シェムリアップのスパで注意すべきトラブルと解決策

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カンボジアは日本よりも物価が安いため、旅行先では、普段体験できないような高級やスパやマッサージも気軽に受けることができます。

世界遺産のアンコール遺跡を有するシェムリアップは、首都のプノンペンと比べると治安は良いとされていますが、スリや盗難、ぼったくりなどの軽犯罪は多発しています。

スパを受ける際にトラブルに巻き込まれないためにも旅行者は注意が必要です。そこで、ここではスパを受ける際に注意すべき点と解決策を見ていきたいと思います。

目次

    最も多いトラブルは「盗難」

    クレジットカードと鍵の写真

    シェムリアップのスパで1番起こる可能性が高いのが盗難です。スパの最中は財布などの貴重品はロッカールームに預けるか、もしくは手元に置いておくことになります。観光客はお金を持っていると思われ狙われやすいです。特にiPhone は価値が高く盗まれやすいので注意が必要です。

    スパに限らずホテルの部屋でも価値のあるものは盗まれます。なくなったものは警察に駆け込んでも返って来ません。また、もしロッカールームがあっても、鍵付きでない場合は財布だけ手に持ってマッサージを受けましょう。

    解決策

    大きい金額のお金は財布の中に入れないようにするのが第一。自分の手元に置いておく場合も常に目を光らせておき必要があります。iPhoneなどのスマートフォンは、テーブルに置いたりせずに使わない時はカバンの中にしまい、見せないようにしましょう。

    セキュリティBOXがある場合はそちらを使うようににして下さい。パスポートは持ち歩かず、ホテルのセキュリティBOXに預けて置いた方が安全です。

    高額チップを要求してくる

    お金の写真

    シェムリアップのセラピストの大きな収入源になっているのが、チップです。チップは日本人には馴染みのない文化なので、相場が分かっていないと言われるままに払ってしまう人もいます。質のいいお店では教育も行き届いているので、高額なチップを要求する場面はほとんど見かけません。

    解決策

    チップの相場は3~8ドルぐらいが目安です。チップは気持ちなので、良くしてもらったと思ったらわたしましょう。納得できなかったり、サービス以上のチップを求められたら拒否して大丈夫です。

    最近はチップ込みのお店も多いので、チップの金額を考えるのが煩わしい人は、チップ込みのお店を選んだ方がいいでしょう。

    Noと言えない日本人は特に注意!ぼったくり

    自分の意志表示ははっきりと
    自分の意志表示ははっきりと

    安いと言われて入ってみたのに、セラピストが追加オプションを勧めてきたり、勝手に延長して、支払いの時の最初に聞いてた金額と全く違うこともあります。

    マッサージ中にセラピストに話しかけられて よく分からずに相槌をうっていたら、追加オプションだったという事もあるので、会話にも注意が必要です。

    解決策

    ちゃんとメニューに金額が書いてあるお店か、事前に予約してから行きましょう。口頭での金額交渉は後で言ってないと言われたら、支払いも難しくなります。それとマッサージの相場を知っておくことも大切です。

    マッサージだけだと6〜10ドル、スパだと30ドル〜50ドル(1時間)が相場です。できれば飛び込みでお店に行かず、行くお店を事前に調べておき、金額や評判を知っておいた上で予約するのがいいです。

    言葉が通じないことによるトラブルもあり

    コミュニケーション

    ローカル色が強いお店ほど、日本語はもちろんのこと英語すらも通じない時があります。セラピストとのコミュニケーションが取れないと、受けてる最中もリラックスすることができません。もっと強くしてもらいたい時や、痛いのでゆっくりしてもらいたいことを伝えたいのに理解してもらえないのは辛いです。

    またホットストーンマッサージは、石が熱すぎた場合や刺激が強い時にもちゃんと伝えないとマッサージに来たのに身体を痛めてしまいます。

    解決策

    お店に入る前に日本語対応や英語対応してるか確認して選ぶといいでしょう。英語が伝わらなくても、簡単なクメール語は覚えておくかメモを持って行くと、要望も伝わりやすいです。携帯の翻訳機能も役に立ちます。

    強引な客引き

    シェムリアップのパブストリート
    シェムリアップのパブストリート

    シェムリアップのパブストリート(ナイトマーケット)にはたくさんのスパやマッサージ店が並んでいます。外にあるメニューを眺めてただけでも店の中へ連れて行こうとする強引な人もいます。トゥクトゥクの運転手がお店と手を組んで勧誘してくる事もあります。

    解決策

    店内がよく見えるところや、メニューを店頭に置いているところなどは安全でしょう。もし強引に店の中に連れて行かれそうになっても、「ノー」と言いきちんと断りましょう。彼女たちも粘るでしょうが怪しいと思ったら入らない方がいいです。

    自分の意見ははっきりと

    基本的に「日本人は言い値で買う」、「日本人は押せば通る」とカンボジア人に思われている節があります。旅行者は隙を見せるとすぐにぼったくられてしまうので、初めての海外旅行者も毅然とした面持ちで対応することが求められます。

    Writer/この記事を書いた人

    著者の写真

    古川 悠紀
    トラベルライター

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    大学卒業後、日本で販売店営業、外資(米国)メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとしてベトナムを中心に東南アジアの旅行・生活・経済の記事を請け負う。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム(アルク出版)」、「複住スタイル(英和出版)」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。