シェムリアップ観光2泊3日モデルコース!ケース別徹底解説

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初めてのカンボジアのシェムリアップ旅行。旅行者の多くは4泊5日程度の旅行日数となりますが、往復の移動時間を含めると、実際に現地で観光を楽しめるのはせいぜい2~3日間です。そこで、ここでは2泊3日の観光モデルコースをご案内。

アンコールワットの定番観光プランだけでなく、子供連れの楽しみ方やホーチミンとの2か国周遊旅行のポイントなども詳しく解説します。

当サイト「タビスパ」はカンボジア・シェムリアップのスパ・現地ツアー・レストランの予約サイトです。カンボジア旅行に慣れていない人は、是非ご利用ください。

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目次

    シェムリアップ観光モデルコース1日目:世界遺産アンコール遺跡を巡る

    シェムリアップ観光モデルコース1日目:世界遺産アンコール遺跡を巡る

    シェムリアップ観光モデルコース1日目は、世界遺産アンコール遺跡の中でも最も有名なスポットを巡り、夜には街の賑わいを楽しむ計画がおすすめです。朝から歴史と神秘に触れ、夜には活気あふれる東南アジアの活気を満喫してシェムリアップ旅行に浸りましょう。

    アンコールワットで朝日を鑑賞は現地ツアーで行こう

    アンコールワットで朝日を鑑賞は現地ツアーで行こう

    アンコールワットでの朝日鑑賞はシェムリアップ旅行のハイライトです。早朝4時半頃にはホテルを出発し、日の出が始まる時間に合わせて遺跡に到着します。空が明るくなるにつれて、アンコールワットのシルエットが浮かび上がる景色は息を呑む美しさです。

    美しく朝日を眺められる場所は現地ガイドが知っています。個人ではなかなか場所を見つけられないので、現地ツアーに参加するのがおすすめです。

    午前中はアンコールワットを観光!最大級の寺院を見学しよう

    午前中はアンコールワットを観光!最大級の寺院を見学しよう

    朝日の鑑賞後は一度ホテルに戻って休み、朝食をとったのち、再びアンコールワットを目指しましょう。

    世界遺産となるアンコール遺跡の中でも、その象徴となるのが「アンコールワット」と「アンコールトム」です。両者を最初の日に回ることで、行き逃しをなくし、後半はゆったりとしたシェムリアップ観光を楽しむことができます。

    アンコールトムとバイヨン寺院の見学

    アンコールトムとバイヨン寺院の見学

    筆者としてはアンコールワットよりもアンコールトムの1つとなるバイヨンが見ごたえがありました。

    アンコールワットとトムは車で10分弱の距離となるので、同日に行くのがモデルコースの鉄板。

    バイヨン寺院は「微笑む顔の塔」として知られ、54の塔に刻まれた216の微笑む顔が圧巻です。寺院全体が壮大な歴史の物語を語っており、訪れるたびに新たな発見があります。周辺には象のテラスやライ王のテラスなどの観光スポットもあるため、徒歩での探索を楽しんでください。

    夜はパブストリートでディナーを満喫

    夜はパブストリートでディナーを満喫

    1日の締めくくりは、シェムリアップの夜の中心地「パブストリート」で過ごすのがおすすめです。色とりどりのネオンが輝く通りには、地元料理から多国籍料理まで楽しめるレストランやバーが立ち並びます。

    クメール料理の伝統的な味を楽しむなら、アモック(魚のココナッツカレー蒸し)が人気です。ディナーの後は、地元アーティストのパフォーマンスやライブ音楽で夜の時間を満喫しましょう。

    パブストリートは滞在中毎日通うのもおすすめ!

    パブストリートはシェムリアップ最大の繁華街となります。むしろパブストリート周辺以外はあまり夜遊びスポットがありませんので、シェムリアップ滞在中は毎日繰り出しても構いません。

    観光客と地元の人々が交流するこの場所では、忘れられない思い出が作れること間違いありません。

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    シェムリアップ観光モデルコース2日目:トンレサップ湖を満喫!

    シェムリアップ観光モデルコース2日目:トンレサップ湖を満喫!

