タイ旅行者向け全国観光地のベストシーズンを徹底解説!
タイは一年中暑いイメージがありますが、1年中観光のベストシーズンと言うわけではありません。タイ旅行を計画している人の中には、「結局いつ行くのがいいの?」、「チェンマイとバンコクで迷ってるけど、気候は同じ?」と悩む方は多いですね。
タイには年間を通じて「乾季」と「雨季」の季節に分かれていて、観光地によって旅行のベストシーズンや観光の楽しみ方が変わります。
ここでは日本人旅行者に人気のタイ全国の観光地のベストシーズンを徹底的に解説します。
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タイ旅行のベストシーズンはいつ?乾季・雨季の特徴と違い
タイは年間を通して温暖な気候ですが、大きく分けて乾季と雨季の2つの季節があり、乾季の中には暑季と呼ばれる1年で最も暑い時期があります。
タイの気候区分と基本的な季節の違い
タイの季節は主に「乾季(11月〜2月)」、「暑季(3月〜5月)」、「雨季(6月〜10月)」に分かれます。乾季は気温が比較的低く過ごしやすい時期、暑季は日中の気温が40度近くになることもあり、屋外観光には体力が必要です。雨季は1日複数回のスコールが降るものの、数十分で止むことが多く、雨の時間の過ごし方を事前に考えておけば、旅行は十分可能です。
乾季はどんな季節?観光に最適な理由
乾季は気温が25〜35度前後で湿度も低く、観光に適しています。寺院巡りや遺跡観光、ショッピングなど幅広いアクティビティが快適に楽しめます。また、タイ各地でお祭りやイベントも開催され、文化体験にもぴったりのシーズンです。
雨季の特徴と旅行中に気をつけたいこと
雨季はスコールと呼ばれる短時間の強い雨が降ります。台風がきたり豪雨で排水設備が壊れてしまうと、道が冠水することもあり、移動には注意が必要です。ただし、雨が止むと晴れ間が戻るため、1日中雨ということは少なく、観光は十分に可能です。オフシーズンのため、航空券やホテルの料金が安くなるのも魅力。雨具の準備と余裕をもったスケジュールで楽しむのがコツです。
タイのバンコク旅行のベストシーズン|観光や寺院巡りに最適な時期
タイのバンコクは年間を通して観光が可能な都市ですが、気候によって快適さが大きく変わります。町散策や市場・寺院巡りをメインに楽しみたいなら、気温と降水量のバランスを見て時期を選ぶのがポイントです。
タイのバンコク旅行のベストシーズンは乾季の11月から5月
11月から2月の乾季は、気温も湿度も控えめで街歩きに最適です。この時期はロイクラトンや年末年始のイベントがあり、文化的にも見どころが豊富。寺院巡りも快適で、ワット・ポーやワット・アルンなどの名所をじっくり回るには絶好のタイミングです。暑季と呼ばれる3月から5月であっても、バンコク市内は冷房の利いたショッピングセンターやカフェ&レストラン、高級スパがたくさん集まっているので、疲れたら屋内観光に切り替えるだけで問題なく観光を楽しめます。
タイのアユタヤ遺跡観光のベストシーズン|世界遺産の遺跡探索はいつが最適?
タイのアユタヤはバンコクから日帰りで行ける世界遺産の都市で、多くの遺跡が点在しています。屋外での観光が中心になるため、基本原則乾季に行きたいところです。
タイのアユタヤ観光のベストシーズンは11月から2月
タイのアユタヤ観光は遺跡巡りと象乗り体験がメインとなり、いずれも屋外スポットとなるため、乾季の11月〜2月がベスト。3月から5月の暑季も雨季よりはマシですが、必ず紫外線・熱中症対策をして臨んでください。
タイのパタヤ旅行のベストシーズン|海水浴や観光散策におすすめの時期
タイのパタヤはバンコクから車で2時間ほどで行ける人気のビーチリゾートです。「南国ビーチでバカンスと町散策を楽しみたい」という人は、バンコク+パタヤの2都市周遊旅行がおすすめです。
タイのパタヤ観光のベストシーズンは11月~5月
11月から2月の乾季は、快晴が続き波も穏やかで海水浴に最適な時期です。気温は30度前後と高めですが、風が心地よいのでビーチでのんびり過ごすにはぴったりです。パタヤビーチやジョムティエンビーチではパラセーリングやジェットスキーなどのアクティビティも楽しめます。
雨季でも楽しめる観光スポット
6月から10月の雨季でも、パタヤには屋内で楽しめる観光地が豊富です。水族館や3Dアート美術館、寺院見学など、天候に左右されずに観光が可能。また、夕方からは雨が止むことも多く、ビーチ沿いのカフェやナイトマーケットも楽しめます。
タイのプーケット旅行のベストシーズンと気候|ビーチリゾートの楽しみ方
プーケットはタイ最大の離島で、ビーチリゾートとして世界中から観光客が訪れます。天候や海のコンディションによって、楽しみ方が変わるため、訪問時期の選び方が大切です。
タイのプーケットのベストシーズンはもちろん乾季!アクティビティを満喫
タイのプーケット観光のベストシーズンは乾季となる11月から5月。天候が安定していてビーチリゾートの醍醐味を満喫できます。パトンビーチやカタビーチでのんびりするもよし、バナナボートやダイビングなどのマリンアクティビティを楽しむもよし。また、サンセットクルーズも人気で、絶景を眺めながらの夕日は感動ものです。
雨季のプーケットでの過ごし方
5月から10月の雨季は、1日のうちに短時間だけ激しい雨が降ることが多いです。この時期は観光客が比較的少なく、ホテルや航空券が安くなります。屋内で楽しめるスパやショッピングモール、タイ料理教室などに参加すると、雨でも有意義に過ごせます。
タイのチェンマイ旅行のベストシーズン|文化と自然を堪能する季節とは?
