・昼は地元料理(プーケット風カオヤムやシーフード)を味わう。
・午後はホテルで休憩、夕方からカロンビーチまたはカタビーチへ移動してサンセット鑑賞。
・ナイトマーケット(週末開催なら「プーケットウィークエンドマーケット」)で食べ歩き&お土産探し。
【4日目】
・朝はホテルでのんびり朝食&パッキング。
・午前中、近隣のマッサージサロンで最後のリラックスタイム。
・12時チェックアウト後、空港へ移動して帰国。
チェンマイ2泊4日コース|自然と文化に癒される旅
チェンマイは、バンコクとは違う静かでリラックスした空気が魅力。自然と文化に触れたい人にぴったりです。ただし、バンコクと違い旅行者が訪れて楽しいお店やショッピングセンターなどはあまりないので、中長期滞在には向きません。2泊程度で十分でしょう。
【1日目】
・チェンマイ空港到着後、旧市街エリアのホテルにチェックイン。
・ターペー門からスタートして旧市街を散策。
・ワット・チェディルアン、ワット・プラシンなど有名寺院をゆっくり観光。
・夜はサンデーナイトマーケットで雑貨&屋台グルメ巡り(開催日は要確認)。
【2日目】
・朝食後、ドイステープ寺院観光。ソンテウ(赤バス)で簡単にアクセス可能。
・昼食後はエレファントサンクチュアリで象との触れ合い体験(事前予約推奨)。
・夕方ホテルに戻ったら、カフェで一息つきながらチェンマイの静かな夕暮れを楽しむ。
・夜は地元のレストランで北タイ料理「カオソーイ」を味わう。
【3日目】
・午前中はゆったりカフェ巡り。旧市街内にはオシャレなカフェがたくさんあります。
・チェックアウト後、チェンマイ空港へ移動。
・午後便でバンコク乗り継ぎ、日本へ帰国。
チェンマイはアクティビティやツアーも一人参加OKなものが多いので、気軽に体験を申し込んでみましょう。
タイ一人旅の予算と費用感|1週間・3泊5日の目安
タイ一人旅の費用感は旅のスタイルや過ごし方によって大きく変わりますが、初めての一人旅では、ざっくりとした目安を知っておくことで安心して計画を立てられます。ここでは、滞在期間別・スタイル別に、リアルな費用イメージを解説します。
タイ一人旅向け費用目安|1日1万円の予算で充実旅
タイで一人旅を満喫する場合、必要な費用の内訳は以下のとおりです。
- 【宿泊費】
ゲストハウス:1泊約1,500〜2,000円
ミドルクラスホテル:1泊約3,000〜6,000円
高級ホテル:1泊約8,000円以上 - 【食費】
屋台中心なら一食1日300〜5,00円、レストラン利用でも1,000〜2,500円程度。 - 【交通費】
BTS(スカイトレイン)やMRT(地下鉄)の乗車は1回50〜150円程度。タクシーも初乗り約120円と格安。 - 【観光・アクティビティ費】
寺院入場料は100〜300円程度。
日帰りツアーは3,000〜6,000円程度。 - 【通信費・Wi-Fi】
SIMカードは1週間500〜1,000円程度で利用可能。
航空券代とホテル代を除くと、1日1万円程度が予算目安となります。航空券はLCCやセール期間に購入することで、5万円前後で取得が可能です。
1日あたり1万円で快適な一人旅が可能
バンコクやチェンマイの中心エリアなら、1日1万円の予算でとても快適に滞在できます。
朝はカフェでモーニング、昼は観光&ショッピング、夜は屋台グルメやナイトマーケット散策。
余裕があれば1日1回スパやマッサージを取り入れてもOKです。
1万円を超えるのは、
- 高級レストランを頻繁に利用
- 高級ホテルに宿泊
- 毎日ツアー参加
- 高級スパのパッケージコース
といった場合だけなので、通常の一人旅では充分な予算といえます。
タイ一人旅で気をつけたい注意点|服装・文化・治安
タイは東南アジアの中でも治安が良いとされる国ですが、一人旅となるとさらに注意が必要です。特に女性一人旅の場合は、服装や行動範囲に気を配ることで安全なタイ旅行を満喫できます。タイ独自の文化を尊重しながら、トラブルを未然に防ぐポイントを押さえておきましょう。
タイの寺院訪問時の服装マナーをチェック
タイの寺院は神聖な場所。訪れる際は、服装に十分な配慮が求められます。観光目的であっても、失礼にあたらないよう次の点に注意しましょう。
- 肩や膝が隠れる服装を選ぶ(Tシャツ+ロングパンツがおすすめ)
- キャミソールやタンクトップ、ショートパンツはNG
- ビーチサンダルやスリッパなど、極端にカジュアルな靴は避ける
もし観光途中に予定外で寺院を訪れる場合に備え、薄手のストールやカーディガンをカバンに常備しておくと安心です。
また、一部の有名寺院では、入口でカバーアップ用の布を貸し出している場合もありますが、混雑時は数が足りないことも。事前の準備を心がけましょう。
女性一人旅の場合の注意ポイント
