2022年最新!初のハノイで絶対外せない定番観光スポット一挙紹介!

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ベトナムの首都ハノイは、政治と文化の中心的な街。そのため、たくさんの魅力のある観光スポットが市内に集中しています。初めてのハノイ旅行者は、短い旅行日数でどこに行くべきか迷ってしまいますよね。そこで、今回は初めてのハノイ旅行で絶対に外せない定番となる観光スポットを10個ピックアップします。

街歩きにぴったりな観光エリアや必見の世界遺産、そしてショッピングまで。短期間でもしっかりとハノイを楽しめる内容となっています。

目次

    観光スポットは全部行く必要なし!4~5箇所をピックアップしよう

    観光スポットは全部行く必要なし!4~5箇所をピックアップしよう

    ハノイ旅行者の多くは4~5日間の旅程を組んでいるので、丸1日ハノイを観光できるのは、せいぜい1日か2日程度。そのため、ガイドブックはここで紹介した定番観光スポットをすべて行こうとすると、それだけでハノイ旅行が終わってしまいます。

    ハノイ現地では、観光スポット巡り以外にも「スパのパッケージコース」、「お土産ショッピング」、「ハノイグルメの梯子」、「ホテルライフ」など楽しみ方はたくさんあります。短期間のハノイ旅行者は、ここでご案内する観光スポットの中の4~5つほど選んで、スケジュールを組んでみてください。

    ハノイの難点を回避!観光スポットのルートは事前に組んでおこう

    ハノイの難点を回避!観光スポットのルートは事前に組んでおこう

    ハノイ市内を観光する際の最大のネックとなるのが「ハノイの観光スポットは市内各地に散らばっている」ということが挙げられます。例えば下記でも紹介している民族学博物館は、市内の少し外れにあるためタクシーが必須ですが、周辺には他に立ち寄るスポットがありません。その一方でホアンキエム湖とハノイ大教会は徒歩圏内となりますので、タクシーに乗るのはコスパが悪いです。

    このように、ハノイは市内各地に観光スポットが点在しているため、予めGoogleマップなどで場所を確認して、効率的に回るルートを作っておくと、非常に便利です。

    1.朝も夜も湖畔を散歩。定番観光スポット「ホアンキエム湖」

    ホアンキエム湖

    ハノイの中心部にある「ホアンキエム湖」は、古い神話に由来する名前を持った美しい湖です。目にすると幸運が訪れるという、伝説の大亀が住んでいるといわれています。歴史ある美しいお寺があったり、地元の人びとの日常生活を垣間見たりできる、ハノイ観光の基点となる定番中の定番観光スポット。

    ホアンキエム湖の夜の様子

    ホアンキエム湖は夜になると現地の子供連れ家族やカップルで賑わいます。湖畔の遊歩道も幅広く歩きやすいですし、屋台やシクロ乗りも出没します。

    湖周辺には水上人形劇場があるので、そちらを見学したのち、湖を半周ほど散歩し、その後は北上して夜の旧市街を散策、なんてルートはいかがでしょうか。

    2.ハノイ市内最大の観光スポット「ハノイ旧市街」

    ハノイ旧市街

    「旧市街」は、1010年にハノイに都が置かれてから、タンロン城と紅河のあいだに発達したエリア。現在はホアンキエム湖北部に広がる商業町が残っています。朝廷に献上する品物をつくるための職人たちが住んでいたのがそのはじまり。異国情緒あふれるエリアで、外国からの観光客たちに人気のスポットとなっていて、ハノイ観光における市内最大規模の観光スポットです。

    ハノイのナイトマーケット

    週末の金曜~日曜にかけて、ハノイ旧市街ではナイトマーケットが開催されます。現地人と旅行者が入り混じって毎週盛り上がっています。どちらかというと現地人向けの衣料品などが主に売られているので、お土産に買いたくなるものが見つかるかは定かではありませんが、ナイトマーケットの雰囲気はまさに東南アジア。是非その空気感だけでも楽しんでいってください。

    3.ハノイ市内最大の屋内市場「ドンスアン市場」

    ドンスアン市場

    旧市街北部にある3階建ての大規模屋内市場。食品や雑貨、衣類などあらゆるアイテムが販売されています。建物の周辺も路上市場となっていて、夜には屋台なども賑わいます。お土産を探すにもぴったり。現地の空気を感じるためにも、ハノイに降り立ったらすぐに行きたい観光スポットです。

