バンコクからサムイ島の行き方:飛行機やフェリー乗り方解説
タイのバンコクから行けるサムイ島は、まだ日本人にはあまり知られていないビーチリゾートアイランドです。日本から直行便はありませんが、バンコクから乗り継いで行くことができ、また移動手段は飛行機問わず多岐にわたり、旅行スタイルや予算に応じてさまざまなルートを選ぶことができます。
ここではスワンナプーム空港やドンムアン空港からのフライト、スラタニやナコンシータマラートを経由したフェリールート、夜行列車を活用したルートなど、すべての主要な移動手段を徹底解説します。
当サイト「タビスパ」は、バンコクのスパ・レストラン・現地ツアーの予約ができる情報サイトです。東南アジア旅行の旅のしおり作りに、ぜひご活用ください。
バンコクからサムイ島への行き方|主要な交通手段を解説
バンコクからサムイ島へのアクセス方法は大きく分けて、バンコクエアウェイズによるバンコク発の飛行機直行便と、LCCとバス+フェリーを組み合わせた経由ルートがあります。
旅行者のニーズに合わせて移動方法は選べますが、それぞれ所要時間や快適さ、費用に違いがあります。航空券の予約タイミングや渡航する時期によっても利便性が異なるため、事前の情報収集が重要です。
移動ルート | 主な交通手段 | 所要時間目安 | 片道予算の目安 | 特徴・メリット |
---|---|---|---|---|
① スワンナプーム空港 → サムイ島直行便 | バンコクエアウェイズ(直行便) | 約1時間15分 | 約18,000〜25,000円 | 最速・快適・直行で到着。価格は高めだが利便性抜群。 |
② ドンムアン空港 → スラタニ → サムイ島 | LCC(エアアジア等)+バス+フェリー | 約6〜8時間 | 約5,000〜8,000円 | コスパ◎。ジョイントチケット利用で移動がスムーズ。 |
③ ドンムアン空港 → ナコン空港 → サムイ島 | LCC(ノックエア等)+バス+フェリー | 約5.5〜7時間 | 約5,500〜9,000円 | スラタニ経由より若干所要時間短め。港までのバス距離がやや長め。 |
④ 寝台列車(夜行)+バス+フェリー | 寝台列車(フアランポーン → スラタニ駅) | 約10〜12時間 | 約4,500〜7,000円 | 移動そのものを楽しみたい旅行者向け。夜行で体力温存も可能。 |
バンコクからサムイ島への飛行機の移動・行き方|所要時間と費用の目安
タイのバンコクから飛行機でサムイ島へ向かうルートは、移動の簡便さと時間効率の面で圧倒的な人気を誇ります。特に短期旅行の日本人にとってはタイムイズマネーではないでしょうか。
バンコクからサムイ島行きの飛行機は、スワンナプーム空港発のバンコクエアウェイズが運航しており、1日数便のフライトが確保されています。
フライトの所要時間はわずか1時間15分。
到着後はサムイ空港(USM)からホテルエリアまで車で15〜30分と非常にスムーズです。
スワンナプーム空港発のバンコクエアウェイズが主流
バンコクからの直行便は、バンコクエアウェイズが独占的に運航しており、価格は片道で約1万8000円〜2万5000円前後が相場です。
利用する時間帯や時期によって変動するため、早めの予約がおすすめです。
バンコクエアウェイズは機内サービスが充実しており、軽食や飲み物の提供があるほか、サムイ空港でも専用ラウンジを利用できる利点があります。
時間と快適性を重視する方には最も理想的な移動手段です。
ドンムアン空港からのLCCはサムイ直行便がない
エアアジアやノックエアなどのLCCは、バンコク・ドンムアン空港を拠点に運航していますが、サムイ島への直行便は設定されていません。
そのため、スラタニやナコンシータマラート空港を経由して、フェリーを利用する必要があります。
このルートはトータルで6時間以上かかることが多く、乗り換えも複雑になります。