    シェムリアップ観光モデルコース2日目は、自然と遺跡を満喫し、郊外の観光地や地元ならではの魅力を体験するプランです。トンレサップ湖はアンコール遺跡を肩を並べるもう一つの観光スポット。

    雨季と乾季で異なる風景と水上家屋で暮らす現地人の生活を垣間見ることができます。また、午後にはタ・プローム遺跡で巨大なガジュマルの樹木を見学しましょう!

    シェムリアップ郊外トンレサップ湖の水上村を巡る

    シェムリアップ郊外トンレサップ湖の水上村を巡る

    午前中はトンレサップ湖の水上村を訪れましょう。東南アジア最大の湖であるトンレサップ湖では、湖上に浮かぶ家々や学校、商店など独自の生活様式を見ることができます。乾季と雨季で湖の大きさが変わるため、訪れる時期によって違った景色を楽しめます。

    現地ツアーに参加することになりますが、水上レストランでの食事が含まれているプランもあります。トンレサップ湖で獲れた魚介を食べることができるので、こちらもおすすめです。

    水上家屋の学校
    水上家屋の学校
    雨季は水位が上がり陸地がなくなり、ボートで移動する
    雨季は水位が上がり陸地がなくなり、ボートで移動する

    郊外のタ・プローム遺跡で映画の世界を体験

    郊外のタ・プローム遺跡で映画の世界を体験

    午後はタ・プローム遺跡を訪れ、映画「トゥームレイダー」の撮影地として知られる場所を散策します。この遺跡の最大の特徴は、樹木の根が建物に絡みつき、自然と人工物が一体化した独特の光景です。

    遺跡の中を歩くと、古代の栄光が自然の力に飲み込まれていく様子に圧倒されます。写真撮影スポットも豊富で、旅行の思い出を形に残したい方にぴったりです。比較的人が少ない時間帯を狙うと、静かで神秘的な雰囲気を堪能できます。

    クメール料理の伝統レストランで夕食

    クメール料理の伝統レストランで夕食

    食事はクメール料理の伝統的なレストランでディナーを楽しみましょう。シェムリアップには、地元の食材を使ったヘルシーで味わい深い料理を提供する店が多数あります。特に「ロックラック(牛肉の黒胡椒炒め)」や「ノムバンチョック(クメール風の麺料理)」は、地元の人々にも人気の一品です。

    予約して行くレストランでは影絵やアプサラダンス鑑賞もできる!

    予約して行くレストランでは影絵やアプサラダンス鑑賞もできる!

    少しお高いレストランではカンボジア伝統のアプサラダンスや影絵鑑賞を楽しめるところがおすすめです。華やかな衣装を身にまとったダンサーが伝統舞踊を披露する光景は、まるで異世界にいるような体験です。美味しい料理とともに、カンボジア文化を存分に味わいましょう。

    この手のレストランは原則予約制となります。市内中心からタクシーで走ったところにあり、ツアー団体客を主に受け入れているので、必ず予約してから行きましょう。

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    シェムリアップ観光モデルコース3日目:市内観光を満喫しよう!

    シェムリアップ観光モデルコース3日目:市内観光を満喫しよう!

    シェムリアップ観光モデルコース3日目は、シェムリアップ市街地を巡る市内観光がおすすめです。地元の暮らしや景色を楽しむリラックスしたプランなので、時間を持て余すくらいのゆっくりとした観光をしましょう。

    オールドマーケットで地元の暮らしを見る。名物料理も堪能

    オールドマーケットで地元の暮らしを見る。名物料理も堪能

    午前中の早い時間はパブストリート傍に建つ「オールドマーケット」へ行きましょう。プサー・チャー市場とも呼ばれています。市場内では新鮮な野菜や果物、現地の特産品が並び、地元の人々の生活が垣間見られます。

    旅行者向けのお土産店も数多くあるので、カンボジアらしい手工芸品やアクセサリーはここで手に入れることができます。食堂エリアではクメール料理も堪能できます。

    お土産店も多い
    お土産店も多い
    クメール名物の麺料理「クイティウ」
    クメール名物の麺料理「クイティウ」

    キリングフィールド&ロイヤルインデペンデンスガーデンを散歩

    ポルポト政権のときにクメールルージュに惨殺された人たちを祭る寺院。当時ポルポトは「完全なる共産主義」を目指し、カンボジア人口の3分1を虐殺したと言われています。

    カンボジアの歴史を学ぶのであれば、キリングフィールドは必ず立ち寄りましょう。

    かつてカンボジアの国王が住んでいた王宮傍に広がる公園です。現地人がピクニックをしている様子が見れるほか、木々にとまるコウモリを見学できるのも特徴。

    周辺には屋台も並んでいるので、B級グルメを堪能していってください。

    午後はシェムリアップ市街地で高級スパを堪能!