    ドンスアン市場の内部の様子

    ハノイ市内の市場系観光スポットは、ドンスアン市場の他、南方に「ホム市場」があります。ホム市場の方がローカル感満載となりますが、市内最大規模の市場はドンスアン市場となります。ホム市場はホアロー収容所や女性博物館から徒歩圏内なので、ルートを組むときの参考にしてみてください。

    4.インスタ映え観光スポットNo.1「ハノイ大教会」

    ハノイ大教会

    「ハノイ大教会」は、ハノイカトリック協会の中心的な活動拠点で、多くの旅行者にとっても人気の観光スポットで、1884年に建設されました。100年以上前に建てられた歴史的な建造物で、美しいステンドグラスはイタリアのベネチアから輸入されたもの。周辺は雑貨店やカフェも多いトラベルストリートで、こちらもお立ち寄りを。

    ハノイ大教会内部の様子

    教会内部では美しいステンドグラスを見学することができます。信仰心の強いキリスト教徒は普段から教会で安らいでいるので、彼らの邪魔になるようなことは避けてくださいね。

    教会周辺でお土産を買ったあとは、一度ホテルに戻って荷物を置いてから観光を再開するのもいいでしょう。

    5.革命家ホーチミン氏の遺体が眠る「ホーチミン廟」

    ホーチミン廟

    独立と南北統一に生涯をかけた、ベトナムの父・ホーチミンの亡骸が眠っている場所。1973年から1975年にベトナム全土から集められた自然の素材を使って建造されました。1945年にホーチミンが独立宣言を読んだバーディン広場の奥にたたずんでいます。

    観光スポット「ホーチミンの家」
    観光スポット「ホーチミンの家」

    早朝に行けばホーチミンの冷凍保存された遺体を拝見することができますが、それ以外の時間帯はホーチミン廟の外観のみ見学ができます。そのため、ちょっと物足りないと感じたら、同じ敷地内にある「ホーチミンの家」と「ホーチミン博物館」を見て回るのもいいでしょう。

    ただし、いずれもホーチミンの歴史に興味がないと、あまり関心惹かれない内容となりますので、その場合はホーチミン廟自体に行くか否かを再検討するのも必要です。ちなみに、ホーチミン廟からタクシーですぐのところに世界遺産タンロン城があります。

    6.ハノイ市内に世界遺産観光スポット!「タンロン遺跡」

    6.ハノイ市内に世界遺産観光スポット!「タンロン城跡」

    ハノイ旅行における世界遺産の観光スポットといえば「ハロン湾」と「ニンビン省(チャンアン複合景観)」を真っ先にイメージすることでしょうが、実はハノイ市内にも世界遺産があります。それがこちらの「タンロン城跡(タンロン遺跡)」です。

    タンロン遺跡は1010年から1804年にかけて、ここハノイがタンロンと呼ばれていた時代の王都となります。城下町は現在のホアンキエム湖及びその北方の旧市街まで広がっていたとされています。

    タンロン遺跡の軍事作戦会議室
    タンロン遺跡の軍事作戦会議室

    タンロン遺跡内には楼閣や王座へ続く石段等、当時の遺産がメインとなりますが、地下にある軍事作戦会議室も見どころの一つとなります。こちらはベトナム戦争時に当時の官僚たちがここに集まり、作戦会議を立てていました。敵陣もまさか遺跡の地下に作戦会議室があり、そこに国のトップが集まっているとは思わなかったため、攻撃を免れたとされています。

    7.最古の観光スポット!1000年以上の歴史を誇る伝統芸「タンロン水上人形劇場」

    タンロン水上人形劇場

    水の中に隠された仕掛けを操ることで、人形たちが水面で自由に動き回る水上人形劇。もともとは農民たちの気晴らしや豊作の祈りを込めて行っていたものが伝統芸能になったのが歴史のはじまり。約50分の公演、11種の演目を楽しむことができます。コミカルな人形の動きが魅力です。ここで紹介する観光スポットの中では最も歴史が古いものとなります。

    水上人形劇の様子

    水上人形劇はハノイ市内に数か所で鑑賞することができますが、ホアンキエム湖北東部にある「タンロン水上人形劇場」が最も規模が大きく、旅行者に人気があります。ツアーに参加するのもいいですし、個人で自力で行くこともできますが、チケットは前売り制となるので、事前に入場券を購入しておくといいでしょう。

    ディナー付!現地ツアーに参加して「水上人形劇場」を楽しもう!