しかし、運賃は片道4000円前後とかなり安く、費用を重視する旅行者にとっては有力な選択肢となります。
バンコクからナコンシータマラート空港経由での行き方|航空券とアクセス方法
費用を抑えながら比較的スムーズにサムイ島へ行きたい方におすすめなのが、ナコンシータマラート空港を経由するルートです。
LCC(主にノックエアやタイライオンエア)が、バンコク・ドンムアン空港からナコンシータマラート空港(NST)まで毎日複数便運航しています。
飛行機で約1時間10分で到着した後、港まではバスまたはミニバンで2時間程度。
そこからフェリーに乗り継ぎ、サムイ島に向かう形となります。
バンコク→ナコンシータマラート→ドンサック港の流れ
まずはバンコクからノックエアのフライトでナコンシータマラート空港へ移動し、空港到着後は港行きの送迎バスに乗車します。
送迎サービスは航空券とセットで予約できる「ジョイントチケット」が便利で、バスとフェリーがスムーズに接続します。
ドンサック港から出発するフェリーは、所要時間約1時間半でサムイ島リパノイ港へ到着します。
ナコンシータマラート空港から港までの所要時間と注意点
空港からドンサック港までは約80kmの距離があり、交通状況によっては2時間以上かかることもあります。夕方の便は渋滞や便の遅れが起きやすいため、午前中の便を利用するのが安全です。
また、ジョイントチケットの受け取りカウンターは空港に設置されていることが多いので、現地の案内表示やカスタマーサポートに従って行動しましょう。事前にチケット予約サイトで確認することも大切です。
サムイ島へのフェリー移動の行き方|LCC+スラタニ経由フェリールート解説
飛行機代を抑えつつサムイ島へ行きたい場合、LCCとスラタニ経由のフェリールートは非常にポピュラーな選択肢です。ドンムアン空港からLCCを利用してスラタニ空港(URT)へ移動し、そこからバスでドンサック港へ。さらにフェリーに乗船してサムイ島へアクセスします。
このルートは所要時間が6〜8時間ほどかかりますが、総額で4000〜7000円程度と費用を抑えられるのが魅力です。旅慣れた人やバックパッカーに人気の移動方法です。
ドンサック港からリパノイ港へのフェリーの所要時間と料金
ドンサック港からサムイ島のリパノイ港までのフェリーは、高速船と普通船の2種類があります。
所要時間は高速船で約1時間、通常のフェリーで約1時間30分です。
フェリーチケットの価格はおおよそ150〜200バーツ(約600〜800円)で、ジョイントチケットに含まれていることも多いです。船内には軽食販売やトイレも完備されており、快適な船旅が楽しめます。
バンコクから列車とフェリーでサムイ島の行き方|寝台列車と港アクセスを紹介
ゆったりとした移動を楽しみたい方には、バンコクから列車とフェリーを組み合わせた行き方がおすすめです。このルートは寝台列車でスラタニ駅へ向かい、そこからドンサック港へ移動、最後にフェリーでサムイ島へ渡るという旅情あふれる移動手段です。
移動には10〜12時間程度かかりますが、費用は2000〜4000バーツ程度と比較的抑えられており、旅の一部として楽しむ人が多いです。
フアランポーン駅からスラタニ駅への夜行列車の流れ
バンコク市内のフアランポーン駅からは、夜発の寝台列車がスラタニ駅まで運行しています。
列車は1日数便あり、所要時間は約8〜9時間です。
おすすめはエアコン付きの2等寝台車で、横になって眠れるため体力を温存できます。
乗車チケットは国鉄のオンラインサイトまたは駅窓口で事前に購入できます。週末や繁忙期は満席になることがあるため、できるだけ早めに予約しましょう。
バンコクからサムイ島行きの航空券・フェリーチケット予約のコツ
バンコクからサムイ島への移動をスムーズにするには、航空券とフェリーチケットの予約が鍵を握ります。直行便やLCC経由のルートでは、便の混雑や時期による価格変動が大きいため、早期の予約がコスト削減に繋がります。
