バンコク発アユタヤ貸切チャーターで快適観光！選び方＆注意点
「バンコクからアユタヤに行くならチャーターが便利って聞いたけど、どの方法がベスト？」
「現地でチャーターを頼むのは不安…交渉は必要？」
「旅行会社のチャータープランは安心だけど、料金は割高なの？」
初めてのタイ・バンコク旅行やアユタヤ観光では、現地の移動手段をどう選ぶかで旅の快適さが大きく変わります。若い人同士ならまだしも、東南アジア旅行に慣れていない人や高齢者連れ、子ども連れ旅行者は、チャーター方法や移動手段を間違えてしまうと大変です。
バンコクからアユタヤへのアクセスは、貸切チャーターが効率的でおすすめです。そこで、今回は旅行会社の用意している車のチャータープランやタクシーチャーターの利用方法のそれぞれの注意点や料金相場を詳しく解説します。
この記事で分かること
- アユタヤのチャーター移動は効率的で快適な観光が可能
- 旅行会社とタクシーチャーターのメリット・デメリットを理解する
- チャーターの料金相場やオプション料金をよく理解することでトラブルを避ける
タイ・バンコク市内からアユタヤへのチャーター移動のメリット
遺跡や寺院巡りがメインとなるバンコク郊外の「アユタヤ」。日本人旅行者に人気のバンコクから日帰りで行ける観光地ですが、アユタヤまでの移動は車のチャーターがおすすめとなります。チャーター車はミニワゴンやバンとなり、自分たちで指定したスケジュールで観光地を巡れる便利な手段です。ルートは運転手が決めてくれるので、効率よく回ることもできます。
参加人数が多いほどコスパも高くなるため、複数の遺跡を短時間で訪れたい場合や、家族連れ、グループ旅行者に人気があります。
チャーター移動が選ばれる理由と電車がおすすめできないわけ
バンコクからアユタヤまでは電車を利用する方法もあります。電車の方が安く行けることは間違いないのですが、
①途中での乗り換えが必要
②駅から観光スポットまではトゥクトゥクやタクシーをチャーターする必要がある
③悪質なトゥクトゥクドライバーを利用してしまう危険がある
④帰りの終電の時間を気にしなければならない
などを理由におすすめはできません。多少割高になっても、安心と安全を第一優先にチャーターを選択するのがおすすめです。
バンコクから貸切チャーターで巡るアユタヤ観光の魅力
タイのアユタヤ観光の際にチャーターを利用して観光地を周ると、専属のドライバーが指定のルートで目的地に連れて行ってくれるほか、観光スポットの中の駐車場まで入れるので、歩いてすぐに観光スポットに到着できます。アユタヤは年間を通じて蒸し暑い熱帯気候なので、徒歩の移動はできるだけ避けたいところ。
特にワット・マハータートやワット・プラ・シーサンペットといった人気スポットはより効率よく回ることが可能です。
また、チャーター利用中は荷物を車内に置いておけるため、身軽に観光ができます。これがアユタヤ現地でトゥクトゥクやタクシーをチャーターする場合はそうはいかず、置き引き被害に遭う旅行者が後を絶ちません。
バンコク発アユタヤ観光！チャーター車の選び方ガイド
バンコクからアユタヤへのチャーター利用には、複数の選択肢があります。
1．旅行会社が提供するチャータープラン
2．バンコク市内のタクシーをチャーター
旅行会社が提供するチャータープランは、日系・タイ系に関わらず一定の信頼があり、オプションになるかもしれませんが、日本語ガイドがサポートとして付いている場合もあります。
一方、現地のタクシーをチャーター利用する際は、旅行会社を通すより料金を安く抑えることができる可能性がありますが、運転手との交渉が必要なほか、悪質なドライバーに当たる可能性もあります。
旅行会社のプランは事前に手配できるため、初めての利用者にも安心感を与えます。一方、タクシーチャーターはその場での交渉が必要ですが、カスタマイズ性の高さが魅力です。どちらを選ぶにせよ、信頼できるサービスを見極めることが成功の鍵です。
バンコクから行くアユタヤ観光：旅行会社のチャータープランの特徴と注意点
アユタヤに行く際の旅行会社のチャータープランに申し込む際は、日本を発つ前にネットで予約できるのが魅力です。貸切車は台数が限られているので、なるべく早めに申し込むのが得策。
旅行会社によって料金設定が大きくことなるだけでなく、別途料金が発生するオプションの内容も異なるため、申し込む際は注意してください。
旅行会社のチャータープランは「日本語ガイドの有無」を確認する
チャータープランは大きく分けて「日本語の話せない運転手のみ」と「日本語を話せるタイ人ツアーガイドが乗車」するプランがあります。日系旅行会社のチャータープランの多くは日本語ツアーが乗車してくれます。
