初めてのアユタヤ遺跡の回り方!歴史公園を4時間で回る
アユタヤ遺跡はタイの歴史に触れる世界遺産として、多くの外国人観光客が訪れるスポットです。しかし、アユタヤ遺跡は世界遺産の歴史公園及びその周辺を含めて非常に広範囲にわたっているため、しっかりとルートや回るスポットを決めておかないと、1日では到底回り切れません。
多くの旅行者はバンコクに滞在できるのは1~3日程度なので、アユタヤ観光で朝から晩まで時間を費やすのはいささかもったいないと感じますよね。
そこで、ここでは世界遺産アユタヤ遺跡を歴史公園を中心に効率的に楽しむ回り方を徹底紹介。移動手段や注意点を含め、「4時間」の半日観光モデルコース、及び遺跡の選び方と回り方を紹介します、
初めてアユタヤを訪れる旅行者はぜひご覧ください。
当サイト「タビスパ」はタイの観光情報の提供、及びバンコク市内のスパ・現地ツアー・レストランの予約サイトです。さまざまなクーポンをご用意しているので、ぜひご利用ください。
初めてのアユタヤ遺跡観光!回り方を考える効率的なポイントを解説
アユタヤ遺跡はアユタヤ観光エリア内に広範囲に点在している遺跡群の総称となります。そのため、世界遺産に指定されているアユタヤ遺跡をすべて見て回ると、とんでもない時間がかかってしまい現実的ではありません。
そこで、アユタヤ遺跡の効率的な回り方として推奨されるのが「アユタヤ歴史公園内の遺跡」です。アユタヤ歴史公園の敷地内にはガイドブックに掲載されているような象徴的な遺跡が集中しており、これらを回ることで短時間で効率よく満足度の高い遺跡観光が実現できます。
アユタヤ遺跡のおすすめの回り方は「午前中に観光する」こと
アユタヤ遺跡のおすすめの回り方に「午前中に観光する」ことが挙げられます。タイは熱帯気候のため、雨季乾季問わず日中の最高気温は30度を余裕で超える蒸し暑い時間となります。
また、アユタヤ自体は田舎のエリアなので、冷房完備のカフェやレストランもほとんどありません。そのため、日が高くなる前にあらかたの観光を終えるのが理想となります。以下ではアユタヤの主要遺跡を4時間で回る方法を紹介するので、アユタヤには早朝に訪れることをおすすめします。
アユタヤ遺跡を4時間で巡るおすすめの回り方モデルコース
ここではアユタヤ遺跡を短時間で効率よく巡りたい人のために、4時間で歴史公園内の主要スポットを回れるモデルコースを紹介します。初めてアユタヤ遺跡観光をする方や効率重視で夕方までにはバンコクに戻りたい人はぜひ参考にしてください。
10:00:アユタヤ歴史公園散策開始
朝7時30~8時にバンコクを出れば、アユタヤに到着するのは10時から10時30分頃となります。列車で行く人はアユタヤ駅に降りることになりますが、歴史公園まではトゥクトゥクか自転車のレンタルで20分弱で行くことができます。
10:30~11:00:ワットマハタート/Wat Mahathat
ガイドブックでも必ず紹介されているアユタヤ遺跡の象徴。
樹木に顔が埋め込まれている一風変わった遺跡。写真を撮るときは仏像の頭よりかがんで撮影してください。
11:15~11:45:ワットラチャブラナ/Wat Ratchaburana
ワットマハタートから歩いて5分かからない場所にあるワットラチャブラナは、アユタヤ王朝8代の次代に建造されたクメール様式の仏塔です。
建築技術の高いレンガ造りで、仏像やレリーフが埋め込まれているのが特徴。18世紀にビルマ軍の侵攻によって大半が破壊されてしまいました。
12:00~12:30:ワット・プララーム/Wat Phra Ram
ワットラチャブラナから歩いて15分(約500m)のところにあるワット・プララームは、アユタヤ王朝初期の次代に建立された、いまだ謎多き遺跡です。
また、遺跡近くには象乗り体験ができる「エレファントキャンプ」があるので、もし時間に余裕がある人は立ち寄るのも良いでしょう。象に乗って遺跡やハスの池を歩くことができます。
12:45~13:15:ワットプラシーサンペット /Wat Phra Si Sanphet
ワットラチャブラナから歩いて10分弱で行けるワットプラシーサンペットは、ラーマティボディ2世の王が父と兄を祀るために建てたとされています。
漆喰でできたチェディという仏塔は保存状態が良く、アユタヤ遺跡群の中でも見ごたえがある史跡となります。
