ハノイ観光で最適な日数は何日?プロの旅行会社スタッフが解説!

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ベトナムのハノイは日本からわずか6時間。直行便も多く出ているので週末弾丸旅行も可能ですが、実際最適な観光日数は何日でしょうか。現地旅行スタッフが考えるハノイ観光におけるおすすめの旅行日数をご案内します。

目次

    直行便も多数!日本とハノイはわずか6時間!

    直行便も多数!日本とハノイはわずか6時間!

    日本とハノイは直行便でわずか6時間で繋がっていて、また経由便を使っても北京や上海、台湾など比較的中間地点にあるため、9時間程度で行くことができます。日本とハノイはJALやANA、ベトナム航空の他、LCCのベトジェットエアも直行便で繋がっています。その気になれば週末と有給を使っても十分行くことができるのがハノイ旅行の魅力です。

    ハノイ観光で最適な旅行日数は何日か

    ハノイ観光で最適な旅行日数は何日でしょうか。実際ハノイ旅行を計画している人の大半は4日間ないし5日間の旅程を組んでいます。しかし、あまり休みをとれない日本の社会人にとっては、この4日間と5日間とでは大きな違いがありますね。「4日なら土日祝+有給で行けるけど、5日間はちょっと厳しい」という人は多いのではないでしょうか。

    ハノイ観光の日数は4日間で充分!おすすめの過ごし方をご案内!

    ハノイ観光の理想の日数は4日間!おすすめの過ごし方をご案内!

    普通の観光地であれば、郊外観光も含めて5日間から7日間はほしいところです。しかし、ハノイ観光は4日間でも充分満喫することができます。

    1日目:夕方からハノイ観光スタート!夜の部を楽しもう

    1日目:夕方からハノイ観光スタート!夜の部を楽しもう

    まず直行便で日本からハノイへ行けば、最短で午後2時にはハノイに到着します。ホテルをチェックインして一休みして16時頃から観光をはじめると仮定すると、博物館はすぐに閉まってしまうので、「ホアンキエム湖の散策」と「水上人形劇場」、「旧市街ナイトマーケット」へ行くといいでしょう。

    水上人形劇場の様子

    ホアンキエム湖は夜は子連れ家族やカップルのデートスポットとして人気で、玉山祠やそこにかかる橋、祠堂などはそれぞれライトアップされて美観です。ナイトマーケットは金曜から日曜にかけて開催され、数百の夜店が出店し大勢の現地人や旅行者賑わっています。水上人形劇場は毎日複数回開催しているので、早めに見ておくのがおすすめです。順番としては

    「ホアンキエム湖の散策→水上人形劇場→ナイトマーケット」が理想となります。

    ハノイのナイトマーケット
    ハノイの水上人形劇場

    2日目:世界遺産ハロン湾orニンビン省チャンアンへ

    2日目:世界遺産ハロン湾orニンビン省チャンアンへ
    ハロン湾は大型客船で回る

    2日目は世界遺産の旅にでかけましょう!旅行日数が4日間の場合は市内観光に徹するのも一つの手ですが、しかし日本の社会から逃れて非現実的な時間と風景を満喫したいのであれば、やはりハロン湾は見逃せません。また、昨今はハロン湾と肩を並べてニンビン省のチャンアンもしくはタムコックのボートツアーも人気があります。

    ボートツアーが人気のニンビン省チャンアンとタムコック
    ボートツアーが人気のニンビン省チャンアンとタムコック

    ハロン湾もチャンアンも世界遺産ですし、そこで眺められる風景はあまり変わりません。大型客船か手漕ぎボートかの違いだけなので、お好きな方を選びましょう。ちなみに、ハノイ市街地からハロン湾までは片道3時間、ニンビン省までは2時間かかるので、いずれもツアーに参加して1日フルで現地を回ることになります。

    夜はオペラハウスでベトナムの伝統を鑑賞「ラントイ(Lang Toi)」

    夜はオペラハウスでベトナムの伝統を鑑賞「ラントイ(Lang Toi)」
    写真は姉妹ショーのアオショー

    ハロン湾もしくはニンビン省からハノイ市街地に帰ってくるのは16~19時頃。もし体力が余っているならば、ホアンキエム湖南方のオペラハウス(市民劇場)で定期開催される「ラントイ(Lang Toi)」というショーを鑑賞してみるのはいかがでしょうか。ベトナムの伝統細工である竹を操り、昔から今への変遷や文化、伝統をアクロバットに再現。キャストは全員がサーカス団出身なので、見ごたえは抜群です。

    もちろん昨夜に引き続きナイトマーケットを楽しむのも可。疲れていなければ、ラントイが終わったあとにナイトマーケットに繰り出すこともできます。ナイトマーケットはだいたい23時頃まで続いていて、ドンスアン市場周辺は24時以降も深夜食堂が営業しています。

    3日目:日数も残りわずか!ハノイ旅行者が辿る道

    3日目:日数も残りわずか!ハノイ旅行者が辿る道

    旅行者にとっては、3日目の深夜に帰り、4日目の朝日本着という旅程か、4日目の午前中にハノイ発夜日本着という旅程に分かれます。もちろんおすすめは3日目もたっぷり遊べる後者ですが、「次の日は仕事だから、4日目は朝日本着で、午後はゆっくりと自宅で休みたい」という人も少なくありません。

    いずれにしても3日目は夜までは観光できますので、スパやグルメ、お土産の買い物を楽しんだりするといいでしょう。ちなみにベトナムのホテルはチェックアウトが12時となります。荷物を預かってくれるかはホテル次第となりますので要確認。

    5つ星ホテルならばホテルライフを楽しむのも

    5つ星ホテルならばホテルライフを楽しむのも

    ハノイの5つ星ホテルであれば、屋外プールやフィットネスジム、スパ、バー、レストラン、カフェなどが併設しています。せっかくラグジュアリーなホテルに泊まったのに、1日中外出していてはもったいないですね。高級ホテルでプールや食事を思う存分楽しむのもおすすめです。ちなみにベトナムは世界でも最も宿泊料金が安い国でもありますので、1万円ちょっとで5つ星ホテルに泊まることができるのも魅力です。

    旅行日数は何日でも楽しめるのがハノイの魅力!3日間の弾丸も可能!

    旅行日数は何日でも楽しめるのがハノイの魅力!3日間の弾丸も可能!

    今回は4日間のモデルコースを紹介しましたが、見てわかるとおり、2日目のハロン湾orニンビン省を市内観光に切り替えれば、3日間の滞在でも充分可能です。ベトジェットエアを利用すれば5万円以下で航空券を手配することができますし、ホテルもこだわらなければ3000円前後で清潔なところに宿泊することができます。旅行日数は何日でもかまわないのは、ハノイ観光ならではの特権ともいえます。

    Writer/この記事を書いた人

    著者の写真

    古川 悠紀
    トラベルライター

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    大学卒業後、日本で販売店営業、外資(米国)メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとしてベトナムを中心に東南アジアの旅行・生活・経済の記事を請け負う。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム(アルク出版)」、「複住スタイル(英和出版)」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。