タイ旅行の費用2泊3日と3泊4日プランを比較表付きで解説
タイ旅行を計画する際、多くの人が最初に気になるのが、「費用はいくらかかるのか?」という点でしょう。特にタイ旅行の2泊3日と3泊4日は日本人旅行者に一番人気の旅程となりますが、現地の旅行スタイルによって現地で掛かってくる費用は大きく変わります。
ここでは航空券やホテル、食事、観光費用などを含めたタイ旅行の費用を、2泊3日と3泊4日に分けてわかりやすく比較。
当サイト「タビスパ」はスパ・レストラン・現地ツアーの予約サイトです。東南アジアを網羅しており、タイではバンコクを中心に最新情報と併せてサービスを提供しています
タイ旅行2泊3日と3泊4日の費用目安|平均予算はいくら?
タイ旅行の費用は滞在日数によって変動するのはもちろん、訪れる都市や旅のスタイルによっても差が出ます。2泊3日と3泊4日では、観光と食事、宿泊の充実度が異なるため、それに合わせた予算設計が大切です。
2泊3日は短期滞在型で、週末や連休を利用する弾丸旅行となりがちです。特に最初のタイ旅行であれば、観光スポットを網羅したいと考えるものなので、それに伴う費用も増えがちです。
一方、3泊4日は比較的余裕をもった観光プランを立てられ、郊外ツアーやスパ体験なども組み込めるため、満足度が高くなる傾向があります。
タイ旅行2泊3日プランの平均費用
【各費用まとめ】
■ 航空券:35,000~60,000円
■ 宿泊費(2泊分):6,000~15,000円 × 2泊 → 12,000~30,000円
■ 食費(2日分):5,000~10,000円 × 2日 → 10,000~20,000円
■ 観光費:2,000~5,000円
■ 移動費:1,000円
合計:6万円~12万円となります。タイ旅行における1日の観光費用は食費を含めて1万円と決めておくと、使いすぎず、また満足いく旅ができる予算となります。
3泊4日プランの平均費用
■ 航空券:35,000~60,000円(変わらず)
■ 宿泊費(3泊分):
6,000~15,000円 × 3泊 →18,000~45,000円
18,000~45,000円
■ 食費(3日分):
5,000~10,000円 × 3日 →15,000~30,000円
■ 観光費:
2,000~5,000円(変わらず、スポット数に応じて微増の可能性もありますが今回は据え置き)
■ 移動費:
1,000円(大きな追加移動がない想定なら据え置き)
■現地ツアーorスパのパッケージ
8000円~1万5000円
合計8万~16万円となります。16万円掛かる場合はゴールデンウィークやお盆といった日本人のハイシーズンの時期となりますので、それを外すことができれば、10万円以下で旅行することも十分可能です。
2泊3日と3泊4日のタイ旅行費用比較まとめ|表で確認しよう
ここまで紹介した費用情報をもとに、2泊3日と3泊4日、それぞれの旅行費用を主要項目ごとに表で整理してみましょう。旅行計画を立てる際の目安として活用でき、自分に合った日数を選ぶ際の判断材料になります。
費用項目 | 2泊3日 | 3泊4日 |
---|---|---|
航空券(往復) | 35,000〜60,000円 | 同左 |
宿泊費 | 12,000〜30,000円 | 18,000〜45,000円 |
食費 | 約10,000~20,000円 | 15,000~30,000円 |
観光・アクティビティ費 | 2,000〜5,000円 | 3,000〜6,000円 |
移動・通信・雑費 | 約3,000円 | 約4,000円 |
合計目安 | 約60,000〜120,000円 | 約80,000〜160,000円 |
上記表からも分かるように航空券と宿泊費を除くと、概ね1日1万円の予算で観光できます。これにスパ・現地ツアー・お土産の予算を足してタイ旅行でかかる現地費用を考えてみるといいでしょう。
2泊3日のタイ旅行ならどこのエリアがおすすめ?