13:30~14:00:ワットロカヤスターラーム/Wat Lokaya Sutharam
最後に訪れるワットロカヤスターラームはワットプラシーサンペットから2km弱のところに位置しています。歩くと30分以上かかるので、トゥクトゥクで行くか自転車で行くのがおすすめです。
こちらのアユタヤ遺跡は涅槃仏と呼ばれる、寝そべった大仏が特徴です。
上記で紹介した回り方であれば、約4時間でアユタヤ遺跡の主要スポットを観光できます。それぞれの遺跡は徒歩や自転車でアクセス可能な距離にあり、遺跡間の移動もスムーズです。
アユタヤ遺跡の回り方。歴史公園だけならトゥクトゥクよりも自転車がおすすめ
今回のモデルコースでは、アユタヤ遺跡の中でも見どころだけを押さえた歴史公園散策となります。最後の涅槃仏以外は徒歩で行けるので、トゥクトゥクをチャーターする必要もありません。アユタヤ駅傍や遺跡周辺には幾つか自転車をレンタルできるところがあります。パスポートのコピーもしくはデポジットで借りれるので、トゥクトゥクは不要です。
ちなみにトゥクトゥクの料金は1時間あたり約200~300バーツが相場です。もしここで紹介した以外の観光スポットにも立ち寄りたいのであれば、トゥクトゥクをチャーターするのも良いでしょう。その際は必ず相場で交渉するようにしてください。
アユタヤ遺跡の回り方を考える!歴史公園だけで十分?
アユタヤ遺跡には数多くの寺院や歴史的建造物がありますが、今回のように観光の時間が限られている場合は、アユタヤ歴史公園を中心に回るだけでも十分に満足できます。
歴史公園内には、アユタヤ時代の栄華を物語る有名な遺跡が集中しており、徒歩で回るだけでも主要な観光スポットを効率よく巡ることが可能です。
アユタヤ遺跡(歴史公園)を回る際の注意点とマナー
アユタヤ遺跡を訪れる際は、いくつかの注意点と守るべきマナーがあります。遺跡や寺院は歴史的・宗教的な場所であるため、観光中に失礼のないようにしましょう。
1.アユタヤ遺跡(歴史公園)では仏像や遺跡に触れない・登らない
今回紹介した世界遺産含め、アユタヤ遺跡は一見すると瓦礫でも、そのすべて歴史的に貴重な文化財となります。そのため、道端の瓦礫の上に乗ったり、仏像に触ったりすることはやめてください。
2.アユタヤ遺跡(歴史公園)観光は服装に注意:露出した服は避ける
アユタヤ遺跡や寺院はタイ人にとって神聖な場所となります。半そでやロングスカートは大丈夫ですが、タンクトップやノースリーブ、ミニスカートの入場は禁止されています。
場所によっては肌を隠す大きめのストールが用意されているので、それを借りることで入場できますが、できるだけ露出した服を避けるのがマナーと言えます。
アユタヤ遺跡(歴史公園)を回った観光後に楽しめる周辺スポット
アユタヤ遺跡(歴史公園)を満喫した後は、そのまますぐにバンコクへ戻れば16時~17時前後に到着します。一方でもう少しアユタヤ観光を満喫したいのであれば、遺跡以外のスポットやグルメを楽しむのもおすすめです。
例えば、アユタヤ遺跡周辺には象乗り体験ができる「エレファントキャンプ」や、タイグルメやお土産を購入できる「アユタヤ水上マーケット」があります。
アユタヤ遺跡の回り方に不安あるなら現地ツアーに参加しよう
アユタヤ遺跡を個人で回るのが不安な場合は、現地ツアーに参加するのも選択肢の1つです。ツアーではガイドが遺跡の歴史や背景について詳しく説明してくれるため、より深い理解を得ることができます。また、トゥクトゥクドライバーとの料金交渉や観光ルートを心配する必要がないため、初めて訪れる人でも安心です。
多くのツアーでは、バンコクからの日帰りプランがあり、ツアーによっては象乗り体験や水上マーケットの立ち寄りも含まれているものもあります。短期旅行者にとってはコストパフォーマンスも高いので、ぜひご検討ください。
まとめ:アユタヤ遺跡(歴史公園)で満足いく回り方は一つじゃない!事前にしっかり計画を
今回ご案内したアユタヤ遺跡(歴史公園)は、日本人旅行者に人気の観光地かつ、タイの歴史と文化を知れる貴重な場所です。しかし、アユタヤ遺跡群は1日では到底回り切れませんので、事前に行きたい遺跡やルートをしっかりと考えておくことが重要です。
また、それだけでなく移動手段や持ち物、マナーにも注意を払いながら、充実したアユタヤ遺跡観光を楽しんでください。