アンコールワット鑑賞も!ハノイ&カンボジア(シェムリアップ)ツアーは可能?おすすめできる?
ベトナムとカンボジアの2か国周遊ツアーも根強い人気があります。とりわけベトナムのハノイ、カンボジアのシェムリアップのアンコールワット鑑賞ツアーは高い人気を誇り、欲張り旅行者におすすめです。そこで、今回は、この2都市ツアーの概要やおすすめ度をご案内します。
ハノイ&カンボジア(アンコールワット)のツアーのおすすめ旅行日数は?
ベトナムのハノイとカンボジアのシェムリアップにあるアンコールワットの見学ができるツア―は多くの旅行会社が取り扱っています。そもそも、ほんの10年前まではベトナムのハノイもしくはホーチミンとカンボジアのシェムリアップはほとんどのツアーがセットでした。それは両都市とも観光スポットがそれほどなかったため、1都市では手持ち無沙汰になってしまっていたからです。ガイドブック「地球の歩き方」もいまではカンボジアとベトナムは独立した冊子となっていますが、最初は2か国で1冊でした。
おすすめの旅行日数は7~8日間
ベトナムのハノイとカンボジアのシェムリアップ(アンコールワット)を含むツアーは最短で5日間から用意があり、最も多いのは6~8日間のツアーとなります。その中でおすすめしたい旅行日数は7~8日間の旅程。この旅行日数であれば、ハノイのハロン湾と市内観光、シェムリアップのアンコールワットと市内観光のすべてを楽しむことができます。
5日間はおすすめできない!旅行日数が短すぎる
5日間の旅行日数の場合、王道ルートは1日目と2日目の午前中までハノイの観光。2日目の午後から飛行機に乗ってカンボジアのシェムリアップに行きます。そして3日にアンコールワットを見学し、4日目の夜に深夜便に乗り日本に帰国。5日目の朝に日本の空港に到着して解散といった流れとなります。ご覧のように、ベトナムの滞在が1日半と短く、また、飛行機の到着時間によってはベトナム滞在時間は24時間もありません。現在はベトナムもカンボジアも観光地化されていますので、1日程度の滞在は非常に短く、満足行く観光はできないと言っていいでしょう。最低でも7~8日間はほしいところ。
ハノイの過ごし方をよく考えてからツアーを選ぶ
カンボジアのシェムリアップの場合、アンコールワットやアンコールトムといった主要の観光スポットは実は市街地にあるため、短い滞在でも世界遺産の遺跡やパブストリートといった市街地の散策の両方を楽しむことができます。
一方でハノイの場合、ハイライトとなる世界遺産のハロン湾やニンビン省はハノイ市街地から片道3時間かけていくため、現地ツアーに参加して1日かけて観光することになります。滞在日数によってはハノイの市街地散策ができないかもしれませんので、ハノイ市街、郊外のどちらに力を入れるのか事前に決めておく必要があります。ベトナム&カンボジアの2か国ツアーの場合、多くの旅行会社は最初からハロン湾観光を旅程に組み込んでいるので、もしハロン湾に行きたくなくて、市内観光で自由にスパやショッピングを楽しみたいならば、自分に合うツアーをいろいろ探してみる必要が出てくるでしょう。
ハノイからシェムリアップまでの移動時間とビザ事情
ハノイからシェムリアップは直線距離で南西約900km。飛行機で焼く1時間半の所要時間となります。ベトナム航空、ベトジェットエア、ANAなど各社就航しています。
ベトナムはビザ不要。カンボジアは必要
また、ベトナムは15日以内であればビザ免除措置を受けることができるので、事前のビザ取得は必要ありません。しかし、カンボジアは依然としてビザの取得が義務付けられています。ビザの取得は日本で大使館やeビザによる申請などがあるほか、シェムリアップの現地空港でアライバルビザを取得することができます。ビザの取得手数料は30ドル(2020年時点)で、こちらは米ドル払いとなりますので、日本にいるうちに米ドルをある程度用意しておく必要があります。カンボジアの場合は米ドルが現地のどこでも使えますので、多めに用意しておくのがいいでしょう。
ハノイ&カンボジア(シェムリアップ)ツアーはおすすめできる?
実際はベトナムのハノイとカンボジアのシェムリアップ・アンコールワット鑑賞ツアーは日程的、体力的、満足度などを考慮したとき、おすすめすることができるのでしょうか。
基本的に上記でご説明した通り、7~8日間もしくはそれ以上の旅行日数を確保することができればおすすめすることができます。しかし、5~6日間のツアーでは弾丸旅行になってしまうので、全体的に疲労の方が多く、満足度は低め。5日間程度であれば、ハノイもしくはシェムリアップのどちらか1都市のみを集中して観光するのがよさそうです。