バンコクでタクシーの安全な利用方法!料金・支払い方法も解説

Top Image
Image 1
Image 2
Image 3
Image 4

バンコク旅行ではタクシーが観光客の主要の移動手段となります。しかし、ネットで調べてみると、ぼったくりトラブルなどの被害も報告されているようで、何かと不安がつきものです。

実際、バンコクでは支払い方法や時間帯によって料金が変わったり、タクシーにまつわるトラブルも発生しています。しかし、これらの不安は適切な情報を知っていれば解決可能です。

この記事では、初めてのバンコク旅行者や東南アジアに慣れていない人に向けて、タクシーを安全に利用するための方法や料金の目安、ぼったくり被害を防ぐためのポイントなどを詳しく解説します。また、Grabやトゥクトゥクとの料金比較や支払い方法についても触れます。

目次

    タイ・バンコクのタクシー料金とメーターの仕組みを徹底解説

    タイ・バンコクのタクシー料金とメーターの仕組みを徹底解説

    バンコクのタクシー料金は、基本的にメーター制が導入されています。初乗り料金は35バーツから始まり、距離や時間によって加算されていきます。渋滞時や信号待ちなどで停車しているときには、時間に応じて料金が追加されることが特徴です。

    メーターを使うタクシーがほとんどですが、稀にメーターを使わないドライバーもいます。この場合、事前に料金交渉を行う必要がありますが、一般的にはメーターを使うタクシーの方が安心です。

    注意すべき点は、深夜や交通渋滞が激しい時間帯です。こうした状況では料金が通常よりも高くなることがあります。また、目的地によっては追加料金が発生する場合もあります。例えば、スワンナプーム空港から市内への移動では空港利用料が追加されます。

    バンコクのタクシー料金の目安

    バンコク市内でのタクシー料金は、距離に応じて加算されます。おおよその目安として、市内の主要な観光地間の移動では100〜200バーツ程度が一般的です。距離が長くなるほど料金は上がりますが、メーター制のため、料金は公平に決定されます。

    バンコクでタクシーに乗る時は「メーターが作動しているかを確認」する

    バンコクのタクシーはメーター制が一般的です。乗車時にドライバーに「メーターを使って」と伝えると、メーターが作動し、料金が表示されます。出発前に必ずメーターが作動していることを確認しましょう。作動していない場合は、ドライバーに注意を促し、メーターを使ってもらうよう依頼することが大切です。

    料金トラブルを防ぐためのコツ:メーターを拒否するタクシーには乗車しない

    料金トラブルを防ぐためには、乗車前にメーターを確認することが最も重要です。しかし、タクシー運転手によってはメーターを使いたがらず、事前に交渉を求めてくる人もいますので、このようなタクシーは避けるべきです。また、タクシー利用時にお釣りを細かくもらうために、小額のバーツを用意しておくと便利です。

    タクシーの支払い方法とクレジットカードの利用は可能か?

    タクシーの支払い方法とクレジットカードの利用は可能か?

    バンコクのタクシーでの支払いは、基本的に現金が主流です。しかし、最近ではクレジットカードを利用できるタクシーも増えています。

    タクシーの車両によってはクレジットカード決済に対応していない場合もあるので、乗車前に確認することが大切です。また、現金で支払う場合は、お釣りがもらえないこともあるため、小額のバーツを用意しておくことをおすすめします。

    クレジットカードが使えるタクシーの見分け方

    クレジットカードが使えるタクシーは、通常フロントガラスや車内にカード対応のステッカーが貼られていることが多いです。Grabを使えば、事前にクレジットカードでの支払いが確定しているため、現金を持ち歩かずに安心して利用できます。

    バンコクのタクシーをGrab・トゥクトゥクの比較と使い分け

    バンコクのタクシーをGrab・トゥクトゥクと料金比較とおすすめの使い分け

    バンコクでの移動手段として、タクシー以外にも「Grab」や「トゥクトゥク」という選択肢があります。いずれの移動手段も一長一短があるため、タクシーを含めて利用シーンに応じて使い分けると良いでしょう。

    まず、Grabはスマホの配車アプリを利用したタクシーサービスで、料金が明確で安心して利用できます。特に、クレジットカードでの支払いが可能なため、現金を使いたくない場合には非常に便利です。ぼったくりの心配はありませんが、スマホのネット環境が必要なので、現地でSIMを調達するか、ポケットWiFiをレンタルするのがおすすめです。

    一方でトゥクトゥクはバンコクならではの移動手段で、観光客に人気です。しかし、料金はタクシーやGrabと比べて高めで、交渉が必要な場合も多く、観光客が高額を請求されることがあります。また、メーターがないため、事前に料金をしっかり確認し、交渉することが重要です。