    8.ベトナムのすべての少数民族の文化を展示「民族学博物館」

    民族学博物館

    ベトナム全土の50以上ものさまざまな民族についての資料をみることができる「民族学博物館」。約1万5000点にも及ぶ住居や生活用品、衣装などが展示されています。飲食施設も完備しています。ベトナムに住んでいる少数民族についてよく知りたい人にぴったりな観光スポット。

    民族学博物館の様子

    また、冒頭でご説明しましたが、民族学博物館はホアンキエム湖やホーチミン廟からタクシーで30分程かかる遠方に位置しています。そのため、民族学博物館へ向かう場合は時間に余裕を持ってスケジュールを組んでください。

    9.午前中に行く一押し観光スポット「バッチャン村」

    バッチャン村

    日本の茶人たちからも愛されたバッチャン陶器が作られている「バッチャン村」。ハノイから車で30~40分ほどのところにあります。ベトナムの陶器生産の中心的な存在で、窯元のほか、さまざまな関連する専門業者が集まっています。伝統的な素朴なものからモダンなものまで。値段も安価です。

    バッチャン村内部の様子

    バッチャン村には日々多くの外国人が訪れるので、通り沿いのお店はいずれも観光客に慣れています。大きな陶器を買う場合は国際郵便をお願いすることもできます。個人で行くこともできますが、タクシーの運転手に観光している時間は待機してもらう必要があるので、その分の費用も鑑みると、ツアーに参加した方が安心できる分、満足度は上です。

    バッチャン村半日観光ツアーはこちら!

    市内観光+バッチャン村の1日ツアーはこちら!

    10. 大自然を手の平一杯に享受「ニンビン省(タムコック&チャンアン)」

    ニンビン省(タムコック&チャンアン)

    ハロン湾の兄弟と言われるニンビン省のチャンアンとタムコック。いずれも手漕ぎボートで河川をゆっくりと周遊することができます。チャンアンは世界遺産に指定されています。ニンビン省はハノイ市街から車で2時間のところに位置し、ハロン湾よりも近場にあり、またボートツアー以外にも景勝地や仏教寺院、国王の廟など複数の観光スポットがあります。

    チャンアン複合景観
    チャンアン複合景観

    ニンビン省の定番観光スポットとして挙げられる「チャンアン複合景観」と「タムコック」ですが、どの旅行会社でも必ずツアーを用意しています。基本的にどちらもおすすめですので、風景写真などをみて興味惹かれる方を選んでみてください。ちなみにタムコックは世界遺産から外れていますが、チャンアンが人気になる前から知られている観光スポットです。

    ハノイから行く観光スポット「チャンアン複合景観」行き現地ツアーはこちら!

    ハノイから行く観光スポット「タムコック」行き現地ツアーはこちら!

    11.ハノイ旅行者の8割が行く定番観光スポット「ハロン湾」

    ハロン湾

    ベトナムでもっとも有名な世界遺産「ハロン湾」。ハノイ旅行のハイライトともいえる観光スポットで、世界中の旅行者たちを魅了し続けています。

    360度パノラマで美しい光景が広がっていて、大型客船の甲板から風景を眺めることができます。宿泊プランもあり、早朝の霧がかったハロン湾の風景は幻想的です。

    ハロン湾の奇岩とクルーズ船

    旅行者がハロン湾に行く場合は必ずツアー参加が必須となります。朝出発の夕方帰りの丸1日現地ツアーとなりますので、日程に余裕がない場合は、他の観光スポットを削る必要も出てくるかと思います。

    行きたい観光スポットの優先順位を付けて、自分なりの「絶対に外せない観光スポットのリスト」を作成してみるといいでしょう。

    まとめ

    初めてのハノイ旅行で行きたい観光スポット10選。異国情緒あふれる街並みの旧市街や、雄大で美しい景色の楽しめる世界遺産ニンビン省とハロン湾など、見どころたっぷりなハノイで、優先順位高めなスポットを厳選しました。ぜひ参考にしてみてください!

    Writer/この記事を書いた人

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    古川 悠紀
    トラベルライター

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    大学卒業後、日本で販売店営業、外資(米国)メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとしてベトナムを中心に東南アジアの旅行・生活・経済の記事を請け負う。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム(アルク出版)」、「複住スタイル(英和出版)」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。