2泊3日という短い日程でタイ旅行を計画する場合は、移動時間をなるべく抑えて楽しめるバンコク1都市滞在が最もおすすめです。
バンコクなら2泊3日の短期間でも充実した観光が可能
タイの首都バンコクは、観光地が市内にコンパクトにまとまっているため、初めての訪問でも効率よく行動できます。定番の寺院巡りでは、王宮、ワットポー、ワットアルンといった歴史的なスポットが1日で周遊可能。加えて、チャオプラヤー川沿いのクルーズや、夜のアジアティーク(リバーサイドのナイトマーケット)なども楽しめるため、2泊3日でも充実した旅程を組むことができます。
日帰りパタヤも可能だが、1泊がおすすめ
少し行動範囲を広げたい方には、バンコクから車で約2時間のビーチリゾート「パタヤ」への日帰り旅行も可能です。パタヤではビーチアクティビティやシーフードを楽しむことができますが、最大の魅力は日没後に始まるナイトライフ。
ウォーキングストリート周辺のバーやショーなど、夜のパタヤはまた別の顔を見せてくれます。そのため、もし余裕があればパタヤで1泊することで、より深くこの街を堪能できるでしょう。
2泊3日のスケジュールで動きやすさと満足度を両立させたいなら、やはりバンコクを拠点とした旅が最適です。
3泊4日のタイ旅行ならプーケットも行ける!
旅行日数が3泊4日になると、バンコク以外の都市を組み込むことが現実的になります。フライトを活用することで、タイ国内のリゾート地や地方都市を組み合わせた旅が可能です。
プーケット・チェンマイなど地方都市にもアクセス可能
リゾート気分を満喫したい方には南部の「プーケット」がおすすめ。エメラルドグリーンの海と白い砂浜、サンセットバー、アイランドホッピングなど、南国リゾートらしい過ごし方ができます。一方、北部の「チェンマイ」は落ち着いた雰囲気の古都で、山岳民族の文化やナイトバザール、郊外のエレファントキャンプなど、バンコクとは異なる魅力を持ちます。
どちらもバンコクから飛行機で1〜1.5時間とアクセスがよく、時間を有効に使えば現地滞在時間もしっかり確保できます。
バンコク+パタヤの2都市滞在も人気
もう1つ人気のある旅の組み方が「バンコク+パタヤ」の2都市滞在プランです。初日にバンコクに到着し、翌日にパタヤへ移動、最終日は再びバンコクに戻るなど、無理のないスケジュールが組めます。都市観光とビーチリゾートを1回の旅行で体験できるため、満足度の高いプランとして多くの旅行者に選ばれています。
3泊4日あれば、1都市に絞ったじっくり旅も、複数都市を巡るアクティブな旅も可能です。目的に合わせて最適なルートを選びましょう。
2泊3日と3泊4日のタイ旅行者向け現地の物価と観光費用の相場
現地タイの物価は、日本に比べてリーズナブルです。昨今の円安と世界的なインフレでかつてのような大きな差はなくなってきましたが、それでも旅行者にとっては安く感じられる場面が多く、豪華な食事やアクティビティを楽しめるのがタイ旅行の魅力のひとつです。
タイの中でもバンコクやチェンマイなどの都市部と、パタヤやプーケットのような観光地では、物価や観光料金にも差があります。事前に相場を理解しておくことで、現地での無駄な出費を避けられます。
食費・移動費・入場料の物価目安
- 屋台料理:40〜80バーツ(約160〜320円)
- レストランの食事:100〜250バーツ(約400〜1,000円)
- BTS(電車)1回の乗車:16〜59バーツ(約60〜220円)
- タクシー初乗り:35バーツ(約140円)〜
- 寺院の入場料:無料〜200バーツ(最大800円)
- カフェ(コーヒー1杯):60〜120バーツ(約240〜480円)
- コンビニのおにぎり・パン類:20〜50バーツ(約80〜200円)
- ローカルバス運賃(エアコン付き):12〜24バーツ(約50〜100円)
