シェムリアップからプノンペン移動比較:飛行機・バス・電車
旅行者の中にはカンボジアのシェムリアップからプノンペンへの移動方法を探している人もいます。世界遺産アンコールワットのあるシェムリアップを観光したあとは、日本へ帰国する前に首都プノンペン旅行を考えている人もいるでしょう。
シェムリアップからプノンペンへの移動手段は大きく分けて飛行機、バス、夜行バスとあります。ここではそれぞれの移動手段の特徴、メリット・デメリットを詳しく解説します。さらに、費用や移動の快適さを比較し、どの方法が旅行者に最適かをご案内します。
シェムリアップからプノンペンの移動手段3つの比較│カンボジア旅行
カンボジアのシェムリアップからプノンペンへの移動方法は主に飛行機とバスの2つがあります。バスは日中運行の通常バスと、夜発の夜行バスがあります。
飛行機はオーソドックスな移動手段となりますが、航空会社がカンボジア・アンコール航空とエアアジアのみとなり、選択肢がほとんどないのがネックです。
シェムリアップ発プノンペン行きの飛行機・バスの所要時間
シェムリアップ発プノンペン行きの飛行機は、1時間足らずの所要時間となるので非常に快適です。
一方、バスは5~6時間かかるものの、費用を抑えたい旅行者におすすめです。夜行バスの場合は多くのバス会社が運行しているので、内装が清潔で広い車体を探すのがポイントです。
シェムリアップ発プノンペン行きの飛行機・バスの料金
飛行機の所要時間は約1時間、料金は片道1万5000円~3万円が一般的です。最安値のエアアジアはLCCですが、それでも片道8000円以上はします。バスの移動時間は日中の運行が約6〜8時間、夜行バスで5~6時間です。料金は片道1500円~3000円前後が相場とリーズナブルです。
ミニバンはおすすめしない
シェムリアップからプノンペンまではミニバンも利用できます。料金は1000円前後と安いのですが、車内は窮屈で埃っぽく、基本は外国人向けではなくカンボジア人向けとなります。普通の旅行者が利用するのは少々現実的ではありません。
シェムリアップからプノンペンへ飛行機で移動する際のポイント
シェムリアップの空港「アンコール国際空港」は、2023年にリニューアルを果たしています。場所も変わりシェムリアップ市街地から車で1時間のところに位置しているため、利便性は低くなっていますが、その分収容人数が増えて快適さが増しています。
日本からシェムリアップ及びカンボジア行きの直行便はないため、多くの人はベトナムの都市を経由することでしょう。そのため、帰国日にシェムリアップからプノンペンへ移動して1日観光し、翌朝バスに乗ってベトナムのホーチミンに入国するルートが旅行者に人気です。
料金は高めの設定だが旅行者は飛行機がおすすめの選択肢
上述したようにシェムリアップからプノンペン行きの飛行機の運賃は日本の国内線と同等かもしくはそれ以上の費用がかかります。これは昔からそうなので諦めるしかなさそうです。ただし、日本人旅行者の多くは5日~7日間の旅程でカンボジア旅行を計画していて、1日の狂いも許されないでしょう。
バスは当日どんなトラブルが起きるかも分かりませんので、基本的に旅行日数に余裕があり、なおかつ東南アジアのバス旅事情を理解している旅行者以外は、多少高くても飛行機を選択するのがおすすめとなります。
シェムリアップからプノンペンへバスでの移動のポイント
バスは費用を抑えた移動手段として、多くの旅行者に選ばれています。6〜8時間かかる長距離移動ですが、さまざまなタイプのバスが提供されており、選択肢が豊富です。
日中のバスはVIPバスがおすすめ
日中運行するバスは通常のバスとVIPバスがあります。通常バスは基本的な設備でリーズナブルな価格ですが、VIPバスはリクライニングシートやWi-Fiなど快適なサービスが特徴です。旅慣れない旅行者がバスでプノンペンへ行くのであれば、VIPバスを利用するのがいいでしょう。
シェムリアップからプノンペンへの移動は夜行バス(寝台バス)がおすすめ
シェムリアップからプノンペンへの移動で陸路を選択する旅行者は、夜発の夜行バス(寝台バス)がおすすめです。寝台バスは日本の夜行バスとは異なり、寝返りをうてるかうてないかくらいのサイズのシングルベッドが一人一台整備されています。冷房やWiFi、充電コンセントもありますのでかなり快適です。
おすすめのバス会社はジャイアントアイビスやメコンエクスプレス、ヴィレック・バンサム・エクスプレスとラリータ エクスプレスなどです。
まとめ:シェムリアップからプノンペンは飛行機がおすすめ
今回はシェムリアップからプノンペンへの移動手段として、飛行機とバス(夜行バス含む)の特徴を比較し、メリットとデメリットを解説しました。
飛行機は時間を優先する旅行者に、バスは予算重視の方に向いています。どちらも事前の計画や準備が快適な移動の鍵です。自分に合った移動手段を選び、カンボジア旅行をより快適で楽しいものにしてください。