バンコクのスパのチップ事情!いつどこで渡す?相場はいくら
タイのバンコク旅行では、スパ&マッサージ体験を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。しかし、スパやマッサージ店でのチップ文化や相場が分からず、戸惑うこともあります。
タイではチップが感謝を伝える大切な習慣として根付いており、それは日本人旅行者にも求められます。もしチップを渡さないとスタッフとトラブルになることもありますので、バンコクのスパにおけるチップ事情はしっかりと覚えて実践してほしいところです。
ここではバンコクのスパでのチップの必要性や相場、いつ、どこで、誰に渡すかなど、一連の流れとタイミングについて詳しく解説します。
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バンコクのスパ&マッサージでチップは必要?タイの文化と習慣、欧米との比較を解説
タイではチップの習慣が広く浸透しており、特に都心のバンコクのスパでは、チップはお礼の気持ちを伝える重要な要素とされています。タイのチップ文化は、サービスを提供してくれた人に感謝の気持ちを表すためのものです。
バンコクのスパでは、施術が終了した後に施術者へ直接チップを渡すのが一般的な方法です。また、高級スパではサービス料が料金に含まれていることもありますが、それでも個別にチップを渡すことが喜ばれます。
バンコクと欧米のチップ事情の違い
欧米では合計支払金額の10~20%を計算してチップとして払うのが習慣ですが、バンコクやタイでは、合計金額の割合ではなく、「60分のマッサージなら〇〇THB(バーツ)」、「ホテルや一軒家の高級スパなら〇〇THB」などと金額は大体固定で決まっています。
バンコクのスパ&マッサージのチップの相場はどれくらい?日本人旅行者向けの目安
バンコクのスパでのチップ相場は、施術の内容やスパの種類によって異なりますが、以下を目安にしてください。
- 街中のローカルスパ:20~50バーツ程度が一般的です。
- 高級ホテルスパ:100~200バーツが妥当です。
高級スパは一軒家やヴィラスパ、ホテル内スパなどが該当します。また、店名はマッサージではなく、「スパ」と表記されていることがほとんどで、マッサージの技術だけでなく雰囲気や接客にも力を入れている旅行者向けのスパを指します。
バンコクでスパ体験。30分と1時間、2時間のチップ相場はいくら?
バンコクではスパの施術時間によって、チップの料金相場も異なります。それぞれの時間に応じた適切な金額を把握しておくと安心です。
30分のスパ/マッサージ施術の場合のチップ相場はいくら?
30分の短時間のボディマッサージやフットマッサージの場合、チップは50バーツ前後が相場です。施術時間が短いため、スタッフへの感謝を軽く示す程度で十分です。フットマッサージの場合はチップ不要のお店もあります。
1時間のスパ/マッサージ施術の場合のチップ相場はいくら?
1時間のスパマッサージでは、100バーツ程度が一般的な相場です。高級スパのボディマッサージでも100バーツ払えば問題はありません。
2時間のスパ/マッサージ施術の場合のチップ相場はいくら?
90分以上のボディマッサージや2時間超えのパッケージコースといった長時間の施術では、200バーツが相場となります。中には300バーツ以上渡す旅行者もいますが、セラピストが高額なチップを貰うことがクセになってしまうので、できれば200バーツに留めておきたいところです。
一方で「あまり満足できなかった」ことを理由に50バーツや100バーツなど相場よりも著しく低いチップを渡してしまった場合、セラピストが怒ったり、受付スタッフが「何か問題でもありましたか?」と訊ねてくることもあります。説明が面倒であれば、おとなしく200バーツ渡してやり過ごすのがいいでしょう。
バンコクのスパ&マッサージ店でチップを渡すタイミングとシーン別の具体例
初めてのバンコク旅行では、スパ&マッサージ店でいつ、どのタイミングで誰にチップを渡すかも知りたいところです。
スパのセラピストにチップを渡すタイミング
多くのスパ&マッサージ店ではチップ
- 施術後
施術が終了したあと、服に着替えて部屋を出るとセラピストが待っている場合があります。このときに直接チップを手渡します。 - 会計後にお店を出るとき
マッサージが終わり受付で会計して退店するとき、施術してくれたセラピストが待っていてくれますので、ここでチップを渡すのが良いでしょう。 - 会計時にスパ料金と一緒にチップ分も払う
バンコク市内のスパ&マッサージ店によっては、お客とセラピストがチップを巡りトラブルに発展にしないよう、会計時にチップも含めて支払えるところもあります。会計時に受付に髪を渡され、そこにチップの金額を書いて支払うのが一般的です。
バンコクのスパ&マッサージ店におけるチップの渡し方としては、直接手渡しするのが一般的です。チップを渡すときに笑顔を添えて「コップンカー(ありがとう)」と挨拶をすると、さらに良い印象を与えることができます。
バンコクのスパ&マッサージ店でチップを渡さなくても良い場合は?
バンコクでスパやマッサージ店を利用する場合、必ずしもチップを渡す必要がない場合もあります。チップ不要なケースを知っておくことで、無駄な出費を抑えられます。
チップ不要とメニューに記載がある場合
日本人旅行者を主な客層としているスパ&マッサージ店では、チップの習慣がない日本人に向けて、チップ不要とメニューに記載しているところがあります。実際は基本料金に含まれているという認識ですが、それでもセラピストにチップを渡す必要はないので、嬉しいですね。
基本料金にサービスチャージがある場合はチップは不要?
高級スパでは、基本料金に税金とは別にサービスチャージが5~15%含まれているところもあります。人によっては「サービスチャージにチップも含まれている」と解釈してセラピストにチップを払わない人もいますね。
ただし、これは店舗によって異なるので、気になる場合は受付に質問すべきでしょう。また、質問するのが嫌な場合、サービスチャージにチップ分が含まれているかは不明のため、100バーツ程度をセラピストに渡すのがおすすめです。
スパでチップを渡さないと問題になる?バンコクでのトラブル事例
バンコクのスパ&マッサージ店でチップを渡さないことでトラブルになるケースもあります。場合によっては不快な状況を招くことがあります。過去の事例を参考に、予防策を確認しておきましょう。
チップを執拗にねだられるトラブルは少なくない
高級スパでは店舗マネージャーやオーナーがしっかりとセラピストを指導しているので、仮にセラピストがチップを要求してきても、受付のマネージャーが叱ってくれます。
しかし、一部のローカルスパでは、セラピストがチップを執拗に要求する場合があります。「この金額じゃ生活できな」、「もっと頂戴」などと言われた場合、相場に応じた金額を渡すか、受付スタッフに伝えてセラピストを叱ってもらうようにしましょう。
まとめ:バンコクのスパ&マッサージ体験ではチップ相場の理解が大切
バンコク旅行者の多くは現地でスパ&マッサージを体験します。そのため、現地のチップ文化を理解することは、タイ旅行をさらに充実させるために知っておきたい重要なポイントです。高級ホテルスパや街中のローカルスパ、それぞれの特徴やチップ相場を理解することで、充実したバンコクライフを満喫できるでしょう。