バンコクやチェンマイの中心地は観光客が多く比較的安全ですが、それでも日本とは違う環境であることを意識しましょう。
以下のポイントに特に注意してください。
- 【夜間外出】
夜の外出は繁華街やナイトマーケットなど人通りの多い場所に限定し、できるだけ22時以降はホテルに戻るよう心がけましょう。単独で暗い裏道に入るのは絶対に避けるべきです。また、カオサンは酔っ払いや不良外国人も多いので、声をかけられても無視するように。 - 【移動手段】
タクシーは流しよりも、配車アプリ「Grab」を使うのが安心です。料金交渉の必要もなく、ドライバー情報やルートマップもスマホに表示されるのでトラブル時にも対処がしやすいです。 - 【スリ・ぼったくり】
BTSや市場など混雑するエリアでは、カバンを体の前に持ち、チャック付きバッグを使用するのがおすすめです。タクシーやトゥクトゥクの料金は、乗車前に必ず確認しましょう。観光地付近では不当な高額請求が発生する場合があります。 - 【飲食店・屋台利用】
できるだけ人が多く出入りしている清潔な店を選びましょう。体調不良を防ぐため、特に生ものや冷えた料理には注意が必要です。
タイ一人旅におすすめのホテル・エリアガイド
タイ一人旅では、「観光エリアのどこに泊まるか」も快適な旅を成功させるためには重要です。立地の良さ、治安、周辺環境を重視して選べば、一人でも安心してタイを満喫できます。ここではバンコク、プーケット、チェンマイで一人旅に最適なエリアとホテルを紹介します。
バンコクの便利な宿泊エリア|BTS沿線が狙い目
バンコクで一人旅なら、移動のしやすさを最優先に考えましょう。おすすめはBTS(スカイトレイン)沿線のエリアです。とくに「スクンビット」「サイアム」「サトーン」周辺は、ショッピングモール、レストラン、マッサージ店が揃っていて、女性でも安心して滞在できます。
コンビニやカフェも至近距離にあり、夜間の移動も比較的安心。Grabタクシーを併用すればさらに快適に行動できます。
プーケット・チェンマイの一人旅向きホテル選び
南国気分を味わいたいならプーケット、一人で静かに癒されたいならチェンマイがおすすめです。エリア選びで失敗しないためのポイントも押さえておきましょう。
- 【パトンビーチエリア】リゾート感とにぎわいを同時に楽しめる場所。初めての一人旅には最適です。「バンタイビーチリゾート」は1人でも泊まりやすい価格帯ながら、ビーチまで徒歩5分の好立地。
- 【カロンビーチ・カタビーチ】もう少し静かに過ごしたい人にはこちら。ローカル感と落ち着いた雰囲気が魅力です。
チェンマイ一人旅におすすめの宿泊ホテルエリアはここ!
旧市街エリアは寺院めぐりやローカルカフェ巡りにぴったり。小さなゲストハウスからおしゃれなブティックホテルまで豊富な選択肢があります。ホテル選びで重視したいのは「中心地から徒歩圏内」「夜も人通りがある場所」「口コミ評価が高いこと」。この3つを基準に選べば、一人旅でも不安なく快適に過ごせます。
タイ一人旅に便利な持ち物リストと現地Tips
タイ旅行一人旅では、何かあっても自分だけで対応しなければならない場面が多くなります。だからこそ、しっかりと準備しておけば安心して旅を楽しめます。ここではタイ一人旅に欠かせない持ち物リストと、現地で役立つTipsを紹介します。
必携アイテム:SIMカード・翻訳アプリ・小銭入れ
タイ一人旅では、身軽さと安全性を意識した持ち物選びがカギになります。以下を出発前にしっかり準備しましょう。
これらを揃えておけば、現地で慌てることなく、快適に一人旅を楽しめます。
一人旅で役立つ現地でのちょっとした工夫
一人でのタイ旅行をさらに快適にするために、現地で実践したいちょっとした工夫を紹介します。
- ✔ 空港からホテルまでは空港リムジンサービスか公式タクシー利用(Grabアプリも安心)
- ✔ 観光やマーケット散策では小型リュックやボディバッグを使用
- ✔ 寺院巡りでは脱ぎ履きしやすい靴を選択
- ✔ ホテル周辺地図・現地住所をオフライン保存
- ✔ カフェやレストランの無料Wi-Fiを活用
- ✔ 両替は空港内や大手モール内の両替所を利用
- ✔ 夜間の一人歩きは避け、明るく人通りの多い場所を選ぶ
これらの工夫を知っているだけで、タイ一人旅はさらに安心で楽しいものになります。しっかり備えて、思い出に残る旅を満喫しましょう!
まとめ:タイ一人旅は初心者にも最高の海外体験になる!
タイ一人旅は、物価の安さ、アクセスの良さ、観光の充実度から見ても、初めての海外一人旅に最適な国です。バンコク・チェンマイ・プーケットなど、それぞれ異なる魅力があり、自分のスタイルに合わせたプランが組めます。この記事を参考に一人旅プランを立てて、思い出に残る旅を実現してください。