- グラブバイク(短距離移動):50〜150バーツ(約200〜600円)
- タイビール(レストランで1本):80〜150バーツ(約320〜600円)
- スーパーマーケットのミネラルウォーター(500ml):7〜15バーツ(約30〜60円)
- サンダル・Tシャツ(市場で購入):100〜300バーツ(約400〜1,200円)
基本的にローカルエリアの方が物価は安く、観光地や高級エリアは2〜3倍の価格になることもあります。
観光やアクティビティの費用感
- スパ:2時間 2000~3000バーツ(約80,000〜12,000円)
- アユタヤ遺跡ツアー:1,000〜2,000バーツ(約4,000〜8,000円)
- クルーズ:700〜1,500バーツ(約2,800〜6,000円)
- タイ料理教室:1,500バーツ前後(約6,000円)
滞在日数が長くなるほど、観光を組み合わせる余裕が出てくるため、アクティビティ費用も増える傾向にあります。
2泊3日と3泊4日のタイ旅行の食費はいくら?屋台とレストランを使い分けよう
タイ旅行で費用を左右する要素のひとつが「食費」です。ローカル屋台を中心にすれば1日数百円で済みますが、観光地のレストランやホテル内の食事では、予算で2000~5000円が必要です。
食事は旅の満足度に直結する重要な要素。
屋台、フードコート、レストランといった選択肢をうまく使い分けることが、費用と満足度の両立につながります。
タイ旅行における屋台・フードコートの活用方法
屋台では、パッタイ(焼きそば)、ガパオライス、グリーンカレーなどのタイ料理が40〜80バーツで楽しめます。水やジュースも10〜20バーツと安価で、1回の食事が200円前後で済むケースも少なくありません。ただし、屋台は衛生面が心配で、お腹を壊す人も多くいます。
ショッピングセンター内のフードコートは、衛生面が気になる人や、複数人で好みの違う料理を選びたい場合に最適です。価格は150~200バーツ程度が多く、屋台よりはやや高めですが、その分冷房の利いた室内と清潔な環境の中で食べることができます。
タイ旅行者向けレストランやホテルディナーの費用感
観光地のレストランでは、1人あたり200〜800バーツ程度が目安となります。
高級レストランやルーフトップバーを利用する場合は、飲み物代を含めて1,000バーツ以上になることも普通です。
この手のレストランは1日1食に留めておくなど、予算をしっかりと決めるのがポイントです。
タイ旅行の費用内訳をチェック|航空券・宿泊費・交通費・その他
日本からタイへの航空券は、時期や航空会社によって変動しますが、一般的には往復で35,000〜60,000円が相場です。LCC(格安航空会社)を利用すれば3万円以下も可能ですが、受託手荷物があったり、機内食をつけたい、良い座席を取りたいといった要望はすべて追加料金となるので注意が必要です。
ホテル代は、1泊あたり6,000〜15,000円を予算としましょう。3つ星クラスであれば7,000円前後、4〜5つ星ホテルでは1万円〜2万円が目安となります。朝食付き・駅近・世界に展開しているインターナショナルホテルといったホテルを選ぶとコスパが大幅に向上します。
タイ旅行の移動費・通信費・チップの予算感
現地での交通手段は、BTS(スカイトレイン)、地下鉄、タクシー、Grab(配車アプリ)などが一般的です。1回の移動は60〜200円程度で済むことが多く、滞在中の交通費全体を見ても1,000〜2,000円で収まります(タクシー移動が多いとさらにかさみます)。
また、ポケットWi-Fiのレンタルや現地SIMカードの購入も忘れずに。SIMは空港で1週間用が300バーツ程度で購入でき、通信費は約1,200円前後と考えておきましょう。タクシーよりもGrabのような配車アプリが安く済みますが、屋外のネット環境が必須となります。