    午後はシェムリアップ市街地で高級スパを堪能!

    午後はシェムリアップ市街地にある高級スパで贅沢なリラクゼーションの時間を満喫しましょう。昨今ニュースでもありましたが、下手な安マッサージを受けることで、返って身体に悪影響を及ぼすこともあります。マッサージは血流を操作することもあるので、プロのセラピストがマッサージしてくれる高級スパを利用するのがおすすめです。

    夕方は「プノンバケンの丘」で夕日鑑賞を楽しもう

    午後はプノンバケンの丘で夕日鑑賞がおすすめです。場所はアンコールワットの近くとなり、現地ツアーも催行されています。「個人で行ったけど夕日スポットが分からなくて見れなかった」と残念な結果を懸念している人は、ツアーに参加するのが確実です。プノンバケンの丘はアンコール遺跡群の中でも有名なサンセットスポットで、夕暮れ時には多くの観光客が訪れます。

    丘の上からは、遠くにアンコールワットが見える絶景が広がります。夕日が地平線に沈む光景は、カンボジア旅行の思い出に残る美しい瞬間です。混雑を避けたい場合は早めに訪れるか、周辺の静かなスポットを選ぶのも一つの手です。

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    子供連れ家族のシェムリアップ観光モデルコースの考え方

    子供連れ家族のシェムリアップ観光モデルコースの考え方

    家族連れでシェムリアップを旅行する際は、子供でも楽しめるスポットや負担が少ない移動手段を選んでモデルコースを考えることが重要です。観光とリラックスのバランスを取り、思い出深い家族旅行を計画しましょう。

    家族旅行に適した観光スポットを選ぶコツ

    子供連れで訪れる場合、楽しみやすい観光スポットを優先しましょう。アンコール遺跡群では、アンコールトムやバイヨン寺院が子供たちに人気です。特に微笑む顔の彫刻や象のテラスは、子供たちの好奇心を刺激するでしょう。

    また、トンレサップ湖の水上村は家族全員で楽しめるスポットです。ボートに乗って自然を満喫しながら、現地の生活を学ぶことができます。さらに、市内にはキッズフレンドリーなレストランや遊び場が併設されたカフェもありますので、休憩を兼ねて訪れるのもおすすめです。

    子供連れにおすすめのホテルと移動手段

    シェムリアップには、家族向けの設備が充実したホテルが数多くあります。例えば、キッズプールがあるホテルやベビーシッターサービスを提供する宿泊施設は、子供連れ旅行に最適です。また、広めの部屋やキッチン付きのホテルを選ぶことで、快適に過ごせます。

    モデルコースのポイント:遺跡観光よりもスパがおすすめ。キッズマッサージもあり

    シェムリアップは熱帯サバナ気候に属し、年間を通じて蒸し暑い気候が続きます。小さな子供はその場で立っているだけで体力が奪われるので、遺跡巡りは観光初日だけに留めておき、残りの滞在は市内観光に徹するのがおすすめです。

    ホテルライフや高級スパもおすすめ。キッズマッサージがあるところも増えているので、大人だけでなく家族みんなで楽しむことができます。

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    シェムリアップだけの旅行なら4泊5日モデルコースを作るのがおすすめ

    シェムリアップだけの旅行なら4泊5日モデルコースを作るのがおすすめ

    カンボジア・シェムリアップ旅行は昔からホーチミンやバンコクの2都市観光が人気ですが、もしシェムリアップ1都市のみの旅行であれば、4泊5日の旅行日数が最も定番となります。

