シェムリアップのナイトライフはここからはじまる！「パブストリート」

カンボジア最大の観光都市であるシェムリアップ。一生に一度はみておきたいと言われるアンコールワットなど世界遺産観光が旅のハイライトとなりますが、実はナイトライフも存分に楽しむことができます。

今回お届けするのは、シェムリアップ市街地の中心に広がる観光エリア「パブストリート」。アンコールナイトマーケットと並んで最大級のナイトスポットといっても過言ではありません。今回はパブストリートの魅力をお届けします。

シェムリアップ旅行の中心地

パブストリートがあるのは、シェムリアップの中心市街地。旅に不慣れな旅行者は、なるべく観光の中心エリアにホテルをとることをおすすめしますが、シェムリアップの場合は、このパブストリートを拠点にホテル探しをするのがいいでしょう。

できれば徒歩圏内がおすすめ。アンコールナイトマーケットやオールドマーケット、アートセンターナイトマーケットへも徒歩で行くことができます。

観光客が全員集う「パブストリート」

シェムリアップ旅行者のほとんどが訪れる人気の観光エリアがパブストリートです。

日中は閑散としていますが、オールドマーケットをはじめとしたお土産ショップ、レストラン、カフェ、マッサージ店、両替所などが並んでいます。ただし、パブストリートの本番は夜となります。

パブストリートは碁盤の目のような街路になっているのが特徴のひとつ。通りの名前だけ聞くと、なんだか怪しい男性のための街といったイメージですが、女性同士や小さな子ども連れでも楽しむことができる、健全な観光エリアです。

日が暮れる時間になると、徐々に観光客が行き交いはじめ、夜が更けていくほどに盛り上がりをみせるのがパブストリートの特徴。近くにはたくさんのトゥクトゥクが待機しているので、遅くなっても帰りは安心。時間を気にせずに楽しめるのも魅力です。

さまざまな国籍の人びとで溢れかえるナイトスポット

パブストリートのエリア内は、レストランやカフェバー、お土産店に屋台バーなどが密集している繁華街となっています。夜になると派手なネオンのゲートが輝きはじめ、ナイトライフを楽しむ人たちで溢れかえります。

ここでは、さまざま国々のひとたちが思い思いに楽しんでいるのです。

このエリアのシンボル的なお店が「テンプルクラブ」。このの2階席では、毎晩19時半からアプサラダンスなどのカンボジア伝統舞踊のショーが行われています。ショーの終わりは、21時半くらい。そのあとは音楽が大音量で鳴りはじめ、クラブになります。

また、人気のバー「レッドピアノ」もおすすめ。ここは映画『トゥームレイダー』の撮影のときに、アンジョリーナ・ジョリーがよく通っていたバーなのだとか。清潔感のただよう素敵なお店。名物はカクテル「トゥームレイダー」となっています。

美味しいクメール料理が食べられるレストランも

パブストリートではあらゆるカンボジアの名物料理が楽しめるのも特徴の一つ。カンボジアBBQやご当地鍋・チュナンダイ、クメールカレーにプラホックなど、おいしいクメール料理が楽しめるレストランがパブストリートにはたくさんあります。

クメール料理は同じく東南アジアのタイやインドネシアに比べて、エスニックの要素が少なめでマイルドなものが多くなっています。そのため、日本人の口にも合うのが特徴。また、ほとんどのレストランは観光客向けなので、気になる衛生面にも配慮されています。

お酒好きの人には、ビールが安いのも特筆すべきポイント。探せば生ビールが一杯0.5ドルのお店もあったりします。

シェムリアップ滞在中は毎夜顔を出したい

シェムリアップのナイトスポット「パブストリート」。レストランで名物を堪能するのもよし、バーでビールやカクテルに酔うのもよし、お土産店で雑貨を探すのも楽しみです。あらゆるシェムリアップ観光客の需要を満たしているので、遺跡観光で疲れた方も、重い腰を上げて是非パブストリートのナイトライフを楽しんでいってください。

DATA

パブストリート(Pub Street)
住所：Pub Street. Siem Reap
アクセス：シェムリアップ市街中心

Writer／この記事を書いた人

古川 悠紀
トラベルライター

大学卒業後、日本で販売店営業、外資（米国）メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとしてベトナムを中心に東南アジアの旅行・生活・経済の記事を請け負う。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム（アルク出版）」、「複住スタイル（英和出版）」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。