タイでサービスを受けた際は、スタッフへのチップも必要です。高級レストランなら端数、ルーフトップバーなら50~100バーツ、高級スパのセラピストに100バーツなどが相場となります。ベッドメイクは20~50バーツが相場ですが、安ホテルの場合は払う必要はありません。
2泊3日と3泊4日はどっちがおすすめ?満足度と費用のバランスで比較
「タイ旅行に行きたいけど時間がないから2泊3日でいいか」と考える方も多いですが、旅行満足度を考えると一概にそうとは言い切れません。3泊4日は時間に余裕がある分、心のゆとりや行動の幅も大きく、結果的に“コスパが良い旅”につながるケースもあります。
ここでは、両プランを費用面・観光面・満足度の3軸で比較しながら、自分に合った旅の形を検討してみましょう。
短期集中のタイ旅行2泊3日プランの魅力
タイ旅行2泊3日の利点は、「土日祝」や「土日有休」を利用して気軽に海外旅行を満喫できる点です。時間が限られている中でも「ポイントを絞った観光」で満喫することは十分可能です。週末を使って弾丸でバンコクやプーケットに行き、買い物・マッサージ・寺院巡り、ホテルライフ、ビーチに集中するなど、明確な目的がある旅行には最適です。
余裕あるタイ旅行3泊4日は心と旅の満足度が高い
3泊4日になると、バンコクに加えてアユタヤ観光や本格スパ、郊外エリアの訪問なども組み込みやすくなります。バンコクであればパタヤやアユタヤ、プーケットならばピピ島やコーラル島などに行けます。
費用はやや上がりますが、その分充実感や思い出に残る体験が増えるため、結果としてコスパが高くなることもあります。
タイ旅行の費用を抑えるためのポイントとおすすめ時期
タイ旅行の費用は工夫次第で大きく変わります。特に航空券やホテルをうまく予約できれば、全体のコストを1万円以上削減することも可能です。また、時期を選べば物価や観光地の混雑も避けられ、快適に旅行を楽しむことができます。
ここでは、節約のための具体的なテクニックと、旅行におすすめのシーズンを解説します。
タイ旅行の費用を節約する5つのコツ
- 航空券は2〜3ヶ月前に予約:特にLCCは早期割引が多く、週末を避けるとさらにお得
- 宿泊は平日チェックインが狙い目:ホテル価格は週末よりも1泊数千円安いことも
- 現地SIMカードを利用:ポケットWi-Fiより安価でスムーズ
- Grabなど配車アプリを活用:タクシーより料金明確で安心
- フードコートで食費節約:衛生的かつローカル体験も可能。屋台は衛生面が心配なので多用は禁物。
タイ旅行のおすすめの渡航時期は?
コスパを重視するなら、5月〜6月または9月〜10月が狙い目です。
この時期はオフシーズンで航空券が安く、ホテルも空いているため、ゆったりと旅行を楽しめます。
ただし、雨季にあたるため急なスコールに注意が必要です。逆に、11月〜2月は旅行者が多くなりますが、気候もベストで観光が快適です。費用はやや高くなるものの、満足度を重視するならこの時期が人気です。
まとめ:タイ旅行の費用は賢く計画すればもっと身近に
タイ旅行は、工夫と準備次第で費用をしっかりコントロールできる、非常にコスパの高い海外旅行先です。2泊3日であれば週末を利用して短時間でも充実した観光が可能ですし、3泊4日になれば、郊外ツアーやスパ体験など旅の幅が広がります。
費用相場を事前に把握しておけば、現地でのトラブルや想定外の出費を防ぐことができます。
また、シーズンやスタイルに応じてプランを調整することで、自分だけの満足度の高い旅を実現できます。
次の海外旅行の候補として、ぜひタイを検討してみてください。
しっかりと予算を立てておけば、きっと想像以上の体験と出会いが待っています。