    5日間の旅程であれば、アンコール遺跡群だけでなく、郊外の自然や市街地の散策、地元文化も満喫することができます。余裕のあるスケジュールで、リラックスしながら観光を楽しみましょう。

    4泊5日モデルコースで巡るおすすめ観光プラン

    4泊5日のプランでは、日ごとにテーマを設定すると効率よく観光できます。

    • 1日目: 到着後はホテルで休息し、パブストリートでディナーを楽しむ。
    • 2日目: アンコールワットやアンコールトムを中心に世界遺産の遺跡巡りを満喫。
    • 3日目: トンレサップ湖の水上村を訪れ、郊外の自然を堪能。
    • 4日目: 高級スパやベンメリアなどの映画のような遺跡を散策。
    • 5日目: 帰国まで高級スパや市街地の市場散策を楽しむ。

    このように、主要観光地とリラックスを組み合わせることで、バランスの取れた旅程が完成します。

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    シェムリアップ旅行のモデルコースに「ベンメリア遺跡」は組み込むべきかどうか

    シェムリアップ旅行のモデルコースに「ベンメリア遺跡」は組み込むべきかどうか

    カンボジアのシェムリアップ旅行が日本人に注目された当初、アンコールワットと併せて人気だった遺跡がこちらの「ベンメリア遺跡」です。天空の城ラピュタのような自然に囲まれた遺跡が日本人に注目されていました。

    ただし、注意点として、ベンメリア遺跡はシェムリアップ郊外に位置し、市街地から車で1時間半かかります。そのため、滞在日数に余裕がある旅行者にはおすすめできますが、初めてのシェムリアップ旅行者は、ベンメリアへ行くよりはアンコールワットとアンコールトムを楽しむ方が時間的効率は良いでしょう。

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    シェムリアップ&ホーチミン観光が人気!モデルコースの組み方

    シェムリアップ&ホーチミン観光が人気!モデルコースの組み方

    シェムリアップとベトナムのホーチミンを組み合わせた旅行は、東南アジアの魅力を一度に堪能できる人気のモデルコースとして昔から日本人旅行者の定番ルートとなっています。歴史と文化を体験しながら、それぞれの都市が持つ個性を楽しむ旅程を作りましょう。

    ベトナムとカンボジアを繋ぐ観光モデルコース

    シェムリアップとホーチミンを巡る際は、日数に応じて観光スポットを選ぶのがポイントです。

    • 1日目: ホーチミン到着後、市内観光。統一会堂やベンタイン市場を訪問。
    • 2日目: メコン蛍ツアー、バイクツアー、高級スパ、ドンコイ散歩など定番を楽しむ。
    • 3日目: 飛行機でシェムリアップへ移動し、アンコールワットで夕日を鑑賞。
    • 4日目: アンコールトムやバイヨン寺院を観光。
    • 5日目: トンレサップ湖の水上村を訪問し、帰国準備。

    シェムリアップとホーチミンを比較すると、ホーチミンの方が大都市のため、観光やショッピングに困ることはありません。そのため、モデルコースを組む際は、ホーチミン滞在を多くするのがコツです。

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    まとめ:シェムリアップ観光モデルコースを自分で作るポイント

    今回の記事では、初めてのシェムリアップ旅行者向けに観光モデルコースを紹介しました。以下に今回の記事のポイントをまとめました。

    • アンコールワットとトンレサップ湖をハイライトとしてモデルコースを作る
    • 遺跡観光は1日程度で十分。あとは高級スパや市場散策を楽しもう
    • シェムリアップ&ホーチミン周遊旅行が満足度が高くおすすめ

    シェムリアップは歴史遺産だけでなく、地元文化や自然も満喫できる観光地です。余裕を持った日程を組むことで、旅全体をリラックスして楽しめます。

    ぜひこの記事を参考に、自分にぴったりの旅行プランを立てて、思い出に残る旅を実現してください!

    Writer/この記事を書いた人

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    古川 悠紀
    トラベルライター

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    大学卒業後、日本で販売店営業、外資(米国)メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとして東南アジアを周遊し、旅行・生活・経済の現地情報を発信。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム(アルク出版)」、「複住スタイル(英和出版)」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。