    各移動手段の使い分け方

    バンコクでの移動手段は、状況に応じて使い分けるのが賢明です。Grabは安心感があり、料金が明確なため、長距離の移動や観光地へのアクセスに最適です。タクシーはメーター制で比較的安く、空港からホテルへの移動などで便利です。トゥクトゥクは観光地周辺の短距離移動やタイの観光体験として乗るのが良いでしょう。

    空港からバンコク市内までのタクシー利用法【スワンナプーム空港】

    空港からバンコク市内までのタクシー利用法【スワンナプーム空港】

    スワンナプーム空港はバンコクの主要国際空港で、空港から市内へのアクセスにはタクシーが便利です。空港の到着ターミナルには専用のタクシー乗り場があり、簡単に配車することができます。ただし、空港利用料として50バーツが加算されるので、ぼったくりだと思わないでください。

    空港でタクシーを利用する場合、メーター制で安心して利用できるタクシーがほとんどですが、まれに料金交渉を求めるドライバーもいます。そんな場合には、メータータクシーを指定するか、Grabを利用するのがおすすめです。

    スワンナプーム空港からバンコク市内へ行くタクシー乗り場の場所

    スワンナプーム空港のタクシー乗り場は、到着ロビーの1階にあります。標識に従ってタクシー乗り場に向かうと、列に並んで順番にタクシーを利用できます。タクシーの配車は非常にスムーズで、空港スタッフが対応しているため、安心して利用できます。

    バンコク市内行きのタクシー料金目安と支払い方法

    スワンナプーム空港からバンコク市内中心部へのタクシー料金は、通常300〜500バーツ程度です。時間帯や交通状況によって料金が変動することがありますが、メーター制であるため、大きな料金の差は生じません。支払いは基本的に現金で行われますが、クレジットカード対応のタクシーもあります。乗車する前に運転手に確認すると良いでしょう。

    深夜のバンコク観光でタクシー利用時に気をつけるポイント【料金・トラブル対策】

    深夜のタクシー利用時に気をつけるポイント【料金・トラブル対策】

    バンコクで深夜にタクシーを利用する際は、いくつかの点に注意が必要です。特に、深夜料金やぼったくり被害が発生しやすい時間帯です。深夜はタクシーの供給が減少し、運転手が料金交渉を求めることが増えます。メーター制のタクシーを選ぶか、Grabを使って確実な配車を確保しましょう。

    深夜はバンコク市内中心でも交通が少ないため、短時間で目的地に到着できますが、その分、タクシー運転手が無理な交渉をしてくることもあるので注意が必要です。また、目的地に到着した際に、メーターを使わなかったドライバーが法外な料金を請求する場合もあるため、事前に対策を講じることが大切です。

    タイ・バンコクのタクシーは深夜料金なし!交渉されたら断ろう

    深夜のタクシー料金は通常の時間帯と同じですが、タクシー運転手によっては交渉してくる人もいます。「タイでは深夜料金が掛かる」、「頑張って夜遅くまで働いているんだ」と言ってくる運転手に対しては、乗車を避けるか、お釣りの端数をチップとしてわたすことでトラブルを避けることができます。

    バンコクでタクシー関連のトラブル時の対処法

    もしバンコク観光中にタクシーを利用したことでぼったくりやトラブルに遭遇した場合は、警察や観光客向けのヘルプデスク、大使館に連絡することが大切です。タイ語が話せない場合でも、ホテルのスタッフや現地の観光案内所に助けを求めると良いでしょう。大使館には日本語を流ちょうに話せるタイ人がいるので、日本を経つ前に電話番号を控えておくといいでしょう。

    まとめ:バンコクでタクシーを利用する際の重要ポイント

    まとめ:バンコクでタクシーを利用する際の重要ポイント

    今回の記事では、バンコクでタクシーを安全に利用する方法、料金の目安や支払い方法、ぼったくりの回避策について紹介しました。

    タクシー利用時には、必ずメーターを確認することが大切です。もしぼったくりが心配な場合は、ネットで支払いができるGrabを利用するなど、工夫をした観光を考えてみるといいでしょう。

    Writer/この記事を書いた人

    著者の写真

    古川 悠紀
    トラベルライター

    FacebookInstagram

    大学卒業後、日本で販売店営業、外資(米国)メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとして東南アジア各国を周遊・居住し旅行生活経済の記事を請け負う。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム(アルク出版)」、「複住スタイル(英和出版)」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。