また、バスやフェリーなどの接続があるルートでは、まとめて予約できる「ジョイントチケット」がおすすめです。オンライン予約で効率的にチケットを確保しましょう。
オンライン予約で事前手配する際の注意点
オンライン予約をする際は、出発日や乗り継ぎ時間、現地での受け取り方法を事前にしっかりと確認することが重要です。フェリーチケットは港や空港のカウンターでの引き換えが必要なケースが多く、印刷済みのバウチャーを持参するよう指示されることもあります。
また、旅行シーズンや祝日などのピーク時には、直前予約が取りにくくなるため、1〜2週間前の予約がおすすめです。現地ツアー会社の公式サイトやTrip.com、12Go Asiaなどの予約プラットフォームが便利です。
バンコクからサムイ島への行き方で注意すべきこと|季節・混雑・チケット事情
バンコクからサムイ島への行き方を選ぶ際は、時期や天候、チケットの入手難易度など、旅行前に押さえておくべき注意点がいくつかあります。雨季や連休期間などは交通機関が混雑しやすく、便のキャンセルや遅延のリスクも高まるため、事前の対策が重要です。
また、複数の乗り継ぎを伴うルートでは、各移動区間のスケジュール管理が旅行成功の鍵を握ります。
出発前の情報収集と柔軟なプラン設計が求められます。
天候による影響や混雑期の予約の注意点
タイ南部は5月〜10月が雨季にあたり、サムイ島周辺ではフェリーや高速船の運航が荒天により影響を受けることがあります。また、年末年始やソンクラーン(タイの旧正月)などの大型連休は、航空券やホテルの価格が急騰し、早期に満席になるのが例年です。
混雑期にサムイ島へ向かう場合は、出発の1ヶ月以上前には航空券と宿泊先を予約するのがベストです。
できれば往復の移動手段もあらかじめ確保しておくと安心です。
旅行前の準備とトラブル回避のポイント
バンコクから複数交通機関を乗り継いでサムイ島へ行く場合、急なフライト遅延やフェリーの欠航にも備える必要があります。旅行保険への加入はもちろん、時間に余裕を持ったスケジュール設計が大切です。
また、スマートフォンに交通アプリ(12Go、Trip.comなど)をインストールしておくと、現地でのルート確認やリスケジュールがスムーズに行えます。フェリーや送迎バスのチケット引き換え場所など、細かな案内情報も事前に確認しておきましょう。
バンコク発サムイ島ツアーの選び方|移動手段・費用・日程の組み方
個人手配が不安な場合や、初めてのサムイ島旅行では、ツアーを利用するのも安心な選択肢です。
旅行会社が手配するパッケージツアーでは、航空券・ホテル・現地移動がセットになっており、費用面でもお得なプランが多く用意されています。
また、シンガポール経由やプーケットとの周遊型プランもあり、日程に余裕がある方にはおすすめです。自分の旅のスタイルに合わせて、最適なツアーを選びましょう。
ツアー利用での移動方法や予約の流れ
バンコク発の現地オプショナルツアーでは、主にバンコクエアウェイズの直行便利用プランや、LCCとバス+フェリーを組み合わせたプランがあります。大手旅行会社では、現地スタッフのサポートが付いた安心プランも人気です。
ただし、サムイ島行きのツアーはニッチとなるので、どこの旅行会社でも取り扱いがあるわけではありませんので、事前に調査が必要です。
まとめ:バンコクからサムイ島の行き方は多種だが飛行機で直行するのがやはりおすすめ
タイのバンコクからサムイ島への行き方は今回紹介したように多彩で、旅行スタイルや予算に応じて柔軟に選べる点が魅力です。最も簡便なのはバンコクエアウェイズの直行便ですが、LCCを活用した経由ルートや夜行列車を利用する方法も、コストパフォーマンスに優れた選択肢となります。
移動にかかる時間や快適性、乗り継ぎの手間などを総合的に考慮し、自分に合ったアクセス方法を選んでください。