ただ、旅行者によっては日本語ガイドは返って気を遣うから不要だよ、という人もいるので必要に応じて選択しましょう。
追加料金の発生条件を確認する
指定時間をオーバーした場合の延長料金、空港送迎を依頼する際、ホテル発着を依頼する際などは追加料金が発生することが多いです。また、高速道路を利用する際の高速代が基本料金に含まれているかどうかはネット上では確認できない場合もあります。
タクシーをチャーターしてバンコクからアユタヤへ行く場合の交渉術
バンコク市街地でタクシーをチャーターしてアユタヤへ向かう方法は、コストを抑えつつ柔軟な観光が可能な選択肢です。しかし、料金交渉やドライバーの信頼性の確認が必要です。
ドライバーが信頼できるかどうかは正直乗車して体験してみないと分からないので、女性だけの利用ではあまりおすすめできません。
タクシーチャーターの交渉時に気を付けるべきポイント
料金は事前にしっかり確認し、追加料金の有無や観光地の立ち寄りを含めた条件を明確にしましょう。
タクシーチャーターの料金交渉のコツ
事前にチャーター料金の相場を把握しつつ、複数のドライバーと話をすることで、適正な価格でチャーターできます。また、料金は後払いを条件としてください。先に払ってしまうと、観光の途中で逃げられることがあります。悪質なドライバーほど先払いを要求してくるので注意が必要です。
バンコク発アユタヤ観光で車をチャーターする料金相場
バンコクからアユタヤへのチャーター料金は、利用する方法や条件によって異なります。一般的には、半日チャーターで1,500〜2,500THB（タイバーツ）、1日チャーターで2,500〜4,000THBが相場です。ただし、車種や乗車人数、持ち込む荷物の大きさと数量、日本語ツアーガイドの有無などによって料金は大きく変動します。
また、上述したように追加料金が発生する条件も理解しておくことが重要です。1時間あたりの延長料金は300〜500THBが加算されるのが普通です。事前に料金内訳を確認することで、「想像していたよりお金がかかった」というトラブルを防ぎましょう。
アユタヤ行きチャーターの料金設定の注意点：「乗車人数」と「荷物の数量」の確認
日本人旅行者がよく陥るトラブルの一つがこちらです。チャーターの料金設定は旅行会社により異なり、A社では「1～5人までは〇〇バーツ」、B社では「1人につき〇〇バーツ」といった違いがあったり、「荷物は1人1個」、「スーツケースは1人分に数える」といった、ちょっと分かりにくい条件もよく見受けられます。
ネットで事前決済していても、当日追加料金が取られることもよっくありますので、特に帰国日に利用するため大きな荷物をすべて車に詰め込みたい人は要注意です。
チャーター利用時の時間管理と観光プラン例
タイのアユタヤ観光を車をチャーターして最大限楽しむには、時間管理と当日のプランニングが重要です。よくある想定外のトラブルに「思っていたより時間がない」ことがあります。
午前中にワット・マハータートを訪れ、その後ワット・プラ・シーサンペットやワット・ロカヤスタを回るプランはいかがでしょう。また、昼食にはどちらかの観光スポットの最寄りで地元の人気レストランを組み込むことで、アユタヤ観光がより充実したものになります。
時間管理で失敗しないコツ「観光と食事の時間」に余裕を持つ
アユタヤ観光では現地の遺跡や寺院を観光する時間と、食事をとる時間を少し多めにとるのがおすすめです。日中観光は蒸し暑いので歩くスピードも遅く、想定より観光に時間がかかります。
また、レストランも事前に決めておくことで当日になって探す手間と時間が省けます。タイはのんびりとした時間が流れるので、注文してから提供されるまでに時間がかかることもしばしば。時間に余裕がなくなるとせっかくの料理も楽しめませんよ。
バンコク発アユタヤチャーター観光のまとめ
今回はバンコク発アユタヤ貸切チャーター観光の選び方や注意点について紹介しました。以下ではこの記事のポイントをまとめました。
アユタヤ観光におけるチャーター利用の魅力は効率性と自由度にあります。ただし、料金相場や注意点を押さえておかないと、トラブルに遭遇して残念な旅行になりかねません。アユタヤ観光を存分に楽しむ準備をして、思い出に残る素晴らしい旅行をお楽しみください！
Writer／この記事を書いた人
古川 悠紀トラベルライター
大学卒業後、日本で販売店営業、外資（米国）メーカー勤務を経て2011年にベトナムのホーチミンに移住。トラベルライターとして東南アジアを周遊し、旅行・生活・経済の現地情報を発信。実績にAll About、阪急交通社、自著「ベトナムとビジネスをするための鉄則 55」、寄稿「トリコガイドベトナム（アルク出版）」、「複住スタイル（英和出版）」、下川裕治著/編に記事の寄稿等がある。