タイのチェンマイはタイ北部に位置する落ち着いた雰囲気の古都で、寺院や自然、アートが融合する街。ベストシーズンに訪れることで、素朴な町をゆったりと過ごすことができます。
チェンマイ旅行のベストシーズンは乾季。雨季は少し危険地帯もあり
11月から5月の乾季は朝晩が冷える日もあり、過ごしやすい気候です。この時期は「イーペン祭り(ロイクラトン)」が開催され、無数のランタンが夜空に舞う幻想的な光景が楽しめます。また、観光地は混みすぎず、静かに寺院や旧市街を巡れます。
6月から10月は雨季となり、山間部では土砂崩れのリスクもあるため、行く場所は吟味してください。ただ、雨季のチェンマイは自然が潤い、緑が美しくなる時期でもあるため、「雨季のチェンマイが好き」という人も少なくありません。
タイのサムイ島・パンガン島・タオ島(タイ湾側)旅行のベストシーズン|マリンスポーツを快適に楽しむ時期
タイのサムイ島をはじめとするタイ湾側のリゾート地は、プーケットなどアンダマン海側とは気候のタイミングが異なります。「タイ旅行を計画しているけど、どこの観光地も雨季だぁ」と悩んでいる人は、タイ湾側のビーチリゾートに訪れてみてはいかがでしょうか。
各島のベストシーズン(乾季)はいつ?
タイのサムイ島やパンガン島、タオ島の乾季は2月〜9月、雨季は10月から1月となります。実際は5月から雨降りは多くなりますが、他の観光地と比べると降水日数は少なく、穏やかな海と青空が続きます。乾季のこの時期は晴れ間を縫ってマリンスポーツやリゾートステイを快適にできます。
一方で10月から12月は豪雨が続くため、観光には適していません。1月も雨量は多いので、年末年始の観光は正直おすすめできません。
タイ旅行の各観光地の雨季の期間と過ごし方
以下では上記で紹介したタイ全国の主要観光地の乾季と雨季を整理して表にしました。
タイの各観光地の乾季と雨季の時期を表で比較
観光地 | 乾季 | 雨季 |
---|---|---|
バンコク | 11月 ~ 5月 | 6月 ~ 10月 |
アユタヤ | 11月 ~ 5月 | 6月 ~ 10月 |
パタヤ | 11月 ~ 5月 | 6月 ~ 10月 |
プーケット | 11月 ~ 5月 | 6月 ~ 10月 |
チェンマイ | 11月 ~ 5月 | 6月 ~ 10月 |
サムイ島 | 2月 ~ 9月 | 10月 ~ 1月 |
航空券の値段から考える安く行けるタイ旅行のベストシーズン
これまでは気候を考慮したタイ旅行のベストシーズンを紹介しましたが、ここでは予算を抑えてタイ旅行ができる、航空券の価格が安くなる時期をベストシーズンとして解説します。
航空券が安くなるタイミングとは
6月〜10月の雨季は観光客が減るため、航空券は3〜5万円台まで下がることが多いです。特に9月や10月は価格が最も下がる傾向があります。
ホテル料金との相関と予約のコツ
航空券が安くなる時期はホテルも割安になります。雨季は宿泊費が通常の半額近くになることもあり、全体の旅行費用を大幅に節約できます。安くても立地やサービスをチェックし、バランスの良い宿を選びましょう。
コストを抑えた旅行プランの立て方
オフシーズンを狙い、平日出発・平日帰国のプランにするとより安くなります。LCCを活用し、現地での移動もバスやBTSを使うことで費用を抑えられます。ただし、最近はタイにおいて屋台や食堂の食事で食中毒問題も全国で報告されています。旅行者はしっかりとしたレストランで食事するのがおすすめです。
タイ旅行のベストシーズンまとめ|気候・目的別に最適な時期を選ぼう
タイ旅行のベストシーズンは地域や目的によって異なります。乾季は観光に最適ですが、費用を抑えたい場合は雨季も狙い目です。旅行のスタイルに合ったタイミングを見つけて、快適で思い出に残る旅を楽しんでください。